2025/03/06
20世紀最も重要なアーティスト、
フリーダ・カーロの人生を讃え
舞台は彼女の色彩豊かなアートと
メキシコの伝統に触発され制作されました
20世紀の最も重要な画家の1人であるメキシコ生まれのフリーダ・カーロ(1907-1954)は、芸術的主観性、女性解放、そして夢や無意識、幻想的なイメージを通じて現実を超えた表現をするシュルレアリスム(Surrealism)の象徴でもあります。
舞台ではアイコニックなアーティスト、フリーダの多面的な人生の物語を、彼女の大胆な絵画や自画像の視覚的に豊かなイメージを通して進行していきます。まずはハイライトをご覧ください!
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見どころ(1):ダンスと絵画の融合
『フリーダ』の初演は2020年にオランダ国立バレエ団で公演されました。振付家のロペス・オチョア氏は「フリーダは多くの痛みを伴う困難な人生を送りましたが、彼女はその状況をインスピレーションの源にしました。わたしは身体的な不自由さと常に伴う痛みを芸術に変えたことに深く感動しました」と、その発言通り、古典と現代をシームレスに融合させ、オチョアの独創的なフリーダの世界観が見事に表現されています。ダンサーたちが激しい恋愛関係や、心を引き裂く苦闘、そして複雑で妥協のない芸術への飽くなき探究などに観客は引き込まれるでしょう。フリーダの絵画スタイルが振付に反映されていて「ダンスと絵画の境界が曖昧になるほど」と言われるアチョア氏の振り付けも見ものです!
見どころ(2):鮮やかな色と音楽のマッチ
衣装とセットデザイナーのデイユウェケ・ファン・レイ氏は、フリーダのアートからアイコニックな要素をデザインに取り入れました。骸骨、メキシコのスカート、動物たち。それらが観客をフリーダの絵画の世界に引き込みます。ショーは黒、灰色、白の世界から始まりますが、フリーダが絵画を発見すると、セットは色が爆発したように鮮やかに変わります。イギリスの作曲家ピーター・セイレム氏の活気に満ちたオリジナルスコアに、マリアッチ、フラメンコ、ジャズの鮮やかなタッチが加わり、フリーダの幻想的な世界の魅力的なキャラクターたちが生き生きと登場します。
フリーダのあらすじ
活気あふれるフリーダ・カーロがティーンエイジャーの頃、予期しないバス事故に遭い、彼女の生活は一瞬にして永遠に変わります。ベッドに寝たきりで孤独な彼女は、フェミニストおよび反植民地主義の理想を表現するために、独特の先住民メキシコスタイルで絵画に取り組み始めます。その後、有名な壁画家ディエゴ・リベラと出会い、二人は恋に落ちて結婚します。彼らの関係を通じて、フリーダは健康、結婚の忠実さ、妊娠能力に関する重大な問題に直面します。
カップルは仕事のためにアメリカにほぼ3年間滞在、メキシコに戻ると、彼女の健康は急速に悪化し、医療費を賄うためにより大きな作品を描きます。ディエゴが彼女の妹クリスティーナと不倫をしていたことを知ったとき、彼女は深い鬱に陥り、痛み止めに依存するようになります。絵を描くことも、家を出ることさえできなくなったフリーダは、47歳で亡くなります。
『Frida(フリーダ)』
公演日:2025年4月4日(金)7:30pm
2025年4月5〜6日 (土& 日) 2:30pm & 7:30pm
会場:Lyric Theatre, The Hong Kong Academy for Performing Arts
https://www.hkballet.com/
チケット購入: Cityline
$1,200 (limited VIP tickets), $720, $500, $350, $250
全日学生とシニアは半額
適正年齢6歳以上
公演時間は休憩挟み2時間
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