2022/03/29

〈ついに腹痛が、、、〉
2月14-18日
『ママ、お腹痛い』
1週間経ったあたりで次男がそう言うと、ベッドに横たわりました。
次男は果物は好き嫌いなくよく食べてくれますが、野菜は味付けや調理法が違うと苦手なものが多く、ミールボックスの野菜にはあまり手をつけられず、小麦やスナック菓子が消化不良の原因になったようです。隔離前から引越しやホテル滞在で外食が重なっていたのでそれも負担に。

スナック菓子は、夫が初日に大量に差し入れたもので、私からすると、ついつい食べ過ぎてしまうように加工されてるので、「え、要らないでしょこんなに」と思いましたが、隔離は緊急な状況だから、これくらいの楽しみは子どもたちには不可欠との考えみたいです。

この日はしっかりお水を摂って、お味噌を溶いたお湯やバナナを少し食べてそのまま就寝。
朝には、しっかり消化して痛みがなくなり笑顔でオンラインスクールに参加していました。

そして翌日、私が腹痛に。
1日腹痛で、便秘の後に下痢もあって撃沈。
食事はとらずにたくさん水分をとって、午後から少しづつ回復しました。
不思議なのが、長男。果物が苦手で肉が好き。香港カフェの茶餐廳(チャーチャンテーン)の味に慣れてきたのか、シチューっぽいメニュー以外は全て完食。付け合わせのべちゃべちゃな蒸し野菜以外は食べてることもあってか、これだけ炭水化物と肉に偏った食事でも、腹痛や便秘に悩まされることは一度もありませんでした。

この日から、次男も長男もスナック菓子は自粛。進んで生野菜のトマトや人参を小腹が空くとスナックのように食べていました。資源があるとき、野菜を食べられる時はなるべくとるように、隔離中は自然と調整していました。身体は正直だなと実感。
ちなみに、ペットボトルはホテルが提供してくれます。

〈ホテルにあるものでお料理全開〉
料理好き、外食続きが苦手、となると2週間の隔離生活での食事はかなりストレスになるものです。一人だとベジたっぷりなデリバリーでも頼んで、動かないので1日2食でもいいなとなるところですが、子どもたちも一緒なので何かと栄養バランスがとれた、しかも子どもたちが食べられる食事を考え出さなくてはいけません。そこで色々思考を巡らして作ったものをご紹介します。

〇豆腐と白菜豆乳スープ
万能八方だしと無印の乾燥野菜スープミックスで調理いらず。
天然の材料が使われた正金八方だしは普段から買い置きしている調味料です。だし、醤油、みりんが10:1:1で麺つゆより軽く使いやすく、日本の味が恋しくなるかなと思って持参しました。
無印の乾燥野菜スープミックスは、下ゆでした白菜、ほうれん草と玉ねぎを乾燥させているので、お湯で戻すだけでシャキシャキとした野菜の食感と甘みが味わえます。戻し汁も優しいお味のスープの素になるので、全て使えてとても便利!
八方だし、野菜の戻し汁に豆腐と豆乳を少し加えてすりごま(ドレッシング用に持参したもの)を加えて、豆腐の豆乳スープができあがり。浅い大皿で見た目はあれですが(笑)、栄養満点で美味しい。何より、無添加で脂っこい料理に疲れた胃が安らぐようでした。このスープは数回作りました(豆腐、豆乳のような生鮮食品がなくなったら、乾燥野菜だけで作りました)。

〇同じ材料で拉麺も作りました。
乾燥野菜とお湯で戻すだけの麺をボールに入れて、お皿で蓋をして蒸らして戻します。そこに八方だしを加えて、たまたまあったホテルのミールボッスの炒めキャベツ、人参ともやしものせて。ミールボックスの朝食にたまに固ゆで卵が付いてくるので、八方だしにつけ込んでおいた煮卵も添えました。即席でも味わい深い豪華な拉麺に。

〇余った豆腐で
戻したひじき、人参に潰した豆腐を入れて、八方だしと味噌で白和えを作ったりもしました。

〇アボカドのおひたし
普段は醤油とごま油、のりで食べますが、ないので八方だしで。スライスしたアボガドに八方ダシをかけて(漬け込んでも美味しいです)、海塩をガリガリ。焼き海苔をのせます(海苔ならなんでも合います)。焼き海苔の磯の香り、塩味がクリーミーなアボガドを引き立てて段違いに美味しくなります。

〇おやつにもなる海苔
海苔は、そのままバリバリ食べたり、おにぎらずにも使えます。中国米は香りが独特で食べづらいので、ご飯に味噌を入れて混ぜ海塩パラパラしておにぎらずに。おにぎらずは手も汚れず、ラップも不要なので便利です。ミールボックスにあったフライドエッグ、ひじき、それと持ってきた浜納豆も具材にしました。こうしておくとよく食べてくれます。オンラインスクールの合間に6個全てたいらげていました。

