2023/06/17

香港で日本語を教える日本語学校、Central Japanese Club(CJC)は創立が2019年1月。以来ずっと香港の一等地、セントラル(中環)で開校している。現在の生徒数は60人。2023年5月にセントラル内で移転したと聞き、新校舎を訪れてみた。

【2023年5月、中環に新装開校ーこだわりの環境作り】

中環街市の目の前にある大変便利で賑やかなオフィスビルの一角にCentral Japanese Club (CJC)はある。一歩スクールに足を踏み入れると、学校というよりコワーキングスペースのよう。余計なものを排除したシンプルでモダンな内装で、入った瞬間にとっても集中できそうだと感じる。朗らかに出迎えてくれたオーナーのフランキーさんは「最近リノベートしたばかりなんですよ」と案内してくれた。生徒さんが少しでも心地よく勉強できるように、壁の色や照明、扉の立て付けなどにもこだわったそう。「生徒さんにはなるべく楽しく、リラックスして、でも集中してレッスンをしていただけるような環境作りをするのが僕の役割ですから」。いつも生徒さんの勉強意欲を掻き立てることを心がけているそうだ。

【少人数制】

クラスは主に、個人レッスン、または少人数制。にも関わらずクラスルームはセントラルの立地を考えるとなんとも余白の多い贅沢すぎる空間だ。「なんと言っても気持ちよく勉強していただきたいですからね」とフランキーさん。明るく、プライベート感があるだけでなく、少人数のクラスだからこそプレッシャーも少なく、楽しく練習でき、会話重視の授業もできる。「生徒の皆さんに次のレッスンをすぐに受けたい、また来たい、次の授業内容を早く知りたいと思っていただけるようなクラス作りをするのが、CJCがこだわり続けているところなんです」

【日本語教師の質】

そしてもう1つ、CJCがとてもこだわっているのは日本語教師の質だ。CJCでは一定以上の経験者を随時募集している。「先生の質の良さが生徒の満足度に直結しますので、とても重視している点です」。そのために働く環境にも配慮している。教師の意見や声にも耳を傾け、いつでも新鮮な気持ちで取り組んでもらえるように長時間労働ではなく、教師が働きやすい環境整備に常に取り組んでいる。

 

応募資格

(以下いずれかが当てはまる方)

ー大学または大学院で日本語教育を専攻
ー日本語教育能力試験合格
ー420時間日本語教育講座を終了

(必須)

ー入門・初級から中上級まで教えられる
ー少人数クラスでも10人程のクラスでも対応可能
ー元気で優しく忍耐強い人

基本の条件

1レッスン60分

固定給の場合 

月給:$19,500/月
勤務時間:10:00 – 20:00
有給あり
昇給あり

2024/1/1よりエントリーをされる方から、固定給が$19,500になりました。

*給与の金額は予告なく変動する可能性があります。ご留意ください。

▶︎ビザ取得に必要な費用、手続きなどの対応も可能◀︎

応募先はこちら

fy@cjc.com.hk
https://cjc.com.hk/recruitment.html

*求人募集は予告なく取り下げる可能性があります。ご了承ください。

1)Y 先生にお聞きしました。

ー日本語教師としてのキャリアを教えてください。

わたしの場合は元々全く別の仕事をしており、東京で会社員として働いていました。日本語教師には以前より興味はあったもののなかなか機会がなかったのですが、6年前に思い切ってキャリアチェンジをしました。日本で教えたことはなく資格を取ってすぐに海外で働き始めました。日本の事情は分かりませんが、香港では同じように会社員として働いている人に教えることが多く、会社員の経験がかなり役に立っていると感じます。

ーどのぐらいの年数を教えていらっしゃいますか?

日本で教えたことはなく、マレーシアで1年半、香港で4年です。

ー香港で教える日本語教師としてのチャレンジはなんでしょうか?

海外で教える際は授業の構成から全ての応対を任されることが多く、自分のアイデアをそのまま生かすことが出来ます。言われたことをそのまま行うのではなく、生徒さんに合った教え方、生徒さんが伸びる授業というのを一から作り上げることができます。

今後のチャレンジとしては、日本語教師の1人ということではなく、この先生に教えて貰いたい、教えて貰ってこんなに上達した、と実感してもらえる授業にしていくことです。

ー香港の人に日本語を教える醍醐味は?

