2025/05/21
点心がおいしく良心的な金額で食べられるイチオシレストランとえば添好運(ティム・ホー・ワン)です。香港に数店舗ある気軽に食べられるミシュラン1つ星レストランで、香港の地元っ子や観光客にも人気です。
ここのメニューはどれもおいしく、特に叉燒包(酥皮焗叉燒包/Baked bun with BBQ Pork)は、表面がメロンパンのようになっていてサクサクっとした食感と、もちもちしたパンにトロトロ餡に絡まったチャーシューがとめどもなく食べられる危険なほどおいしい一品として有名です。子どもにも大人気で、瞬時に消えてしまいます。
そんな添好運の点心を食べる時は、お値段も手頃なのでついついたくさんオーダーしすぎてしまいます。そんな時は迷わず食べきれなかったものは持ち帰り、冷蔵庫に入れて、次の日にもお家飲茶をします。
今回ご紹介するのは、冷蔵庫で一晩待っていただいた、食べきれなかった残り物の粽(ちまき)と大根もち。残り物とはいえ、蒸すことでオーダーした時と同じようなみずみずしいホクホク感が戻ってきます。
蒸篭の素晴らしいところは、水分が飛ばずに潤いながら食べ物を調理できることです。特に冷めてしまった残り物のようなものには威力を発揮します。
残り物第1号の粽です。中に豚肉、鶏肉や椎茸などが入っています。
結構厚みがあり、とっても大きな粽で、手のサイズと比べると一目瞭然です。15センチの蒸篭に一杯一杯。厚みもあるので、蓋を重ねられないので、蓋の部分でなんとか丈を稼ぐことに。
そして大根もち。合計3つ入っていましたがひとつは昨日食べてしまいました(汗)。
ということで、下段に大根もち。最上段に粽(本来なら大きく温めるのに時間がかかりそうなものは、火力の強い下段が良いのですが、蓋の高さが必要なので上段へ)3段あるのは、温野菜を食べたくなって、白菜を蒸すことにしたから。いつもの蒸篭にセットして蒸すこと15分。これで3品、今日のランチの準備が全て整いました。
蒸しあがったらそのまま食卓へ。
きっちり巻かれた熱々の粽を開けてみると、しっかりと包まれた大きなご飯が出てきました。そして蓮の葉の大きなこと! 微かに香る葉っぱの香りとおいしそうな具材の香りが入り混じって、なんとも食欲をそそります。15分蒸したら3段でもしっかり火が通っていました。しかも、おいしくいただきましたよ!
ちょっと家事がきついなとか、料理するのがめんどくさいということってありますよね。そんなときにも、香港ならではのおいしい点心のテイクアウトと蒸篭を上手に利用して一食でもチャチャッと作るという方法もあります。たとえ食事までに冷めちゃったなんていうときにも、少し蒸すだけで家で作ったのかと思うほどおいしくなります。簡単と胃袋の満足が揃った家族も自分も幸せな食卓に、蒸篭が一役買ってくれること間違いなしです!
では今日はこの辺で〜。
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