2022/11/30

M+が開館して1年。これまでに153万人以上の来館者を迎えています。今回、開館1周年を記念し、また近・現代視覚文化美術館の威信をかけて、日本以外のアジア史上最大級の草間彌生回顧展が始まりました。93歳で現在も精力的に創作活動をしているという彼女の70年以上にわたる作品とその軌跡を、あらゆる方面から堪能することができるダイナミックな特別展です。誰も真似ができない作品を、そして何百年も残る芸術作品をと、ひたむきに作りづつけてきた天才芸術家の作品が一堂に会するまたとないチャンス。今回のHong Kong LEI Hello from Editor では、回顧展「Yayoi Kusama: 1945 to Now(1945年から現在に至るまで)」を余すことなく皆様にご紹介しましょう。ぜひ実際にその迫力を体感してみてください。開催期間は、2023年5月14日(日)まで。見逃す手はありませんよ!

(写真上:Yayoi Kusama・Photo: Yusuke Miyazaki・Courtesy of Ota Fine Arts, Victoria Miro, and David Zwirner © YAYOI KUSAMA)

目次

見どころ

6つのテーマを3つのギャラリーで

草間彌生について

M+について&チケット購入情報

展示作品詳細

影の仕掛け人 学芸員

ファミリーイベント

  ブックストア(記念品)

 Kusama Dots が香港の街を駆け巡る!


M+開館1周年記念
「Yayoi Kusama: 1945 to Now」
(1945年から現在に至るまで)

開館1周年を記念して企画された特別展「Yayoi Kusama: 1945 to Now(1945年から現在に至るまで)」は、アジア、ヨーロッパ、アメリカの美術館や個人コレクション、M+コレクション、そして作家自身のコレクションから集められた200点以上の作品が展示されています。

Photo:Winnie Yeung @ Visual VoicesCourtesy of M+, Hong Kong
Photo:Winnie Yeung @ Visual VoicesCourtesy of M+, Hong Kong

この回顧展では、

草間彌生の美意識の核となる要素に焦点を当て、彼女の死生観の哲学的な問いかけにも触れることができます。そして、草間彌生がいかにして世界的に名を馳せる文化的アイコンとなったか、今日に至るまで重要かつ影響力のある作品をご紹介しつつ、制作の原動力を探ります。

Installation view of Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng   M+, Hong Kong

6つのテーマを3つのギャラリーで

草間の初期の作品から最新の作品まで、日米で展開された活動を検証します。テーマを6つに分けてわかりやすく紹介。絵画、インスタレーション、彫刻、ドローイング、コラージュ、映像、過去資料など、幅広いジャンルの作品を時系列にわかりやすく見ることができます。

Installation view of Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng   M+, Hong Kong

新作も登場

なんと、本展のために御年93歳の草間彌生が新たに制作した3作品がプレミア公開されています。これは草間彌生が「アートで観客をひとつにする」という使命を体現した作品で、「観客のために、全人類の癒しのために芸術を創造」した作品となっています。では新作をご紹介しましょう。

Installation view of Death of Nerves (2022) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong

「Death of Nervevs神経衰弱)」(2022年)は、M+の依頼で制作された大規模なインスタレーションです。ライトウェルホールに設置され、地下2階のファウンド・スペースまでドレープ状に広がります。M+の建物内の複数の場所から作品を鑑賞することができます。

 

写真はお見せできませんので、ぜひとも会場にて直接体感していただきたい作品が、「Dots Obsession—Aspiring to Heaven’s Love (ドッツ・オブセッションー天の愛に魅せられて)」(2022年)。地下2階のスタジオでは、草間彌生の代表作である水玉と反射鏡で埋め尽くされた空間が展開しています。天井から吊り下げられた白い水玉模様の大きな風船。そしてスタジオの奥に進むと鏡面仕上げのキュービックな空間が広がり、そこにいると万華鏡のような知覚を体験することができます。このM+の新作は、草間彌生の代表作である1960年代の「鏡の空間とハプニング」を新たに表現したものです。ドットの繰り返しがもたらす知覚体験は、人を宇宙の中に消し去ります。皆さん、どんなインスタレーションか想像できますか?

