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2025/08/23

中秋節の月餅が大人気の知る人ぞ知るメイドイン香港の製菓店をご紹介しましょう!

Patisserie La Lune 望月」食の愛好家や友人たちが集まり、香港で焼き菓子クラスを開いたことから始まりました。2011年には、「酥皮奶黃月餅(サクサク生地とカスタードクリームの月餅)」ワークショップが有名になり、食べたいという要望が多くなり、オンラインの販売店として誕生。それ以来、シグネチャーの「酥皮奶黃月餅」は毎年中秋節に予約が殺到するそうです。

空港制限内の店。香港のスターフェリーにインスパイアされたデザイン。

そんな「Patisserie La Lune 望月」が、2025年8月18日、初の実店舗を香港にオープンしました。が、しかし、なんと、そのお店の場所は香港国際空港。しかも! 出国した後でしか行けない制限エリア。

え! 出国した人しか買えないの!? そうなんです。現在のところは実店舗はここだけなんです。なので、香港国際空港を利用される方は、超ラッキーです。このお店に立ち寄るべく30分早めに出国審査を通過することを強くおすすめします。

今回特別にこのお店を取材して感じた、Hong Kong LEIがおすすめする理由を3つご紹介しましょう! 今香港で手に取って買えるところはここだけ! しかも日本に持ち帰る方にとっては、全てがレア中のレアな香港土産なんです!


1)おいしい

「Patisserie La Lune 望月」は、とにかく月餅がおいしいと評判のお店。期間限定のネット販売では、この時期になると「いつから予約開始ですか?」と電話が鳴り止まないそうです。ただし、今年は、香港国際空港店では特別に一足早く、月餅を購入できるそうです!

試食させていただきました。

ありきたりですが、お世辞抜きでどれを食べても本当においしかったです。最初に月餅(右下)から。しっとりした口当たりで、中のカスタードは、甘さ控えめで、重くないのに濃厚でクリーミー。しっとりなのに皮はサクっとしていて、これは思わず「おいしい!」と口をついて出てきました。

次にパイ(左)を食べてみると、厚さがちょうど良く、サクッとしてるけど油っぽくなく、軽くてモサモサしません。こちらも甘さ控えめ。シナモンと胡麻の風味などがそれぞれちゃんとわかる、とても良いアクセントになっています。小麦粉とニュージーランド産のバターと、水、砂糖と塩だけで作られているとてもシンプルなのも好感度が上がります!

クッキー(中央)は味があっさりで食感が軽め。チョコレート、抹茶、ほうじ茶など、それぞれの風味がしっかりあります。中国茶でも緑茶でもコーヒーでも合うでしょう。

キャラメル・ナッツタルト(右上)は、ビジュアルがおしゃれでゴージャス、ゴロゴロと食べ応えのありそうなナッツとキャラメルが、見た目に反してそれほど甘くないのが驚きです。ナッツ数種とクッキー生地のコンビネーションが絶妙。どの商品も甘さ控えめで上品な味なので、暑い夏に麦茶と合わせてもおいしく食べられるでしょう。


2)とにかくパッケージがかわいい! ジャケ買いしたくなる

パッケージのデザインがかわいすぎて唸りました!! 帰国時にこんなのをプレゼントに持ち帰りたかった! オシャレで若い感性を感じるかっこいいデザインです。香港の麻雀牌のデザインは、クラッシックパイのクリーム色と、クラッシックとヘーゼルナッツ2種類が入ったピンクの2つのバリエーションがあります。どちらも12枚入りです。

そしてもうひとつ唸ったのが、12枚のクッキーの詰め合わせで、デザインが香港らしいネオンサインのパッケージ。今は街中で少なくなってしまったネオンのデザインが、本当に素晴らしく再現されています。ゴールドリーフがあしらわれているので、角度によってキラキラ光るところも非常におしゃれ。お土産を差し上げた時の皆さんの驚きの顔が思い浮かびますね。買う前からドキドキしそうです。

その他にも香港の伝統行事(写真下)、舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)を描いたパッケージ。良く見ると火の粉が飛び散った中で龍が舞っています。この行事は、大坑(タイハン)で毎年、中秋節に行われているパレードです。悪霊を追い払い、繁栄や幸福をもたらすと信じられて、いまもなお香港の古き良き伝統を守り続けています。なんとも縁起の良さそうなデザインで、受け取る時には必ず「縁起の良い」パッケージであることをお伝えしましょう!

