2017/06/01
乗船2日目。
昨夜は疲れて爆睡したこともありますが、海上にいるようなフワフワ感を全く感じる事もなく快適な夜で、すっきりさわやか、壮快な朝を迎えました。部屋のバルコニーに出ると視界には水平線が一面に広がっていました。
早速、プールと同じ階にあるレストランで朝食をとる事に。
こちらは船の中で無料で食べられるレストランのひとつ。ビュッフェタイプで和洋折衷なんでも選べます。1000人ぐらいは余裕で一斉に食べられるほどの広さで、席が見つからないことはほぼありません。ここに来たら乗船客は案外多っかたのかと思ったのですが、船内は広いのであまり混んでいる感じはしませんでした。
体では揺れをほとんど感じないので動いているのかわからない時もあります。でも窓から海面を改めて見下ろしてみると、船は思った以上にはやい速度で進んでいるのがわかります。落ちたらひとたまりもないな〜なんて思ったり。。。
さて、朝食の後は、プールデッキ周辺をお散歩。朝この辺ではヨガ、体操、ダンスなど代わる代わるにインストラクターがプログラムを開催しています。広々としているので思い思いに体を動かす人、ジョギングする人の姿も。私たちは妖怪体操をしている人々に遭遇。
デッキカウンター、朝食に間に合わなかった人のための軽食サービスをしていました。無料でコーヒーや紅茶など頂けるほか、デニッシュなど軽いペストリーもあり。嬉しいサービスです。
実はこの時はまだ知らなかったのですが、船内では毎日分刻みで色んな場所で趣向をこらしたイベントが開催されています。それを知る情報源となるのが、船内で毎日発行されている『Daily News』というペーパーで前夜22時頃に次の日のスケジュールが印刷されたものが配布されます。通常は各部屋に配布されるのですが、この日は配られなかったので、何を体験できるのかフロントまで聞きにいって、初めてこのようなペーパーがあることを知りました。このスケジュールが書かれたペーパーを手にいれてからは鬼に金棒!朝一番で行きたいイベントにはハイライトを引いて、1日のスケジュールを立てて行動することに。充実した船内ライフを満喫できました。
最初に参加したイベントは、子供向けの「鯉のぼり工作」イベントでした。この船は沖縄行きということもあり、船内では日本にちなんだ様々な催しものが開催されていました。
インストラクターは大きなスクリーンに写しだされるので、手元も良く見えます。言語は広東語、普通話、英語で1人のインストラクターが説明をしてくれました。
材料などもすべて用意してくれます。
この旅には子供達も相当数乗船していました。みんな完成した鯉のぼりを振り回して大喜び。
次に参加したイベントは、着物の着付け講習会。香港在住の日本人の着付けの先生にデモンストレーションしてもらいます。
先生は布野さんとおっしゃる方で、香港でも教えていらっしゃると思います。おしとやかに英語で説明しながら実演をしてくれました。
参加者はみんな真剣そのもの。中にはずっと動画を取り続けている人も。
船内では着物コンペティションも同時に開催されていました。乗船客の中には着物姿(?)の方たちもいて【日本】気分を盛り上げてくれました。
ランチは和食の鉄板焼きへ。
ご多分にもれず、ここでもパフォーマンスあり。人によってその技は様々で。。。汗
普通に美味しかったです。
こちらはデザード。クリームの入ったクレープと、抹茶のケーキ。
さておなかいっぱいになった昼食後は、デッキに涼みにでてみました。船がHigh Sea という沖に出れば出るほど風が強く、冷たくなってきたような気がしました。結構寒くて昼間でもカーデガンが必要でした。(4月乗船)でも潮風は最高に気持ちいい〜!
午後はショーを2つ観て、ワインのテイスティングイベントに参加してみることに。
およそ1000人収容できるシアター。船内とは思えない大劇場でびっくり仰天。
こちらで今から香港在住のファッションデザイナー、鶴田なおこさんの着物の反物を使ったオートクチュールドレスのファッションショーがあります。
みるからにとても独創的で、洗練された雰囲気のドレスです!超楽しみ!
鶴田さん。ご自身が着ていらっしゃるのも彼女の作品です。まずは着物の歴史から紹介してくれました。職人さんの反物染めの制作行程の映像もありとっても興味深かったです!
そして〜!いよいよ!
艶やかな着物の生地が舞台の照明に照らされて、更に色鮮やかに艶やかに、そしてモデルさんが歩くとまるで生き生きと舞台を舞っている蝶のようでした。本当に美しかったです。着物のリメイクというのは良くありますが、そういった域を遥かに超えた全く別物のドレス。反物を使った「オートクチュールドレス」素直に感動しました!(弊誌21号で鶴田さんのカバーインタビューを掲載しています!)
さて、もの凄く心が豊かになったような気分の後は、大人はワインのテイスティングへ。子どもたちはキッズルームへ。(ばんざい!)