そして、2つの「かぼちゃ」(2022年)と題された大型彫刻も、1階メインホールで一般公開されます。こちらは無料で見ることができます。

Installation view of Pumpkin (2022) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong

 

すでに鑑賞した人が口を揃えて言うのが、想像を絶する作品を生み出す原動力と発想力。そして迫力。見進めていくごとに、その迫力に負けそうになることもあるほどだそう。パンデミックでともすれば滅入ってしまいそうに感じる人も少なからずいると思いますが、草間彌生の作品からほとばしる生命力に触れることで、癒しと刺激を体感し、美術館を出るころには必ずや活力をもらって帰路につくことができるでしょう。

作品を理解するにあたり、草間彌生という人がどんな人生を歩んできたかを垣間見ることはとても重要なことです。なぜドットなのか、なぜかぼちゃなのか。また彼女の制作における信念や癒しを理解することで、わたしたちが作品を受容し体感する感覚が何通りにも何十倍にも膨らんでくることでしょう。

 


草間彌生について

草間彌生(1929年生まれ)は、現代美術の歴史において最も重要で影響力のあるアジアのアーティストの一人である。幼い頃から強迫性障害を患い、視界があみめや水玉などで埋め尽くされる幻覚や、植物が語りかけてくる幻聴に悩まされた。その結果、恐怖から逃れるためにアートで表現をするようになった。伝統的な日本画を学び、1957年に渡米。そのユニークで先鋭的な芸術表現で欧米の前衛芸術界で頭角を現す。絵画、彫刻、パフォーマンス、映像、大規模なインスタレーションなど、多作で画期的な活動で知られる。1973年に帰国し、現在に至るまで、その時代と共鳴する芸術を絶え間なく改革し、創造している。

Yayoi Kusama PORTRAIT2015 acrylic on canvas 145.5 × 112 cm
Collection of Amoli Foundation Ltd. © YAYOI KUSAMA

M+(エムプラス)について& チケット購入情報

M+は、香港の西九文化区にある世界最大級の近・現代視覚文化美術館で、20、21世紀の香港ビジュアルアート、デザイン、建築、映像などの収集、展示、解釈を目的とした施設です。

 

開催期間:2022年11月12日(土)~2023年5月14日(日)
12月25日(日)と1月1日(日)は通常通り開館
開館時間:10:00~18:00(火~木、土日)、10:00~22:00(金)
休館日:毎週月曜、旧正月初日と2日目

 

チケット料金:大人HK$240
M+メンバー特典:kusama-members-benefits-en.pdf (mplus.org.hk)
特別優待:HK$150 (7~11歳、学生、60歳以上など)
住所:West Kowloon Cultural District, 8 Museum Drive, Kowloon
Webサイト:https://www.mplus.org.hk/en/

 


展示作品詳細

3つのギャラリーでインスタレーション

 

1)West Gallery

今回の回顧展でメインの展示会場となるウェストギャラリーです。

Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong

新作「Death of Nerves (神経の死)」 (2022年)の元になる作品「Death of Nerves(神経の死)」(1976年)(写真下)です。Lightwell and Found Spaceに展示された新作と見比べてみるといろんな発見があるでしょう。

Installation view of Death of a Nerve(1976) Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong

草間彌生の芸術において最も重要な価値観はドットで表されたつながりと集合性。これは1960年代後半に行われた彼女のボディペインティングのパフォーマンス「自己忘却」を表しています。ここでは、インスタレーション、アーカイブ資料、写真やビデオによるコラボレーション・パフォーマンスの記録などを鑑賞できます。草間彌生の人生観と地球上の問題を結びつけた作品を見ることができます。

Installation view of Self-Obliteration (1966–1974) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong
Red Flower (1980) and Gentle Are the Stairs to Heaven(1990)at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022Photo: Lok ChengM+, Hong Kong
Clouds(2019) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022Photo: Lok ChengM+, Hong Kong
The Moment of Regeneration(2004) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022Photo: Lok ChengM+, Hong Kong
Installation view of Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng   M+, Hong Kong

 

2)Main Hall

今回の新作のひとつ「かぼちゃ」(2022年)は1階メインホールで見ることができます。

Installation view of Pumpkin (2022) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong

 

3)Lightwell and Found Space

新作「Death of Nerves(神経の死)」 (2022年)網目のようなネットワークは、生命のシナプスの相互接続性を参照しています。この作品は、無限というテーマと、再生のために必要なプロセスとしての死というテーマにつながっています。

対照的な作品として、先ほどご紹介した黒く塗られた作品「Death of Nerves(神経の死)」(1976年)はウェストギャラリーで見ることができます。

Installation view of Death of Nerves (2022) at Yayoi Kusama: 1945 to Now, 2022
Photo: Lok Cheng M+, Hong Kong

 


6つのテーマに分けて作品を見てみましょう。

1.「 Infinity(無限)」

草間彌生の作品に一貫して見られる試金石は「無限」という概念です。そのキャリアを通じて、絵画や彫刻で創造してきました。この作品は、1957年、草間は日本を離れ、アメリカに渡った際、旅先の飛行機から見た太平洋にインスピレーションを受けた作品。まるで無限にループしているかのような筆致で覆われています。このように自然界の複雑なパターンをモチーフにした作品が数多く見られます。

