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2025/08/21

旧暦の8月15日に行われる中秋節は、年間伝統行事でトップ3に入る重要家族イベントの1つ。日本でいうと「中秋の名月」として知られ、秋の収穫を祝い、満月を鑑賞する日です。特に香港では、家族で集まり、円卓を囲んで全員でご飯を食べたり、月餅を食べたり、ランタンフェスティバルなどを巡って過ごしたりします。

9月に入ると香港ではホテルやレストラン、製菓店などからそれぞれ独自のレシピで作る、これぞという力の入った月餅が発表され、その宣伝で街が溢れかえります。
ほとんどの場合、クリスマスケーキと同じように、事前予約をして、中秋節前になると商品を引き取りにいくという方法を取られています。中秋節の際には月餅を贈り合い、お互いの関係を深める大切な食べ物とされています。

バラエティー豊かな月餅

最近はハート型なども出てきているものの、ほとんどの場合が伝統的な円形をしていて、月の満ち欠けを象徴しています。月餅は、家族や友人と分け合うことで、団らんや結束を表現する意味も持っています。中には甘い餡が入っており、代表的なものには、蓮の実のペースト、豆類、ナッツや卵黄が含まれることがあります。最近では様々なフレーバーやスタイルがあり、バリエーション豊か。中には月餅の皮が抹茶やチョコレート風味のものもあります。

ファンの多いペニンシュラ香港ホテルの嘉麟樓の月餅

香港では月餅はいろいろなところから販売されているので、本当に選ぶのが大変です。

ご紹介するのは日本人に人気のペニンシュラ香港ホテルの嘉麟樓の月餅。ペニンシュラの月餅が一番好きという声もちらほら耳に入ってくる通り、ロングセラーとして愛され、毎年この月餅を待ち望んでいる人も多いそうです。このレシピは林鈺明エグゼクティブシェフの子ども時代の思い出にインスパイアされた月餅で、彼が家族と一緒に楽しんだ頃を思い作ったそうです。

嘉麟樓の手作りミニカスタード月餅 HK$ 668 

今年も十種類のおしゃれな中秋節の贈り物ハンパーがあり、定番ミニエッグカスタード月餅や、茶葉を使ったバリエーションもあります。

そして2025年は新作が2つ発表されています。ひとつは、ペニンシュラの代表的なデザートのひとつからインスパイアされたミニマンゴープリン風味の月餅。リッチなカスタードに爽やかなトロピカルフルーツの風味が合わさっています。もうひとつは、画期的なクラシックの月餅をミニチュア版にアレンジし、伝統的な風味を一口サイズで楽しめるように仕上げています。通常サイズの月餅はちょっと重いけど、中秋節の伝統として月餅は食べたいという人には最適です。

左から、潮式辣椒醬、四川風味辣椒醬、XO辣椒醬

その他、甘いものは苦手だけど、何か贈り物をしたいという方には、こちらの醬シリーズ。1986年にレストランで初めて提供された伝説的なXOチリソース(XO辣椒醬)や、本格的でスパイシーな四川チリソース(四川風味辣椒醬)や、豊かな旨味が料理に深みを加える潮州チリソース(潮式辣椒醬)もご用意しています。どれもお土産にするととても喜ばれるでしょう。

皆さんも10月の中秋節に向けて用意してみてはいかがでしょうか?

ペニンシュラの月餅に関する情報はこちら

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