充実度120%! 漢方を知って賢く夏を乗り切ろう リポート

    美肌パックでお肌しっとり 夏バテ予防!
    漢方ライフのヒント満載 香港的漢方講座レポート

    大雨続きの香港。黑い雲が空を覆い、湿度97%という某日、高温高湿の⻑〜い夏を乗り切るための漢方講座「漢方ライフで夏美人!アンチエイジングの基本」に参加してきました!

    講師は、薬剤師で国際中医師の林三貴先生。漢方と聞いて思い浮かべるのは、「身体にいい!?」「自然な治癒力を高める!?」というイメージ先行の漢方初心者のために、まずは漢方とは何ぞやを教えていただきました。それはズバリ、養生。漢方ライフの第一歩は、日々の生活を見直し、健康に留意すること。「漢方=漢方薬を使って治療する」だけではないんですね。

     

    漢方の考え方の基本は、「人間は自然の中の一部である」ことだそうです。人間は、海、山、動物、などとともに自然界の一部として、互いにバランスを取り合いながら存在しています。人間も同様に、臓器や器官が有機的に結びつき、バランスをとって身体を整えているのです。そのバランスが崩れると、自然界では災害が起こり、人は病気になる。バランスの弱いところを補い、相乗、調整することで身体を整えていくのが漢方の考え方。体の中で起こっていることは自然現象の一つであり、いうなれば漢方はバランス学なのです。

    漢方 ワークショップ LEI 香港レイ

    印象に残ったのは、自然界の摂理として、バランスをとる上でポイントとなる数字は、左右対称の偶数よりも、「5」が多いということ。ヒトデはもちろん、お花も、花弁5枚が多いのだとか。そして講座では、このキーナンバー「5」にちなみ「五味子」という漢方素材を煮出したお茶をいただき、本日の体調をチェック!

    五味子は、名前の通り「苦・酸・甘・塩辛・辛」の5つの味が隠されている不思議なお茶。ベリー系の酸味をベースに、健康であれば5つの味が感じられますが、その日の体調や天候により、味覚が異なるそうです。わたしは、強い酸味に漢方特有の苦味を感じましたが、「甘みがある」「ただただ酸っぱい」など受講者の感想も様々。足りない味覚、強すぎる味覚はバランスが崩れているサイン。各味に関係の深い五臓の機能が弱っているのかもしれません。ビタミンCも豊富で美容健康にとてもいい五味子茶、毎日の体調チェックに、朝の一杯を日課にしてもいいかな、と思いました。

    その後、各々が持参した手鏡で、舌による体調チェック方法を学んだあとは、高温多湿の香港ならではの上手な水分の取り方、汗のかき方を中心に、夏バテ対策、夏老化対策のポイントをしっかり教えていただきました。

    そして、お待ちかねの漢方美肌パック体験です!

    今回は、先生が配合してくださったハトムギの基本パックに、当帰や田七人参など4種類の漢方素材からお好みのものをトッピングします。テーブルの上には、漢方生薬やお粉が並び、効能や使い方を教えていただくと、香りを確かめたり、メモや写メをとったり、皆さん真剣そのもの。

    材料を加えて混ぜ混ぜ、ペースト状になったものを片方の手の平にのばして約10分。洗い流してみると、「すべすべ〜!」「白くなってる!!」「しっとり!!!」など、あちこちから感動の声が!左右の手のひらを見せ合い、その即効性に驚き、みなさん大喜びでした。

    (みなさん、パックは左手に塗布。パックを塗らなかった右手との違いは写真でも一目瞭然です)

    パックを塗っている間は、林先生おすすめの夏の養生ドリンク、「酸梅湯(サンメイタン)」をいただきました。日本でも熱中症に梅干し、など言われますが、この中国の伝統的夏の飲み物は、梅を燻製した「烏梅」という素材をメインに5種類の漢方素材を煮出しています。かなりスモーキーな香り。うーん、鼻から喉が煙くなったような、クセの強い味でした。先生曰く、氷砂糖やソーダ割りでおいしくいただけるということ。しっかりメモメモ…。

    スーパーで簡単に手に入る素材、オススメの漢方薬店なども教えていただき、香港ならではの漢方ライフ、実践できるアイデアをいっぱい学び、さらにお土産までいただいた、大満足の2時間、(予定時間をかなりオーバーして約2時間半)。東洋医学や漢方というのは、難しそうだったり、面倒臭そうにも聞こえますが、漢方とは、自然の中で自分を、生活を見直そうという意識につながるものなんだと実感しました。キーワードは養生!まずは意識改革から!

    さてさて、お土産にいただいた酸梅湯を、お家で作ってみました。