2022/10/29

待ちに待った規制緩和で、香港から日本へ帰省しやすくなりました。今回は2022年10月半ばに12歳の子どもと2人で帰省した時の出入国、そして香港への入境あれこれをシェアしたいと思います。

日本に入国するためにはワクチン接種3回の接種証明書、もしくは72時間以内の陰性証明書を取得する必要があります。香港への入境には抗原検査を自己申告しなければなりませんし、その後もPCR検査などと対応しなければならないことはたくさんあります。今回、コロナ後初めての帰省で、何かと準備やら登録やらが大変だったので、今回こちらでその手順や気をつけておくべきところをご紹介しようと思います。

わたしたちのケースは、今回ワクチン3回接種をクリアーしていなかったので、日本へ入国する際には陰性証明書が必要になりました。また、香港への入境は香港住民であれば、ワクチンの接種回数に関わらず、抗原検査を自己申告することで可能になりました。
(2022年10月29日現在)

✳︎ 2022年12月14日付けで防疫対策の緩和策が発表されました。自宅検疫期間中に課される義務的核酸検査は3日目のみとなり、その結果が陰性であれば、健康コードはグリーンコードに変更されます。


香港出国から日本入国準備

1−1)陰性証明書の取得について
ワクチンを3回接種している方は、陰性証明書の取得は必要ありません。(2022年10月29日現在)

検体の採取に関しては、採取から数えて72時間以内です。証明書を取得してからの72時間ではありません。そこを間違えて失格になったと聞いたことがありますので、気をつけましょう。

今回わたしたちがお世話になったのは、中環にあるINDICAID LAB というラボです。
毎日10時から、最後の予約は18時半。完全予約制です。

スタンダードを申し込むと、1人HK$480で翌日11時に結果がSNSにて連絡がきて、リンクから証明書をダウンロードできるようになります。証明書をわざわざ受け取りに出向く必要はありません。ちなみにエクスプレスのプランですと1人HK$780で、もし午前11時半までに採取すれば同日の18時までに結果がでます。

陰性証明書は以下のような形で発行されます。

 

 

ちなみに、在香港日本国領事館に電話で確認したところ、香港政府が行っているPCR検査で証明書を出してもらっても日本政府の規定を満たしていないということで、旅行用の証明書にはプライベートクリニックやラボを利用しないといけないとのこと。

日本政府からの採取方法の詳細は以下の通りです。厚生労働省のサイトに詳細があります。(写真下)ただ素人のわたしには一体どの方法を採取方法として採用したら良いか少々困惑したので、ラボに直接聞いたところ、採取するナースは慣れているので、日本行きを告げた上で、当日直接相談して決めても良いとのことでした。その際に、厚生労働省が出している採取方法と、検査方法(写真下)を見せると良いでしょう。

 

 

INDICAID LAB のWebサイトから予約を取る場合、時間と、採取方法を選ぶ欄があります。採取方法は、後で相談して変更しても良いので、どれを選んでも良いとのこと。わたしたちが行った時は、わたしたち以外希望者はいませんでした。当日はパスポートが必要です。また、待っている間に水などを飲むと唾液採取は採用されなくなります。

わからないことはwhatsApp(3700 8888)で質問すれば、丁寧に教えてくれます。わたしにとっては、初めての経験でしたので、何でも的確に答えてくれてとても心強かったです。

 

実際、自宅でも抗体検査はしていたので大丈夫とは思っていたものの、やはり正式にお墨付きを頂かないと安心できませんよね。でも出発前日に陰性証明書をいただき、晴れて帰省が現実と感じました。

 

1ー2)厚生労働省によるワクチン接種証明書の条件はこちらをご覧ください。

厚生労働省による案内  https://www.hco.mhlw.go.jp/

 

2)証明書をアップロード
[My SOSをダウンロード(11月1日からはVisit Webへ)](2022年10月29日現在)