〇家康も愛したという浜納豆
納豆菌ではなく、麹菌で発酵。豆豉のようなコクのある味で調味料にも使えます。栄養価も高く保存性も効くので、我が家では1日1個食べてます。

〇調理いらずなパスタ
世界最小のパスタ、クスクス。パスタを茹でることはできないですが、クスクスならお湯だけで完成します。熱湯で5分蒸らしてバジルソースを混ぜればクスクスサラダの出来上がり。クスクスはパスタの一種なので、炭水化物になります。角切りにしたきゅうり、アボカドを合わせました。野菜スティックとフムス。野菜不足解消に。ハムとチーズのクラッカーも。この大きなボール、お皿をお願いして夫が買ってきてくれたのですが、こんなに大きいのどこにおくんだと、カナダ人の旦那はなんでも大きいのが好きだなと悪態付いてましたが、こぼれないのでこれがものすごく便利でした(掃除できないので。掃除については後で詳しく述べます)。

〇割と頻繁に果物
こちらのホテルで有り難かったのは新鮮な果物が1日おきに届けられることでした。りんご、梨、バナナ。そのまま食べてもビタミン補給になるし、サラダにもできます。
無印カレーの日に、この3種の果物を薄く切って、朝食用のギリシャヨーグルトがあったので、蜂蜜、レモン汁、海塩でフルーツサラダを作りました。
この日のミールボックスにじゃが芋が! 煮たり蒸したりしたじゃが芋は久しぶりだったので、感動!茹でた人参、インゲンも。無印カレーに入れてみんなで美味しくいただきました。

果物の甘味は調理には欠かせないもの。夫の差し入れにケールがあったのですが、ケールは生だと苦味が強いので甘いマンゴー等の果物ととても相性がいいです。ホテルの梨とりんご、持参したナッツとクランベリー、イチジクのドライフルーツを入れて、蜂蜜と持参していたみかんの汁の酸味を使ってドレッシングに。黒豆も入れました。この味付けしていない煮豆は良質なタンパク質も豊富で、何にでも加えられるし、そのまま食べてもいいし、常温保存可能で間違いなく持ってきてよかったものの一つです。

〈嗜好に合わせたものを〉
●持参したもの(食べ物編)
塩、八方だし、味噌、MUJI乾燥野菜スープミックス、プロテインドリンクとプロテインバー、乾燥わかめ(お味噌汁用)、味付けなしの水煮黒豆、ドライフルーツ、ドライナッツ、みかん、擂り胡麻、無印カレー(香港でも購入可)、浜納豆、乾燥ひじき、乾燥わかめ

●現地購入したもの
生鮮食品(野菜、果物)、蜂蜜、シリアル、ヨーグルト、豆乳、フムス、拉麺(麺)、クスクス、ジェノベーゼ(瓶)、海苔、ハム、チーズ、クラッカー

私は添加物が使われた製品が苦手なので、カップ麺等の食料を持ってきませんでしたが、コーンスープ等のインスタントスープ類、雑炊、ラーメン等はそれぞれのお好みで持って来られると湯沸かしポットがあるので、便利だと思います。

〈なくてちょっと困ったもの〉
ご飯。ホテルのミールボックスが届く時間がオンラインスクールのランチタイムと合わなかったり、メニューと違ったり、子どものお昼や朝ごはんを準備したくても、ご飯食が作れなかったのが不便でした。非常用のアルファ米や、電子レンジ用のご飯があればお湯で戻せるので便利だなと思いました。

●とても重要なもの
生鮮食品の風味や香りが、辛い隔離生活に彩りを与えてくれるので、健康にも精神面でもとても重要です。どなたか頼める方がいれば、果物や野菜の差し入れをお願いすることをおすすめします。ホテルによっては提携スーパーからデリバリーしてくれるサービスもあるようなので要チェックです。

第3回に続きます。



Yuki Duyvestyn
日英バイリンガル料理研究家。日本発酵文化協会認定発酵マイスター。無添加素材で作るおいしい和食料理教室を主宰。実践しやすい家庭料理や、おもてなし創作料理を提案。キッズ教室、レシピ開発、企業イベントも行う。2児の母。”yukistable” offers cooking classes, catering for corporate events, recipe development.
Hong Kong LEI誌面でも簡単に作れる和食レシピを日英語で連載中。

「おいしいカレーにはかかせない、自家製ガラムマサラの作り方」
https://hongkonglei.com/garammasala/

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