大坑(タイハン)で行われる舞火龍(ファイヤー・ドラゴン・ダンス)詳しくは記事をお読みください。

パッケージの中身はクッキーの詰め合わせです。キャラメル・ナッツタルトは、現在のところは、このパッケージの中だけの販売だそうです。パイは4つのフレーバー、クッキーは9つのフレーバーがあります。これらのタルト、パイ、クッキーの3種類は入っていますが、入ってるフレーバーに関してはお店で確認してくださいね!

黄大仙(ウォンタイシン)とライオンダンスのデザイン。こちらも幸運をいただけそうですね。こちらはクッキーとパイの合わせて24枚入りのパッケージです。その他にもかわいいパッケージがありますので、ぜひお店で確かめてみてください。

こちらは、小ぶりの月餅が8個入った大きいサイズと4個入った小さいサイズがあります。どちらも洗練されたおしゃれなスリーブ式の光沢のあるケースがついています。香港のネオンを彷彿させますね。このケースを外すと、月餅はシンプルで品の良いシルバーやゴールド缶に入っていてとても素敵です。贈答品にもちょうど良い高級感。食べた後、缶を再利用できそうな美しさです。

そして、もうひとつ。コーヒーのドリップもありました。3種類のコーヒーが2セットずつ入っています。こちらのデザインもレトロな雰囲気の香港らしいデザイン。かわいすぎてばら撒き用のプチギフトとしてもかさばらず良いです。お店の方いわく、中国茶の販売も来年には準備できるそうなので、楽しみにしていてくださいね!


3)お手頃価格とお手頃サイズもあり

そうなんです! 物価の高い香港。お値段は気になるところですが、手のひらサイズの下のボックスはクッキー8枚入りでHK$65から。また、麻雀パッケージと同じサイズのものもHK$128からとリーズナブルです。サイズも小さいものから大きなものまであるので、選択肢が豊富なのも良いです。

玄米茶クッキー

スリムなサイズに月餅が4つ入っています。オリジナル価格がHK$218(オンラインショップでのキャンペーン中はHK$178)。

実は一般的に香港内で季節物である月餅を購入できるようになるのは、中秋節の2週間ほど前から。それまでは予約受付期間で人々は解禁になるまでじっと我慢して待たなければなりません。しかし! 香港国際空港店では、8月から特別に月餅が購入可能になっています。ぜひこの機会をお見逃しなく買われることをおすすめします。

空港で買うチャンスがないという方に朗報です!「Patisserie La Lune 望月」では、オンラインでの購入が可能です。2025年8月現在は約10%オフのキャンペーンを開催中 (9月9日まで)。月餅に関しては、現在購入してお渡しは、今年は9月16日からデリバリー、またはピックアップ専用場所で受け取り可能になります。オンラインショップでは実店舗にはないラインナップになっていたり、バリエーションが違ったりしますのでご注意くださいね。

また、中秋節期間限定(9月半ばから10月頃まで)で香港全域10ヶ所でポップアップも開催予定です。
直接購入したい方は、こちらもご確認ください。


最後に香港国際空港店の場所をご紹介しましょう。

南側の出国審査場を出るとすぐ目の前にゲートに向けて降りるエレベーターがありますが、このエレベーターを降りずに右横の通路を歩いてすぐ左にある最初のお店です。こちらの写真で言うと、明るいサインで「餅」という字が見える場所が「Patisserie La Lune 望月」です。

それでは皆さん、楽しいショッピングを!

 

Patisserie La Lune (望月)Hong Kong International Airport Store
店舗:Hong Kong International Airport,
Terminal 1, Departure Level (L7),
Post-Immigration (North) Area, Shop 7E126E 

営業時間:月曜から日曜 7:00-23:00
Webサイト:https://www.lalune.com 

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