陰性証明書をもらったらすぐに携帯用のMy SOSアプリをダウンロードしてデータをアップロードします。これは搭乗手続きをするときに、見せないといけないのですが、登録してコンファメーションが出るのに時間がかかったので、前の晩には完了されていることをお勧めします。

3回接種の証明書が既にある方は、同じように証明書を早めにアップロードするのが良いです。

【重要】厚生労働省によると、11月1日から「入国審査」「税関申告」「検疫(ファストトラック)」機能をWeb上で行うことができるVisit Webのシステムがバージョンアップされるそうです。この記事を読んでくださる方のほとんどは、新しいVisit Webというものにアップロードする必要がありそうです。検疫に関しては事前に証明書などを登録することで、携帯画面上に出てくるQRコードを見せれば手続がスムーズに進むとのこと。詳細は、以下のウェブサイトでわかりやすく説明しているのでこちらをご覧ください。
https://vjw-lp.digital.go.jp

 

 

これらのデータは空港でのチェックイン時、また着陸後から日本入国までに2〜3回の提示が求められます。私たちは福岡到着で、飛行機から出た後すぐに物々しい検疫チェックのような関門が2ヶ所、入国審査前にありました。誘導には十分な空港職員がいましたので、スムーズに入国できました。

 

また、わたしたちは久しぶりの日本で高齢者にも会ったので、香港から抗原キットをたくさん持って入国し、特に高齢者に会う日は毎朝テストをしていました。日本で抗原キットはマツキヨやコンビニでも購入可能ですが、香港から持って行った方が探す手間もかからないし、どうせ香港入境のためにも必要なので、持参するのが良いと思います。

 

 


香港入境準備

1)日本を出国する前にすること
(2022年10月29日現在)

香港旅行をしたい方は、HKIDを持たないワクチン非接種者(旅行者)の入境はまだ認められていません。有効なワクチン接種と接種回数は以下の通りです。
https://www.coronavirus.gov.hk/pdf/list_of_recognised_covid19_vaccines.pdf

 

香港在住者の香港入境に関しては、まずは在香港日本国総領事館による入境時の義務的検疫措置撤廃に伴う変更等のお知らせをご参考にどうぞ。

「出発予定時刻24時間前以内の迅速抗原検査の陰性証明をオンライン健康申告時に登録する必要があります。なお、迅速抗原検査は各自で実施したもの又は医療機関で実施したもののいずれでも認められます。」
(オンライン健康申告)https://www.chp.gov.hk/hdf/

 

【重要】入境のためのQRコード取得と登録方法は以下の通り

www.chp.gov.hk/hdf/へ入り→ Submit Health Declaration Form をクリック→ その後 Hong Kong Airport を選択。必要事項を記入し、滞りなく全て記入、誓約書をチェックしたら、QRコードが出てきます(通常問題なければグリーン)。QRコードは各自が持った方が混乱が少なくて良いので、まず各自が持てるようにスクリーンショットを撮り、シェアしました。
ちなみにQRコードの有効期間は発行後96時間です。

 

空港チェックインでは、パスポートとHKIDと一緒にQRコードの提示を求められます。そして香港着陸後は、すぐに特設の検疫場所に誘導されて、QRコードの提示を求められ、PCR検査をします。PCR検査の結果は待つ必要はなく、次の日にメールにて結果が送られてきます。空港は乗り入れ便が少ないのか混雑はなく、スムーズに帰路に着くことができました。

 

ちなみに、現在(2022年10月29日現在)、ワクチン未接種の旅行者は香港には入境できません。また、2回接種していたとしても、最初の3日間はレストランなど一定の場所には入れませんので、日本から週末を利用した短期旅行にはまだまだ敷居が高そうです。

 

2)入境後しないといけないこと

① 検疫では以下のような紙を渡されました。

これは入境後、入境日を0日とし、7日間入境者が観察期間として、行わなければならなことが案内されています。紙面に書かれてある通り、まずはQRコードから登録をします。その時に必要なものが、HKIDと入境時に見せたQRコードです(写真下)。このQRコードの下に書かれた下4桁(黄色い部分)を入力します。