パンダクラブは3歳からの子どもたちを無料で預かってくれる施設です。(3歳未満は、親と一緒でしたらこの施設で遊べます。)時間は朝9時ごろから夜11時半頃まで。日によって時間が変わったり、ランチタイムは閉まったりします。希望者が多い場合は、最高3時間までしか預かってくれませんが、私たちが乗船した時は、ほぼ希望通りにいつでも預かってくれました。パンダクラブ主催で行われる【寿司教室】【仮装大会】【英語クラス】【マナークラス】など子供イベントも盛りだくさん。なんと言っても親が嬉しいチャイルドケアサービスです。
子供用のトイレが施設内にあるので、安心です!
室内は、映画がみれる部屋や、ゲームの部屋、積み木や、レゴ、お絵描きなどで遊べるスペースもあります。
そして夜眠くなったら寝る事もできるベットも。
こちらのスタッフも3カ国語を操り対応してくれます。とても優しい面倒見のよいスタッフでした。
もし船に何かあった時は、クラブにいる子供たちは、「デッキ7前方のFood Federationが緊急集合場所となります」と書いてあります。たとえ親と一緒にいなくても、緊急の時はスタッフによって避難誘導がされて安全を確保し、親もそこに行けば必ず会えるという仕組みです。
こどもたちの楽しく遊ぶ様子を確認した私たち大人は、チョコレートとワインのマッチング・テイスティングイベントへ!GO!
今回、子供のいないイベント初参加だったので、ウキウキ度がマックス。しかも明るいうちからのワイン!!最高です!(笑)
場所は、小さめのイベントを行うスペースで開催されました。既に人が一杯。
ダークやミルクなど色々なタイプのチョコレートとワインがどのように合うか。ワインとチョコなんて!と私は甘党ではないので、ちょっと眉唾ものでしたが、これが合う!新しい発見!特にビター系のものは新感覚で楽しめました。ちょっと口直しに、少し違う感覚を味わいたい時には是非お試しあれ。
個人的にはハラペーニョとシラーズの組み合わせが好きでした。(チョコと関係ないですが)笑
少量でも5種類のワインのチャンポン。かなり酔っぱらいました〜。おいしかったです!
ワインソムリエのインストラクターさんと、弊誌のライターで乾杯!
楽しい時を過ごしていると、もう夕方。なんか1日が早いなあ。
イベント後は子供を迎えにいき、その足で夕食へ。なんだか食べてばかりのような気がします。笑
でも船内広いので右往左往と歩き回っているとそれなりにお腹が減る!ちなみに、万歩計によると(笑)初日は1万歩、2日目は7千歩、3日目は1万歩、4日目は9千歩、5日目は1万歩、最終日は9千歩も歩いていました。更にいうとこの歩数はジョギングなどの運動は入っていません。
この夜は、無料で食べられる中国料理のレストランを試してみることに。メニューにある料理から食べるものを選ぶのかと思ったら「全部出てきます」と言われてびっくり。さすが中国料理!バランス良く色んな料理がものの5分で一気に運ばれてきました。こちら4名分です。メニューは日替わりで変わるそうで、客はその日の決まったメニューを食べることになります。
どれも美味しかったですよ!魚、鶏肉、ラムチョップ、豆腐、野菜料理の5皿に、スープとご飯がつきます。
そして夕食後。まだまだあります!
船のテーマでもある【宇宙飛行士と人魚姫の恋物語】決してかなう事のないであろうこの二人の恋がゲンティンドリーム号のテーマでもあります。このテーマをミュージカルにした舞台を観劇することができます。(もちろん無料です!)
船内にもいろんなところでこのテーマの絵をみることができます。アーティストは新進気鋭の中国人アーティスト。ゲンティンドリーム号の船の前方の側面に大きく描かれているものも彼のデザインなのです。
さて、舞台ですが、出演者はインターナショナルで、実力派揃いです。全く期待してなかったのですが、シルクドソレイユのような演出を思い起こさせる部分もあり、迫力あるダンスと、凝った演出、奇抜な衣装で、シーンもテンポよくどんどん展開していき、言葉を超えてエンジョイできました。
ただ残念なのは、全ての会話が普通話だったので、何を言ってるのかさっぱりわからず。。。舞台袖にでもサブタイトルを付けてくれたら、もっと楽しめるのになあ〜、と思いました。
私たちは最前列でかぶりつきで見せていただきました。汗が飛んで来たぞ!笑
と、2日目は丸々1日船に缶詰でしたが、全く退屈せず、むしろ盛りだくさんすぎてまたまた激疲れして早々に撃沈してしまった2泊目でした。(よくばりすぎですね。汗)3日目は夕方に那覇に到着予定。いよいよ沖縄の土を踏めるとあってちょっとドキドキな夜でした。
次回は6月9日にアップします〜!お楽しみに。
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
コメントをありがとうございます。コメントは承認審査後に閲覧可能になります。少々お待ちください