こんにちは、英語と文化の情報を発信するコミュニケーターの森史香です。

学校閉鎖を受け一日を家で過ごすことが多くなってきている中いかがお過ごしですか？前回のコラムに７歳以上のお子さんと一緒に観て楽しめる質の良いドキュメンタリー番組をお伝えしました。

今回は小さなお子さんが夜寝静まってから、またはティーネージャーのお子さんとぜひ観ていただきたいネットフリックス映画をご紹介します。

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ご存知の方も多いと思いますが、ネットフリックスはアメリカのオンライン映像配信事業会社のネットフリックス（netflix) https://www.netflix.com。DVDレンタル店に出向かなくても、自宅でいろいろな映画が観られるサービスです。

今日はここから２作品ほどネットフリックスで視聴できる作品をご紹介します。

[icon name=”film” class=”” unprefixed_class=””] ＜Suits＞
対象：13歳以上

アメリカの弁護士業界についてのテレビドラマです。2011年から放送されていて、シーズン８までを見ることができます。今はイギリスのヘンリー王子の妻となったメーガン・マークルが出演したことでも知られています。

＜あらすじ＞有能だけど一匹狼的なハービー　スペクター。アシスタントを雇うようにと上からの命令で、見つけたのがマイク　ロス。実に能力が高い彼ですが、実は事務所の規定にあるハーバード大学の法律学校卒業生でもなく、弁護士の資格も全く持たない。知る人はハービーのみ。秘密をひた隠しにして働き始めることになります。

専門用語が所々散りばめられていて、会話のスピードもかなり早く、また口語的表現が多いのでハードルは高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここがチャンスです。

「観てみたいけど、難しそう」と思う作品があるのならぜひ覚えておいていただきたいコツをご紹介します。それは『歌舞伎を観ている時と同じ感覚になる』です。つまり一字一句の意味がわからなくても止めることなく聞き流し、全体の流れを把握するというです。それでもやっぱり考えてしまうという方は、もっとシンプルな番組からご覧になることをお勧めします。

もう一つ、英語学習者にとってこの作品の魅力は、日常会話はいかに簡単な言葉を使って成り立っているのかということがわかる点です。

It’s on you.  （君のせいだ。君が責任を負うべきだ）

He took it out on me.  （彼は八つ当たりしてきた）

など香港のノンネイティブと話しているとあまり触れることのない表現などを知ることができます。ストーリーも配役も魅力的です。ちょっと難しいかもしれないけどトライしてみたいという方ぜひ「歌舞伎テクニック」を思い出してみてくださいね。

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[icon name=”film” class=”” unprefixed_class=””] ＜The Crown＞
対象：16歳以上

イギリスのエリザベス女王にスポットを当てた実話に基づいた映画です。なんと日本語吹き替え付きです。   この番組が良いと評判は耳にしていましたが、「特にイギリスの王室なんて興味ないし」なんて思っていたのが大間違え！全４シーズンをなんと一気に観てしまいました。エリザベス女王を初め皇室の方々はお城に住んでいるから、凡人の悩みとは無関係と思いきや、とんでもない！！親子、兄弟、夫婦関係、また世間体と己の願望、伝統と改革、孤独感との戦い、自己不審、人生の波乗り、問題解決、そして運命を受け入れるとは、自分らしさとはなど 普遍的テーマ満載でグイグイ引き付けられます。 シーズン１のエピソード１はちょっとテンポが遅いのですが、そのあとから加速しますので、ご注意ください。(笑)  この番組のおかげで、イギリスの歴史や社会に親しみを感じるようになりました。

お子様がインターナショナルスクールに通われていらっしゃる方は特にイギリスの現代史について知るとても良い機会だと思います。お子さんが大きくなるにしたがって、勉強に関して親の出番も少なくなってきますが、予備知識として子供がこれから勉強する内容、触れるであろう事柄を知っていることがとっても楽しいし、嬉しいことだなと思います。