 

Yayoi Kusama Pacific Ocean 1960 oil on canvas 183 × 183 cm
Museum of Contemporary Art Tokyo © YAYOI KUSAMA

 

2. 「Accumulation(蓄積)」

草間彌生は、幼少の頃、自宅近くの川岸で「何百万もの白い石」と表現するものを見て、インスピレーションを得ました。この数え切れないほどの量に対する豊かさへの感謝が、彼女の作品に反映されています。繰り返しと複製の技法を用いた作品を制作しました。展示では1960年代初頭からのコラージュと彫刻を紹介します。Accumulationというテーマは、2000年代に制作されたインスタレーションや彫刻にも反映されています。

Yayoi Kusama Untitled (Chair) 1963 sewn stuffed fabric, wood, and paint
81 × 93 × 92 cm Collection of the artist © YAYOI KUSAMA Image courtesy of Yayoi Kusama Foundation

 

3. 「Biocosmic(ビオコスミック)」

草間彌生は、植物を人間と同じ生命体として捉えてきました。初期の作品には、草花を題材にしたものが多数あります。特に繰り返し登場するカボチャは、草間彌生の魅力の源と言えます。彼女の自然界への興味は、宇宙の神秘的な哲学へと発展していきました。宇宙(コスモス)とは、万物がその根底にある秩序を共有しているシステムとしての象徴で、この宇宙観によって、草間は天体と個人を結びつけようとしているのです。草間彌生の作品に頻繁に登場する水玉模様は、創造の輪の中にある太陽、地球、月、そして個人を表しています。

Yayoi Kusama Sex Obsession 1992 acrylic on canvas, two panels 194 × 260 cm
Lito and Kim Camacho Collection © YAYOI KUSAMA

 

 

4. 「Death(死)」

草間彌生は、芸術を創造することで、死への憧れを憧れとして消化し、うつ病を克服してきました。このような暗い感情を、芸術を通して直接対峙することで、生きる意志を表現しています。このテーマは、草間の初期の作品を紹介しています。10代の頃に見た第二次世界大戦中の破壊的な光景を題材にしたものや、生と死、再生のサイクルに注目した作品も紹介しています。

Yayoi Kusama Now That You Died 1975 ink, pastel, and collage on paper 54.8 × 39.7 cm Setagaya Art Museum © YAYOI KUSAMA

5. 「Force of Life(生命の力)」

草間彌生の作品には、1960年代から愛と平和、そして人々へのメッセージが込められています。芸術は瞑想的で治療的な行為であり、彼女は自分の葛藤を変えるために取り組んでいます。2000年代初頭、世界に蔓延する暴力を嘆いた草間彌生。「全人類の癒しのために芸術を創造する」と宣言しました。「フォース・オブ・ライフ(生命の力)」のテーマで紹介された作品群は、その言葉を証明するものです。草間の「My Eternal Soul」シリーズ(2009-2021)と「EVERYDAY I PRAY FOR LOVE」シリーズ(2021年~)は、アートの力によって克服し、癒すという精神で制作された最近の作品群です。この時期において「フォース・オブ・ライフ(生命の力)」はパンデミックに翻弄されるわたしたちへのメッセージでもあります。

Yayoi Kusama Pound of Repose 2014 Acrylic on canvas 194 × 194 cm Collection of the artist Courtesy of Ota Fine Arts, Victoria Miro, and David Zwirner © YAYOI KUSAMA

 

6. 「Self-Portraits(自画像)」

ウェストギャラリーでは、1950年から2020年までの草間彌生の変遷を紹介する「Self Portraits」というコーナーがあります。草間はその長いキャリアを通じて、自分自身のイメージを描いてきました。草間彌生の絵画は、作家の表面的な姿を描いた従来の自画像とは異なり、心理的、感情的な体験を、多様な表現で伝えています。これらの作品は、草間自身がいかに魅力的な被写体であったかを示しています。その一枚一枚が本展のテーマと呼応しています。

Yayoi Kusama Self-Portrait  1950 Oil on canvas 34 × 24 cm Collection of the artist © YAYOI KUSAMA

影の仕掛け人、2人の学芸員
日本人インデペンデント学芸員の吉竹美香氏の存在

Co-curators of Yayoi Kusama: 1945 to Now: Mika Yoshitake, independent curator (left) and Doryun Chong, Deputy Director, Curatorial and Chief Curator, M+ (right)
Mika Yoshitake
Photo: Winnie Yeung @ Visual Voices
Courtesy of M+, Hong Kong

