2019/03/16
Hong Kong LEI3月号特集「わたしの更年期」P11でもご紹介している「女性ホルモンを補う」食事。日本マクロビオティック(正食協会)講師であり、陰陽五行研究家でもある新代恭子先生に、マクロビオティックの観点で作っていただきました。(誌面はこちらウェブサイトのemagazineでもご覧いただけます)
イソフラボンを補い、身体を温めるのに加え、東洋医学の考え方も取り入れた 「補肝腎」「補精」「活血」「補気養血」「瘀血」、そしてさらに「腸活」をテーマに組み立てた献立。全体のバランスを考えながら、日常的に取り入れやすい食材で作る、更年期の身体に優しい食事です。
①根菜入り黒豆味噌汁:
イソフラボンの豊富な葛粉でとろみをつけ、黒豆のお味噌、お出汁には大豆の煮汁を使用。根菜と葛のとろみで身体が温まります!
②小豆・黒豆・むかごのごはん:
更年期におすすめの黒豆と小豆、さらに今回は「たまたま手に入ったので」ということで、「腎」を滋養するむかごも入れていただいた炊き込みご飯。更年期に積極的に摂りたい「黒い食材」である黒ごまをかけて。むかごがなければ「とろろごはん」でいただきましょう。
③鮭の照り焼き 紅大根・紅花黒酢・シソ添え:
動物性タンパクも、身体が消化できるだけの分を適量摂りましょう。大根、お酢、シソが消化を助け、その爽やかな香りが食欲を増進します。
④無農薬小松菜の海苔和え・紅花黒酢:
「瘀血」を流すといわれている黒酢と、女性の不調によい紅花を使った和えもの。
カルシウムの豊富な小松菜を、やはり「黒い食材」の海苔で和えます。紅花は女性の不調におすすめ。黒酢に漬け込んでいつでも使えるようにしておくと便利です。
⑤生姜のお漬物:
香りのよい生姜のお漬物を箸休めに。
「大切なのは、少量をバランスよく、ていねいに味わって食べること。どんなものでも『身体にいいから』といって摂りすぎるのはよくないんです。普段食べすぎているものを減らすだけで、調子がよくなったりもしますよ」と恭子先生。派手さはないけれど、じっくり滋養が身体に沁み込んでいくようなお食事でした。ありがとうございました!
※Hong Kong LEIオンライン掲載コラム『教えて!正しい食のお話 vol.27』で、黒酢についてご紹介しています。併せてご参照ください。
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