2019/02/03
HongKong LEI Vol.29でインタビューさせていただいた
ANTEPRIMA の創始者であり、クリエイティブディレクターとして活躍する荻野いづみさん。
香港でビジネスを始め、今やアンテプリマを知らない女子はほぼいないくらい、人気ブランドへ成長させた日本人女性です。
インタビュー取材で、実際にお会いしたいづみさんは、女性らしいやわらかさと強さを持ち合わせた素敵な方で、『いづみさんに実際に会い、経験豊富なお話を聞くことは、香港でがんばる女性起業家の励みになるにちがいない!』と強く思ったLEIスタッフ。
そこで、いづみさんにお願いしたところご快諾いただき、2月22日に、座談会を開催させていただくことができました!
今回、応募いただいた中から、抽選で選ばれたのは起業して間もない方から、家の会社を継いで経営する方々9名。教室運営や、貿易関係、製造業など様々な業種の女性起業家にお集まりいただきました。
いづみさんにご招待いただいたChina Club は、クラシックな内装に現代アートや歴史的なアートが所狭しと飾られていて外の喧騒とはまったくの別世界。
おいしいヤムチャに舌鼓をうちながらも、少し緊張した雰囲気で座談会がスタートしました。
さっそく参加されたみなさんの、アツイ1分間自己紹介。業界がちがっていても、香港で起業している女性同士、共感するところが多く話もはずみます。
母親として、仕事と子育てのバランスにたいする悩みには、いづみさんは、ご自身の子育て中の葛藤や悩みを、ざっくばらんに話してくださりました。
先輩の話は、胸につきささるものばかりで
「真剣にこどもを愛しているからこそ、それだけ悩むのよ。思い入れが強くなければ、そこまで悩まないでしょ」という言葉には、みなさん深く頷かれていました。
悩むのは、当たり前。だってこの子を愛しているんだもの。そう考えると、少しポジティブになりますよね。
それから、夢を持って進んでいきたい参加者の方には、いづみさんから、それを言葉にする大切さと、彼女自身、夢にむかって「とにかく目の前のことを一生懸命やってきた」と、おっしゃいました。
そして
「ここにいる皆さんは、夢があって、起業できてラッキーですね」と。今の世の中、夢を語る人が少ない。だからこそ、夢を持って生きていくことはたいせつ、という言葉は、苦しいことも多々ある起業家のみなさんの心に響いたのではないでしょうか。
とは言え、絶対に失敗できない。絶対に夢をあきらめない。自分の進む道がこれで良いのか迷いが生じる、いろいろな間や葛藤に押しつぶされそうなこともあるという現実。だからこそ香港で自分1人で抱え込み、がんばっている起業家女性にとって、事業に成功しているいづみさんのようなロールモデルになる方からの刺激は、どんな書物よりも貴重でした。
会の途中では、いづみさんが Guest Editor をつとめられた magazine P に寄稿された文章を読んでくださる場面も。
その後も、日本人だからこそ悩む、香港人従業員との付き合い方、ブランディングやキャッシュフローについてなど、さまざまな質問が出され、その一つひとつに、いづみさんが丁寧に答えてくださっていたのが印象的でした。
座談会の後には、みなさんの名刺交換会となり、いづみさんからはアンテプリマのすてきなお土産も。丁寧に一人ずつ渡される姿にビジネスの姿勢を感じました。
個室を出てからは、いづみさん自らChina Clubのレストランやバーをご案内くださいました。(どれも、美術品やインテリアがゴージャスで、とにかくため息が止まらない!)
その後、セントラルの中心街を見下ろすテラスにて、みんなで写真撮影!
「風水で見ても運の良い顔」だといういづみさんとのツーショットも各自バッチリです!
起業家の方々は、同じ志をもつ仲間とも知り合え、いづみさんのお話を聞けたことをとても喜んでくださり
「いづみさんの一言一言が自分の中にしみこんで、少し気持ちが楽になりました」
「常に笑顔で、まずは口角をあげることから始めます!」
など、いろいろな意見が寄せられました。
みなさん、大先輩に少し背中を押していただいて「よし、がんばるぞ!」とさらに前に向けたような、そんな風にも見えました。
HongKong LEIは、情報を発信するだけでなく、今回のように読者のみなさんを「繋げる」活動にも、積極的に取り組んでいます。これからも、さまざまなワークショップを企画しますので、みなさん楽しみにお待ちくださいね!
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
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