2022/03/15

~わたしたちのカラダは食べたものでできています~

本物の食材を求めて。日本の伝統調味料をお伝えするコラム。~食べ方は生き方

 

◎買い物は投票である

わたしたちの買い物には意味があります。

未来のこどもたちのために、地球環境のために、伝統を守るために、健康のために、、、

個人的な思いでは、伝統製法を守り、安心な調味料を作ってくださる生産者さんを応援するために、調味料の見方をお伝えしてきました。

オーガニックの食材や調味料を選ぶのか、

農薬などを使用された慣行栽培の食材や、化学調味料が入った安価な食品や調味料を選ぶのか。

食べるということは、次世代に残す未来の地球を考え、自分自身の未来のからだをつくるということにつながります。

今月からは、調味料のお話は少しお休みしてビーガンやマクロビオティックなども含め、多角的に食べることについて考えていきたいと思います。

 

食を変えるとどうなるの?

私は香港と大阪で中医薬膳学とマクロビオティックの料理教室を開催しています。※香港は残念ながら休校中

一番最初に生徒さんに伝えるのは、食を変えるとどうなるのか。

マクロビオティックは、玄米菜食の食事療法と思われている方も多いのですが、それは狭義の考え方です。

玄米菜食などの粗食にする、体調が良くなるという方も多いので、どうしても食事療法の観点で見られがちなのですが、、、

玄米を食べることが大切なのではなく、玄米を食べる意味を自分で考えられるようになるということが大切だと思っています。

 

マクロビオティックって?玄米食べるってこと?

元々の意味は、MACRO(大きな)BIO(いのち)TIC(学問)を意味しています。

いのち、生き方を食から考える哲学であり、マクロビオティックは、食についての気づきの学問。様々な視点をもち、自分で食べることを判断することを目的にしています。

以前、香港の教室の生徒さんに、マクロビオティックって総合大学みたいですねとの感想をいただきました。

食から世界経済・政治・農業・医療(からだ)・栄養・歴史・地理・文化・・・・食べるってことは、ただお腹を満たしておいしいだけではないということ。

様々な食の情報があふれる中、情報を鵜呑みにせず、自分で判断する目をもつことが大切なのです。

 

◎判断力は健康から

からだに痛いところがあると、イライラしたり疲れたり、、、からだが健康じゃないと、誰かにやさしくなんてなれません。

まずは自分のからだが元気だと、家族に、周りの人にやさしくなれる。やさしい世界は平和な世界です。

だからまずは、自分のからだの為に食を変える。ふと気が付くと心が変わっています。そして自分に自信を持てる正しい判断ができるようになる

食べることは世界共通で平等。しかも粗食にすることは勇気がいりますが、誰にでもできること。

べることから判断力を養おうとするマクロビオティックは、毎日のごはんからはじめられます。

ぜひみなさまも、今日の買い物から、ごはんから、意識を変えてみませんか?

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~毎日のごはんで身体を調える~ 自然食療法家・国際薬膳師・マクロビオティック講師KYOKO

毎日のごはんが、明日の自分をつくる。中医薬膳マクロビオティック教室では「料理+考える力」を大切にしています。多角的視点で、体調・体質・季節にあわせた食材の選び方や調理法を学びます。生徒さんの様々な体調の質問を皆で読み解き、身体の声が聞こえるようになることが目標です。現在は香港教室は休校。大阪にて、中医学講座、料理教室を開催中。

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