今回の影の立役者、M+の副館長兼チーフ・キュレーターである鄭道錬(チョン・ドリュン)氏と日本人インディペンデント・キュレーターの吉竹美香氏。2人の共同企画により実現した回顧展。鑑賞者に芸術が持つ変革の力を発見してもらえるよう、草間の70年を超えるキャリアを新しい解釈で紹介することにしたそう。

準備に4年を費やしたという吉竹氏は、こう語ります。

「今回の回顧展は草間彌生といえばポップなイメージを浮かぶ人も多いかもしれませんが、今回は芸術的な哲学と草間の人生に新たな光を当てるもので、自身のキャリアにおいて直面した試練や、生涯にわたり精神疾患と闘ったことなどにも焦点を当てました。草間の個人的な経験や癒しが、世界的なパンデミック時代での再生力と創造力へつながっていくことを作品に映し出しました。特に香港の人にも希望を感じて欲しいとの思いを込めたテーマが「Force of Life(生命の力)です」


Public Program(一般向けプログラム)

展覧会期間中、一般公開プログラムも用意されています。学芸員によるトーク、上映会、家族で楽しめるアクティビティなど、草間彌生の芸術活動をより深く知ることができるプログラムです。

草間彌生のワンダーランドでセンサリーパーティーはいかが? 芸術家の作品にインスパイアされたティーパーティーに参加できます。このイベントは4歳〜6歳のお子様をお持ちのご家族向けに企画されています。(写真上)

ファミリーデイ・アートワークショップ(写真上)
草間彌生の宇宙の肖像ワークショップ。アートの力を知り、家族の写真を布の彫刻に変身させましょう。布のオブジェになります。7歳〜11歳のお子様をお持ちのご家族向け。

ファミリーデイ ドロップイン(写真上)

草間彌生 in イマジネーション・プレイグラウンド。 光と影で創造力を解き放してください。動きが追跡され光の絵が作り出されます。4歳〜11歳のお子様をお持ちのご家族向け。

Kusama Style Expressive Tattoo   Courtesy of Igor Chan

草間彌生 スタイル タトゥーデザイン(写真上)
草間彌生の作品にインスパイアされたユニークなタトゥーデザインを創ります。このワークショップは、16歳以上の方を対象としています。

各イベントの詳細はWebサイトでご確認ください。

Events | M+ (mplus.org.hk)


ブックストア(目録や商品)

今回の回顧展の目録は、包括的で豊富な図版を含む400ページにも及ぶ大作で、たくさんの寄稿文も読むことができます。キュレーターによるエッセイ、テーマ別のテキスト、草間の生涯を振り返るビジュアル年表、この分野の第一人者による座談会、詩、過去のインタビュー、未発表の作家の文章など、ファンにとってはたまらない内容となっています。英語版、中国語版の2種類。https://shop.mplus.org.hk/en/home

Edited by DoryunChong and Mika YoshitakeSize: 28.0 x 22.1 cm Photo: Jessie Yip© M+, Hong Kong

 

展示ショップ

展示ショップでは、Tシャツ、バック、携帯カバー、水筒、傘、靴下など、さまざまなポップでかわいい商品を購入することができます!

https://shop.mplus.org.hk/en/home

Yayoi Kusama: 1945 to Now exhibition shop Photo: Jessie Yip © M+, Hong Kong

編集部からのおすすめはこちら!

かわいいパンプキン型のチョコレート。クリスマスギフトにもぴったりですね。

M+1周年を記念したトートバック。オレンジ系のものと2色あります。


Kusama Dots が香港の街を駆け巡る!

期間限定ではあるものの、代表作の黄色いカボチャが香港の屯馬ラインのMTRに転写されて、街を走ることになりました。このほかにもミニバスやトラムなども走っていますので、見つけてラッキー、乗ってウキウキしませんか? 2022年12月下旬まで。

Yayoi Kusama–themed train along Tuen Ma Line Courtesy of MTR Corporation

最後までお読みいただきありがとうございました。

東京ではなく、ここ香港で、さらには香港で初の近代美術館 M+の貴重な1周年記念として、日本人アーティスト草間彌生の回顧展が開催されることは、歴史的にも大変貴重な企画となることは間違いないでしょう。香港でここまで大規模な回顧展が鑑賞できること、そして93歳にして現役アーティストで新作が3作品も出展されたこと。今、この企画を実現してくれたM+に感謝感激な編集部です。ぜひ皆さんにも草間マジックを肌で感じていただきたいです。展示は2023年5月14日(日)まで。

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