2025/09/01
2025年に入って、ソロ活動や小隊活動が活発なMirror の12人。フルメンバーでの活動がメインだった頃は12人とそのファンを収容できる大きな会場を多く利用しましたが、今は小ぶりな会場も利用するようになり、わたしたちが訪れる会場の数も増えました。そこで今回と次回はMirrorが利用した香港のコンサート会場、多目的ホールなどをご紹介します。香港でエンタメをお楽しみになる際の参考にどうぞ!
【YouTube】AWEにて。メンバー12人全員が登場すると、大箱のステージも小さく感じます。
まずは大箱。香港国際空港の隣駅に位置する亜洲国際博覧館(AsiaWorld-Expo 以下、AWE)は、大箱の代表格。2024年にMirrorのワールドツアーの幕開けとなった記念すべき会場でもあります。AWE内には1万4,000席、ほぼ日本武道館と同じキャパのアリーナ、そして10のホール(それぞれ2,300席程度)を擁し、Mirrorもイベントの規模によって会場を使い分けています。
左:今年8月に行われたイーダン・ルイ(呂爵安)のソロコンサートはAWEで。写真:Ⓒedan_alamode
右:AWEにはステージが全く見えない「地獄の座席」が存在します。席選びは慎重に。
この会場はビジネスの展示会なども行うので、軽食はもちろん、ビジネス接待にもぴったりな高級レストランもアリ。中国料理の「NUVA」では会場を訪れたスターが食事を、ということもあるそうです。Mirrorのメンバーも食したという叉焼はマストイート! 空港や港珠澳大橋に近いので、海外からのファンが寄りやすいという反面、香港島サイドからはちと遠いのが玉にキズ。ここでのコンサートの参戦にあたっては隣接するホテルに宿泊するというファンも少なくありません。会場内が混雑しているときは、ホテルのレストランを利用、というライフハックも併せてご紹介しておきましょう。
【YouTube】動画の07:15から始まるAWE場内を沸かせたアルトン(王智德)とロッマン(楊樂文)のラップは必見! もはや伝説級! 最高です!
香港の大箱と言えば、「香港體育館」も忘れてはいけません。紅磡駅の隣にあることから「紅館」と呼ばれたり、英語の名称 Hong Kong Coliseum から「コロシアム」とも呼ばれることも。収容数1万2,500人とAWEアリーナよりひと回り小さいですが「ここに出演すれば一流のミュージシャン」と言われ、ミュージシャンの登竜門といったステイタスを持つ会場です。ステージを客席が囲むすり鉢スタイル。(かなり)急な勾配のお陰で、山頂からでもスターの姿を拝められるのが嬉しい特徴。また、アーティストの出入り口が公道に面しているため、追っかけをするファンにとっては、入り待ち・出待ちが楽という利点もあり。紅磡駅の外からも眺められるので、通勤通学途中に思いがけずスターと遭遇! なんてこともあるんです。2022年7月、Mirrorのコンサート中に天井付近に設置されていたモニターが落下、ダンサーが重体になるという痛ましい事故が起きたのもこの会場。必要なサポートを受けるため今もまだ治療中というダンサー阿Moさんの完治をお祈りします。
左:紅磡駅から眺めた「香港體育館」。右:Mirrorの「紅館」デビューを伝える2022年の雑誌記事。
そして今、香港で一番ホットな会場といえば話題のカイタック(啟德)! かつて香港の空の玄関口だったカイタック空港の跡地に開発されたこのエリアには、いくつかコンサートが開催できる多目的ホールがあります。そのうちの一つ、1万人収容の「啟德體藝館(Kai Tak Arena)」はオープン直前の2024年12月、Mirrorのコンサートが会場の試運転として使われました。わたしが喜々として試験対象のひとりとなった体験は、こちらの記事をご参照ください。
カイタックにはもう一つ、香港最大の多目的スタジアム「啟德主場館(Kai Tak Stadium)」が今年4月にオープン。5万人収容の超大箱。Mirrorはここではまだコンサートを行っていませんが、5月に行われた台湾のバンド「五月天(メイデイ)」のコンサートでは、他の会場では限定的に使用されるプロジェクションが壁や天井、会場のほぼ全面に惜しみなく投影され、幻想的な空間を生み出していました。広さにも関わらず没入感が高く、Mirrorがここで演奏してくれる日が待ち遠しいです!
左:幻想的なプロジェクションが会場の興奮を高めます。右:「五月天」初コンサートの我が娘も大興奮。写真を撮りまくり。
ちなみにカイタック両会場では持ち物検査が厳し目なので注意が必要。カメラや大きなサイズの物が持ち込み禁止は想定内ですが、ウォーターボトル(水筒)も持ち込みができません。セキュリティーで発見されたら、会場外の所定の棚に置き去りにする必要があります。Mirrorのファンの多くは推しのブランドボトルを使っているため、紛失した時の心理的ショックは甚大、同じデザインのものを使っている人が多いので判別が困難、さらに入手困難なものの場合、盗難の可能性あり、とリスクしか考えられません。会場内には無料のウォーターサーバーが設置されています。くれぐれもボトルは持っていかないように!
左:写真ではペットボトルが目立ちますが、高価な水筒もここに置き去りにさせられます。右:無料のウォーターサーバーは紙コップと共に、会場内に数か所設置されています。
次回、湾仔のコンベンションセンター、そして中型・小型会場に続きます~!
いろんな場所に連れて行ってくれてありがとう、Mirror!
紅磡リンダ(ほんはむ りんだ)
20年にわたる英国生活、広告代理店勤務、編集者稼業に終止符を打ち、2019年に香港に移住。
移住とともに人生で初めてアイドルに目覚め、Mirror 沼に沈没。沼から鏡(ミラー)越しに見える、新しい香港を発見する毎日を送る。現在、大学院生として香港の歴史(特に映画の歴史)を学んでいるが、そのきっかけがMirrorだったことは、教授には内緒。
Instagram 紅磡リンダ【星版】hunghom_linda_qedan
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