2026/01/09

2026年新年に際して、旧油蔴地(ヤウマーティ)警察署は香港ならではの警察物語シリーズ映画を基にして、没入感の高い体験型ミュージアム「油蔴地警署 光影の旅」を開設しました。
1980年代から90年にかけて、香港映画を代表するシリーズは警察物語に間違いありません。トップ俳優が活躍して、数多くの名作の中から、各世代を象徴する代表的な作品が挙げられます。アメリカのスパイ映画007みたいに、警察映画は香港ローカル映画の中に欠かせない存在です。
もちろん香港の彊屍「キョンシー」映画も日本で大人気を集めていましたが、彊屍映画の俳優陣は警察映画より幅が狭いと思います。ですから、香港映画といえば、わたしのイチオシも警察シリーズの作品です。
長い段落になりましたが、それではいよいよ油蔴地警察署に入りましょう。

見学ツアーは予約時間の通り入場しました。
目の前に現れたのはデジタルアートで作られた映像で、香港の有名な警察映画の名場面が流されていました。アクション映画の人気俳優ジャッキー・チェン(成龍)を始め、アンディ・ラウ(劉徳華)やトニー・レオン(梁朝偉)などのイケメンたちがみんな登場しました!


見学の次は、香港映画関係者が力を合わせ、実際の旧警察署内の現場で古い警察署の雰囲気を再現した1:1サイズの映画名場面の実物です。

木で作られた植民地時代の政府機関専用家具、冠ロゴマーク付きのコップ、そして書類。頭を上げてみたら、関帝(関公)神像が祀られています。


え、それは一体なぜですか?
香港では、1931年油蔴地警署から始まり、「忠誠心と任務成功」を祈願していました。関羽は義に厚く、人情に厚いので、今でも香港警察の皆さんに尊敬されています。

デジタル化前、犯人の似顔絵はどうやって作成られましたか? この見学ツアーに参加してみたらわかるかもしれません!

囚人になる前、身長を測るのはどうやってするんですか? こちらで答えがわかります。

有名なシーンを感じさせるために作られたので、椅子に座っても、小物を触っても、全然大丈夫です! 気分上がりますね!

それからわたしたちは拘禁所の部屋に入ります。
わたしたちが今入れる部屋は、囚人たちが住んでいた元拘禁所です。本物ですが、便座は埋められたみたいです。何人の部屋かわからないですが、結構広いと思います。


今は見学ツアーができたため、AIポスター作成の機械や、警察映画によく出る囚人の服装や俳優たちが使う化粧品も展示されています。

わたしはジャッキー・チェンの代表作、1985年に上映した『ポリス・ストーリー/香港国際警察』を選んで、ポスターを作ってみました。

*「油蔴地察署光影の旅」の見学に参加する場合には、ネット上チケットを予約するのが必要となります。
予約リンク:
入場料:HK$30大人 、HK$ 10学生、60歳以上、障がいのある方(身分証明が必要)
6歳以下は入場無料ですが、必ず大人の同伴が必要で、事前のチケット予約が必要です。
豆知識:
1)香港の没入型デジタルアートはいつからブームになりましたか?
毎年のクリスマス、香港もライトアップされましたが、初めて没入型デジタルアート作品を設置したのは2024年に、香港政府がチームラボ(teamLab)に頼んだ、添馬公園(てんまこうえん)のデジタルアートでした。大きいたまご発光体がたくさん置かれている公園は、人々の存在や自然の動きに反応する光のアートで彩られました。流れていたミュージックに加え、不思議な幻の空間が作られました。
2) 旧油蔴地警察署はどんな建物ですか?
旧油蔴地警察署は油尖旺区内重要な歴史的建造物で、九龍西エリアの治安維持のために重要な役割を担いました。1860年代九龍半島がイギリス領になり、急務となったのは九龍半島の響備でした。当初、警察署は民間から借り上げた建物に設置されていました。1873年に新庁舎に移設されだが、1922年また新しくして、中庭を囲む建築様式を用いて建てられました。それは今この建物です。


キリ
日本語教師で旅行作家。唎酒師と観光ガイド資格。特に日本が大好きで年に10回以上は訪れる。著書に『Kiri的東瀛文化觀察手帳』(2017)、『日本一人旅』(2019)、『爐峰櫻語:戰前日本名人香港訪行錄』(2022)、『爐峰櫻語:戰前日本人物香港生活談』(2023)、『悠遊日本』(2024)、『在水一方——在日本尋找中國歷史』(2025) がある。香港の誠品商務三聯などの書店で購入可能。
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