2026/06/16
少し前の話になりますが、アンソン・コン(江※生、以下「AK」)の主演映画『我們不是什麼』のHK$1,000万記念として、ファン参加型のイベントが開催されました。会場は作品のロケ地のひとつ、西營盤にある「摩登快餐廳」というお店。店名に「快餐」とある通り、提供の速さが自慢でお財布にも優しい、香港の庶民の味方のお軽食店。こんな「ザ・香港の日常」という生活感たっぷりの空間に主要キャストメンバーが集結し、お店のスタッフに扮して作品をリピート鑑賞してくれた映画ファン達をもてなす、という趣向のイベントでした。
ⒸLinda Hung-Hom
通常、イベントやコンサートなど、特殊な環境でしか目にすることができないAK、そして映画のスターたちが高密度で、現実感溢れる店内に集合した様はまさに圧巻。リアルに近い環境の中では、彼らのオーラは相対的に増強。生活感溢れる環境を、非現実的なスペシャルでアメージングな空間にトランスフォームするセレブのパワーが充満していました。特にAKが放つ、メディアを通しても感じられる高密度のエネルギーは、ダイレクト感じるとまさに火の玉。そして画面(2D)に収まりきっていなかった容姿の優秀さがまだまだある事も確認できました。
Courtesy of Golden Scene
こんな風に日常(に近い)風景でMIRRORのメンバーを目にする機会はなかなかないですが、それでも彼らを目の前にする時に生じる特別感は圧巻。いつもいつもこちらの想定を大幅に上回ってくれるのです。
メディア越しに感じていたイアン・チャン(陳卓賢)はシャイで言葉少なな、クールな青年。本誌インタビューで日本の音楽について話を振った途端、にこやかかつ雄弁に語り始めた姿はまさに嬉しい驚き。彼の本質にあるのは、何よりも音楽への情熱なのだろうな、ということがダイレクトに感じられました。
ⒸLinda Hung-Hom
ファンミーティングで、うちの娘が少し周囲のサポートを必要とする状況にあったことに瞬時に気づき、暖かく、かつさりげなくサポートしてくれたのはロックマン・ヨン(楊樂文)。普段、マッハの頭の回転の速さでキッチリメンバーをけん引するリーダーシップを見せる彼の根底には、こんなにも細やかな気遣いが隠れていたのだなあと瞳がうるうるした体験でした。彼を隊長に選んだ花姐の慧眼には本当に脱帽です。
至近距離で見るアンソン・ロー(盧瀚霆)は例えていうなら、透明感のある天使。スキンケアのイベントで彼の姿をカメラを通さずに見て分かったのは、もともとの端正な顔立ちと立体的な造形。これが画面越しでは何倍にも増幅されてお化粧の印象を強くしているのだなという事が確信できました。リアルな彼のナチュラルな美しさ、まさに神、です。
ⒸLinda Hung-Hom
ジェレミー・リー(李駿傑)はMIRRORの中では「お母さん役」と称される通り、細やかな気遣いで知られていますが、彼の心配りを実感したのは、ショートインタビューの時。ステージで見るより高身長だった彼は、こちらが構えるカメラの位置をみるなり、とっさにごく自然に軽くかがむような素振りを見せてくれたのです。結局こちらがミニ三脚を使うことで解決したのですが、なんの躊躇もなく、自らがこちらに寄り添ってくれるスマートな態度を見せてくれたことに感動!
イーダン・ルイ(呂爵安)の凄さはオフカメラの時、何の演出もない場所で見せる「言葉の反射神経」の鋭さ。イベントなどでファンが全方向からランダムに投げかける言葉に、瞬時にユーモアをもって、大喜利ごとく応える様にはいつも感心。彼が本物のエンターテイナーである証拠だなあと感動するのです。
ⒸLinda Hung-Hom
でも何と言っても圧巻なのは、12人全員が目の前に現れた時の神々しさ。それぞれが独立した輝きを持ったメンバーが目測2,3メートルの場所に立っていると、それだけで周囲が笑顔に。サンリオのイベントでは、至近距離のメンバーを前に、プレスエリアの隣人たち(音響担当のおじさんを含む)も同様ににこにこ笑顔に。いったいどんな魔法を使えばアイドルとは無縁のおじさんまでも微笑ませることができるのか。いつも不思議に思うところ。
メディアを通して感じられる、プロとしてのつくられた姿が輝いているのは、メンバーそれぞれの中に元々持った気遣い、エネルギー、美しさ、知性、などの素質が詰まっているから。本物の原石でなければ、どれほど磨いてもダイヤモンドの輝きは放てない。素晴らしい素質が詰まった12個の原石。美しく磨かれてもふとした時に原石の素質もそこに見える。だからこそ彼らに夢中になれるし、目を離せないのかもしれません。
原石を磨き続けてくれて、ありがとう、MIRROR!
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紅磡リンダ(ほんはむ りんだ)
20年にわたる英国生活、広告代理店勤務、編集者稼業に終止符を打ち、2019年に香港に移住。
移住とともに人生で初めてアイドルに目覚め、MIRROR 沼に沈没。沼から鏡(ミラー)越しに見える、新しい香港を発見する毎日を送る。2025年は66回 MIRRORのコンサートやイベントに参加する程の中毒に。現在、大学院生として香港の歴史(特に映画の歴史)を学んでいるが、そのきっかけがMIRRORだったことは、教授には内緒。
Instagram 紅磡リンダ【星版】hunghom_linda_qedan
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