 

 

② 完了すると、以下のような書類をダウンロードすることができます。なお3歳以上は皆、観察期間の該当者になりますのでご注意下さい。入境日を0日とカウントします。

1)3日間の医学観察期間(この間はレストランなどへは入ることができません)
2)4日間の自己観察期間(検温や体調観察が必要)
3)入境後7日目まで、毎日、各自で抗原検査の実施(写真に撮ってアップロード)
4)2日目、4日目、6日目の合計3回、コミュニティー検査センター等でのPCR検査
(PCR検査の前に、抗原検査結果が陰性であることを確認してから、検査会場に行くこと)

 

 

③(2枚目の黄色い部分)到着した翌日の11時以降に入境者はCovid-19 MEdical Surveillance System (eCMSS)https://www.chp.gov.hk/ecmss にアクセスして必要事項を書き込み、その日の抗原検査の結果をキットの検査結果の写真と共にアップロードできます。その際に最初に書き込む必要があるのが、HKID、香港の電話番号、そして1枚目の紙(写真上)の右下部分にある数字の下4桁となります。毎日同じ要領で7日間行います。こちらのアップロードは義務ではありませんが、必ず結果を写真に撮って保存し、リクエストがあれば提示できるようにする必要があります。

 

【重要】2日目、4日目、6日目の合計3回は、コミュニティー検査センター等でのPCR検査が義務化されています。eCMSSに抗原検査結果をアップロードする際に、コミュニティー会場別の検査日や時間なども予約登録が可能です。会場にはHKIDが必要ですので忘れずに。検査結果は翌朝、SNSで送られてきます。

 

PCR検査や迅速抗原検査で陽性となった場合は、ワクチンパスは赤色に変わり、隔離措置は域内感染例の取り決めに準ずるとのことです。その場合は管理局から連絡が入るでしょう。

また、これらの義務を怠った場合、虚偽の申請をした場合は、最大HK$50,000の罰金、もしくは6ヶ月の禁固刑となる可能性があります。

 

こちらは香港観光局によるリンクです。ご参照ください。
https://www.discoverhongkong.com/jp/plan/traveller-info/boarding-and-testing-arrangements-upon-arrival.html


番外編

日本で香港のクレジットカードでチケットなどを取ろうとすると、陰性証明書を求められることがありました。

例えば、ユニバーサルスタジオでは24時間以内の陰性証明書がないと香港のクレジットカードではチケットが買えなかったので、旅行中にわざわざ陰性証明書を取りに民間の検査ラボに行く事態となりました。ただ取得後わかったのですが、日本のクレジットカードで買おうとするとその必要がなく、すんなり購入できます。ちなみに検査ラボは、検索すると色々出てきますが、どこも予約制で、半日しかやっていないところもありました。検査結果はメールで送られてきます。

ちなみに、今回8カ所のホテルに滞在しましたが、館内マスク着用の放送が流れているところが多く、朝食のビュッフェなどは消毒した後に、プラスチックの手袋をして食事を取りにいったり、黙食を勧めているところも一定数ありました。しかしながら、国内線空港は修学旅行生や出張のビジネスマンで溢れかえっていて、飛行機や新幹線などもほぼ満席。観光地も人で賑わっていて、社会的には動いている印象でした。

 

今回一連の手続きや義務をこなしてみて、まだまだハードルは高いなと感じますが、それでも前よりは移動が楽になったので、懐かしい顔を見るために帰省する価値は十分にあると思った次第です。ただ、わたし自身はあっちの登録、こっちの登録と、それを理解するだけで疲れ果ててしまいました。そんなわけで、この情報を書くことで、必要な方の役に立てればと思います。さあ今から3回目、最後のPCR検査行ってきます!


編集部

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