2018/11/06

9月末に、第13回アジアコンテンポラリーアートショーが、金鐘にあるコンラッドホテルで開催されました。

今回は、40階から43階までの客室すべてが、80以上のアジアやヨーロッパからのギャラリーの展示室に様変わり。バスルームにも、ベッドの上にも、アート作品がずらり。

「バスタブに、アート作品なんて飾って、ぬれないの?」なんて、勝手に心配していましたが、まぁ大丈夫なようです。

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バスルームで絵画鑑賞。。。。。

アジアを中心に、世界各地のギャラリーが、一押しの作品を持って集まっているため、どの部屋も個性的。せっかくですから、日本から参加していたギャラリーの部屋を訪ねてみました。

まずは「みんなのギャラリー」。東京の上野から、今回は初参加。写真や絵画に陶器など、いろいろな作品を展示していました。中でも人気は、石黒あきらさんの、タイガーのマスクをつけた陶器のキューピー。被ったら2頭身くらいになってしまう、大きなマスクをつけた姿が、キューピーちゃんのかわいさをひき立てます。

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夜に訪れたので、少し写真が怖いキューピーちゃんになっています 笑 。キューピーちゃんは、左のマスクを装着できます。

次に訪れたのは、銀座にギャラリーを構える「翠波画廊」。ここでは、日本の誇るアーティストで、香港でもファンの多い「草間弥生」氏の絵画と、フランス人画家の作品を中心に展示。「日本のギャラリーが、香港で西洋画を売るんですか?」と思わず尋ねると「よく言われるんですが、我々は西洋画を中心に扱う画廊なんです」とのこと。

ほとんどのギャラリーが1部屋内で展示していた中で、2部屋を用いた展示で目立っていたのは

「小宮山書店」。神田にある老舗古書店の3代目の小宮山慶太さんが、展示室にいらっしゃいました。現代アートや写真集、美術書の扱いを得意とするお店です。小宮山さんは、NYやロンドンなど、海外での展示会に積極的に参加されていて「日本人ならではの繊細な技術は、他の国には真似できないですよね」とおっしゃっていました。

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小宮山書店3代目の小宮山氏

廊下を歩いて部屋に入る瞬間「この部屋はどうなっているかな」とワクワク。ホテルならではの、楽しい展示です。

ただ、ここは普段くつろぐための部屋。控えめのライトを使って、いかに作品をきれいに魅せるか。どのギャラリーも苦心していた様子。

これほど、世界中のアートに触れられるのも、香港ならでは。

脳の、いつもと違う部分が刺激されるような、そんな感覚を覚えます。お値段も、比較的手に入れやすいものが多くありますし、気に入った作家の作品を、投資目的、それからその作家をサポートする気持ちで購入するのも、良いかもしれません。

年に2回催される、アジアコンテンポラリーアートショー、次回は来年の春に開催。香港にいる間にぜひ訪れてみてください!

 

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