2021/06/30

こんにちは。前回から始まった李家の休日。今回ご紹介するのは西貢カントリーパーク内の蠄蟝石頂(別名玉印石)です。山の上にある六角形の岩が重なり合っている奇石を見に行くハイキングです。

前回はまっすぐ伸びたコンクリートの道を歩くだけの超初心者コースでしたが、今回は、グーグルマップにも載っていなくて、道案内にハイカーがカラフルな紐などで目印をつけているという中級コース。この日のためにハイキングスティックとハイキング用の運動靴を買いました。

ちなみに我が家がハイキングに利用しているアプリはHiking Trail HKというもの。グーグルマップには出てこない道や、そこが危険かどうかの表示も出ます。

出発は西貢のカントリーパーク内、西湾亭から。西湾亭へは西貢の中心地マクドナルドの前から29Rというバスが出ています。始発は8時半ですが、すでに8時前には大行列。かなり早くに列に並ぶことをお勧めします。もちろんタクシーでも行けます。

西湾亭までは30分ほど。バスがついたところにトイレがあります。いよいよスタート。西湾亭から30分ほど歩いて吹筒坳へ。吹筒坳までは舗装された道路が続きます。吹筒坳から玉印石へは右手へ、まっすぐ行くと西湾ビーチへ行けます。サーフィンに最適だそうで、道中サーフボードを担いでいる人がたくさんいました。吹筒坳にはベンチがあり、他にも腰かけられそうなスペースがあるので、小腹がすいたこともあって一旦小休憩を取りました。小休憩後いよいよ、玉印石へ向けて出発です。しばらく階段が続きます。この道はトレイルランナーが多いので、時々避けながら。子供がぶつかって飛ばされないかがちょっと心配でした。

陰になるところが全くない分、西湾のビーチや山々が見え、絶景が楽しめるコースです。風や日差しは避けられないので、寒くも暑くもない季節がおすすめです。

吹筒坳までと違って舗装はされておらず、ところどころ歩きにくいところや滑りやすいところも。途中からけものみちのように草の間を歩くところもあります。足元に木の枝が飛び出していることが多く、しっかり足を覆える服装で行くことをおすすめします。

見通しが良いので、目的地が途中から見えてくるのですが、そこから意外と遠く感じました。玉印石には吹筒坳から1時間ほど。

石の上に登って写真を撮るには順番待ちが必要です。わたしは上に登るのは怖いので、夫だけ登りました。意外と上に登るのは簡単で立つ場所もスペースが広くあり、下から見るほど怖くないとのこと。

帰りは来た道を戻り、吹筒坳で休憩を取り西湾亭へ。12時に近くなるほど、人が増えてくるので、やはり朝早い時間がおすすめです。ただお昼ごろは29Rのバスがない時間があるので、タクシーが争奪戦になることも。グリーンタクシー(新界エリアのみ走れるタクシー)しか来ないことも多いので、お気を付けください。

初めての本格的なハイキング。舗装された道路ではなく、ハイキングらしい山道に子供も楽しめたようでした。スティックとハイキング靴が大活躍。素晴らしい景色と植物にも癒されたハイキングでした。

 


田上えり

2004年来港。香港の造園家3代目に嫁いで17年目。家族は香港人の夫と娘一人。日本でメーカー勤務、香港にてピアノ講師を経て、2020年3月まで7年間リトミック教室を主宰。現在はK.K.Gardenでプリザーブドフラワー販売、リボンとハーバリウムのレッスン・販売に従事。K.K.Gardenのブログameblo.jp/kkgardenhk

 

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