2022/07/30

暑い日が続きます。東京は熱中症警戒アラートというものが発令する日もあって、子ども同様、付き添うわたしたちも水分と塩分補給をしないと危険なくらいで、マイソルトを携帯しはじめました。

そんな中での夏休み、二人の子どもたちと久しぶりに朝から晩まで一緒の生活です。

毎日「公園行きたい、プールしたい、お買い物行きたい」の要求をどううまく切り返すか知恵を絞る日々です。

8月がんばっていこう。

 

さて。息子が4歳の誕生日を迎える直前に、ちょっとした事件がありました。

7月に入り息子の幼稚園のクラスに新しい女の子が仲間入りしました。息子はとっても嬉しかったようで、率先して一緒に遊ぼうとたくさん(しつこく)話しかけ、あちこち連れて行きたくて腕をぐいぐい引っ張ってしまったよう。

積極的がすぎてしまい、最終的に女の子が「腕が痛い」と泣いてしまった、とその日は先生から報告がありました。

「腕が痛いって泣かせちゃうほど引っ張ったことは良くないよね、明日謝ってまた仲良く遊ぼうね」と伝えた翌日。

今度は腕を掴んだわけでもなく、息子がまた一緒に遊ぼうとしたら、その女の子はパニックになって泣き喚いてしまったそう。

今回は何も悪いことをしていないのに、目の前で女の子に大声で泣かれたことがショックだったみたいで、その後息子ががっかりしてしゅんとしてしまったのを見ていた先生たちがフォローしてくださり

迎えに行った時は少し元気を取り戻していて、さほどの変化は感じなかったのですが

先生方から「今日はこんなことがあったのでおうちでも様子をみてあげてください」と言われることがありました。

 

息子には悪気はなかった。初見の腕を引っ張りすぎたことは良くないことだから、次は気をつけてね、の約束は守って遊ぼうとした。

先生から話を聞くと、「新入生の子は帰国子女で今まで大人数でのクラスに参加した経験がなく、クラスの雰囲気に慣れるだけでも精一杯だったところに、息子の行動が重なって混乱していた感じがしました。

決してその子に手を出したり意地悪をしたわけではなかったので、急に泣かれて息子さんもショックだったと思います。こちらからも、悪いことはしてないよね、でも今〇〇ちゃんはちょっと違うことがしたいのかもねーと伝えておきました。

今、息子さんは一生懸命、どうしたら仲良くなれるか、自分の思っていたことと違う行動をされたらどう対応すべきか学んでいるところだと思います」と先生からお話いただきました。

 

親として。

本人からも事情を聞きたいしどんな気持ちになったのかも知りたかったけれど、今回はぐっと我慢してみました。

きっとこれからの人生、団体生活の中でこういうささやかな齟齬って幾度も起こり得るだろうし、幼少期の感情が揺さぶられる経験ってなんだかとても貴重な気がして

そこに親が先回りして、子どもが自分自身で考えることを邪魔したくなかったというのが正直なところでしょうか。

「子どもを信じて見守る」

育児書でよく見かけるフレーズですが、ああこういうときのことかな、と思いました。

明らかにいけないことは注意しますが、今回のきっかけは息子の「一緒に仲良く遊びたい!」という気持ちがきっかけ。

相手との温度差があってうまくコミュニケーションできずに不安にさせてしまったけれど、そこから相手の気持ちを想像して、どうしたら楽しく一緒に過ごせるかたくさん考えられたかな。

優しさが空回りしちゃったんだよね。

たくさん間違えて良いよ。

 

3日目はちょうど七夕の準備をする日で、みんなで協力して飾り付けをしたそうで息子の周りにお友だちが集まっていて、その女の子も気になったみたいで自分からその輪の中に入っていけて楽しく遊べていました、と先生から聞いて

だんだんと距離を縮めていけると良いね、とホッとしました。

その後の報告はないので、きっとうまくやっているのでしょう。親子で貴重な経験でした。

 

 

幼稚園生活。

息子もわたしも最初こそ馴染めるか心配でしたが、先生方をはじめたくさんの大人がわたしの代わりに優しい声かけや、お友だちとの関わり方、遊び方を教えてくれて、息子を見守っていてくれることに感謝するべきでした。

まだまだわたしも母として4年目。

わたしの選択はこの子にとって最良だったか、こんなことで怒ってしまって良かったのだろうか。

二人育児になってから一人一人とちゃんと向き合えているだろうか……

日々不安や迷いは尽きないですが、幼稚園で先生方と日常生活のことで相談する機会があったり、ママたちとも送迎で交わす何気ない会話だったりで「孤育て」にならずに過ごせている気がします。

ただただ「おはようございます」や「また明日ね」という何気ない会話でも、地域とみんなと繋がっていることが実感できます。それがとても心強いこと。

そして今回の息子のこの件は、わたしへのメッセージでもあったかな、と思っています。

子どものことも、自分のことも信じて、見守る。

焦って思うようにいかない、そういう時にあれこれ子どもにも口出ししてしまったり

自分自身にも今、子育てを理由にやりたいことができない言い訳を探してしまっている気がします。

間違っても失敗をしても「まあいっか」と、どんと構える。

「また挑戦してみようね」とわたしが子どもに言っている、まさにそれでした。

育児は育自。子どもに学ばせてもらいながら、共に成長していこう。

暑いですし、コロナが再拡大しています。とにかく健康第一で過ごしましょう!

 


筆者プロフィール:  砂賀美希
日本、シンガポール、香港でモデル活動の後、2018年に第一子を出産。オーガニックについて学び関連のゲストスピーカーやWSを開催。香港で妊活中に東洋医学と出会い体質改善されたことがきっかけとなり、現在中医薬膳師の勉強中。2020年10月、第二子となる女児を出産。

Instagram  kimiganasu

 

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