2017/07/14
美しい立ち居振る舞いを作る最適なメソッド
白鳥ボディーの秘密
優雅に湖に浮かぶ白鳥も、水面下では必死に水をかいています。バレエの有名な演目に「白鳥の湖」がありますが、バレリーナも白鳥のように見えない努力を続けているのです。
バレエをやったことのない方にバレエのイメージを聞いてみると、「キラキラ」「フワフワ」「やわらか」などのワードが必ず出てきます。おそらく衣装の雰囲気や、つま先で立って軽やかに踊るところから、そういった印象を受けるのだと思います。
フワ~ッと飛んで見せたり、男性に軽やかにリフトされたり、片脚立ちで何回転も回ったり。体重を感じさせないほど軽やかに、スピーディに踊れるのは、白鳥が水面下で必死に足を動かしているように、見えないチカラが働いているからです。それは「フワフワ」「やわらか」とは正反対の「軸」「芯」。「軸がブレない」「芯が強い」など、人の内面の強さを表すときにも使う言葉ですが、この「軸」「芯」が軽やかに動く魅力的な身体には必要なのです。
バレエのレッスンでは、軸!! 軸!! 軸!! と、しつこいくらいに軸のチェックが入ります。身体の軸があれば、無駄なチカラ、余計な気合いは必要なくなり、見た目も美しい身体になれるのです。そんな白鳥ボディーになるためには、血のにじむような努力が必要。バレリーナの足は実はボロボロ……。涼しげな表情で軽やかに踊っていても、実は痛みを抱えていたりするのです。
バレリーナは生まれつきバレリーナなのではありません。見えない努力を必死に続けたからこそ、優雅に美しく、軽やかに飛べるようになるのです。真の美しさというのは、そうやって身についていくもの。日々の努力こそ、大切にしたいですね。
魚返 佳代
6歳よりバレエを始める。コンクールで優勝後、英国セントラルオブバレエスクールに留学。
アジアダンス芸術特別賞受賞。日本バレエ協会バレエリトミック指導1級。
女性雑誌『25ans』ビューティー・メダリスト審査員を務める。
Ballet blanc Entertainment Co.,Ltd設立。
Ballet blanc
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