やはり、香港の方は親日家の方が多く楽しんで日本語を勉強していらっしゃるところでしょうか。わたしが知らない日本についての情報を学生さんに教えて貰うことも多く、以前は気付かなかった日本の素晴らしさを改めて認識することが出来ます。また、香港の方は積極的なので会話の伸びが早く、とても勉強熱心なことも教師にとっては嬉しいことです。

ーCJCで働いてみての感想は?

今まで大手でしか勤務したことがなく、このようにオーナーが自ら立ち上げてスタートしている会社で働くことはとても新鮮に感じます。オーナーは柔軟性があり、意見やアイデアをすぐに取り入れてくれることもこの学校がいいなと感じる一因です。長時間勤務はさせない、出来るだけ個人の自由を尊重してイキイキと授業に取り組んでほしい、というオーナーの考えがそのまま生活の充実に繋がっています。授業についても自分で内容を全て考えられるので、学生さんの日本語の伸びや反応をダイレクトに感じられることもここで働いて楽しいと感じるポイントです。

教師が気持ちよく働ける環境を提供してくれていることに感謝しています。


2)A 先生にお聞きしました。

ー日本語教師としてのキャリアを教えてください

日本で2年、香港で4年。合計6年になります。

ー香港で教える日本語教師としてのチャレンジはなんでしょうか?

日本在住学習者と異なる視点や状況を想像して教えることです。主に旅行で使うであろう状況を想定して教えています。

ー香港の人に日本語を教える醍醐味は?

日本語学習の意欲が高いことです。また広東語と日本語の漢字の共通点が多いので、互いの言語に親近感を持ちながら教えることができることです。

ーCJCで働いてみての感想は?

学生さんに合った教え方を考えることにより、自分の教え方のバリエーションも増えました。教室環境も良く、学生さんが来たくなるような環境が整っていると思います。

少人数クラスルーム

プライベート&セミプライベートクラスルーム

<サンドラさん>
最初は仕事のために簡単な挨拶ができれば良いと思い、日本語を勉強することにしました。その後、勉強すればするほど、どんどん楽しくなって、今では趣味になっています。先生のレッスン内容を通して、日本語を話せるだけではなくて、日本の歴史と文化も知るようになりました。ありがとうございます! 教室もいいね! 賑やかなセントラルの中の静かな教室で、日本語を学ぶのは理想的な環境だと思います。

<ジュリアさん>
これまでにもいくつかの学校や先生にお世話になりましたが、ある学校は堅苦しく、ある学校は厳しくて、わたしはビクビクしていました。フランキーさんに会った頃は、「最後にもう一度だけ挑戦してみよう」という気持ちで、日本語を習うことにしました。 学んでいくうちに、フランキーさんの教え方がわたしに自信を取り戻させてくれました。 今は、妹と一緒に他の先生に習っていますが、先生はわたしたちの能力に合わせて教えてくれるので、授業中もとても楽しいです。

<匿名>
教室のユニークなデザインは、快適で多様な空間を作り出し、とても気が利いています。先生の教え方で、日本語の授業への興味が大いに高まりました。わたしが分かるように最善の方法で教えてくれるのが、とても魅力的です。毎週、先生の日本語クラスに参加するのが一番楽しみで、参加できて幸せです。


オーナー兼講師:
フランキー・イウ
(Frankie Yiu)

 

日本語をネイティブ並みに操るイウ氏は、専修大学文学部日本語学科卒業。東京で会社員の経験を経て、2018年10月に香港に戻る。2019年1月セントラルにてCentral Japanese Club (CJC)を創立、開校。創立の動機は、マンツーマンで日本語を習うと習得の速さは目をみはるものがあり、是非ともこの贅沢なプライベート環境を実現したかったこと。そして、外国人向けの日本語教科書には載っていない、自らが培った経験や文化的観点、香港人にとっての日本語の習い方を生徒に伝えたいと思ったことをあげている。

 

受付

Central Japanese Club (CJC)
Room 1002, 10/F, Yue Shing Commercial Building,
15-16 Queen Victoria Street, Central, Hong Kong

Mail: fy@cjc.com.hk
Web: https://cjc.com.hk/about_teacher.html

クラスは全部で3ルーム

プライベート&セミプライベートクラス

広々とした空間


なお、CJCは授業の開講時間外であれば、多目的スペースとしてのレンタルも可能。

利用方法は、企業セミナーや企業イベント、ワークショップ、レクチャーなど。照明の色を変えることも可能。質問、詳細は fy@cjc.com.hkまで。

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