2026/09/11

今、九龍の深水埗(シャムスイポ)にあるDX design hubで、そんな日常の解像度がグッと上がるようなワクワクする展覧会が始まっています。その名も「Design to Bridge」。タイトルに架け橋(Bridge)を入れているのは、 伝統と未来、産業と社会、そしてアイデアと人。一見すると交わらなそうなもの同士をデザインの力で結びつけたから。果たしてどんな化学反応が起きるのだろう? そんな好奇心を刺激してくれるクリエイターやスタジオが、国内外から大集合しています。
ConcretologyとHop Fung Iron Worksによるコラボ:コンテンポラリーデザインを通じて香港の象徴的なマンホールカバーを再解釈する試み
しかもこの展示、目で見るだけじゃありません。「触る」「香る」「聴く」といった五感を総動員して体験する仕掛けが盛りだくさんなんです。
ここが見どころ!
会場に足を踏み入れると、思わず足を止めたくなるような面白い作品が出迎えてくれます。
MOSOSISIによるコンクリートのミニチュア作品:香港の建築遺産を、都市の記憶の触覚的な記録へ
街の建築遺産を手のひらに:Concretology、MOSOSISI
香港の象徴的なマンホールカバーや懐かしい建築遺産を、コンクリートのミニチュアで精巧に再現。失われゆく街の記憶をそっとすくい上げてくれます。
香料博物館による、香りで異なる時代のスナップショットを呼び起こす試み
香りで時代を旅する:香料博物館
フレグランスを単なる良い匂いではなく「時代を映す文化的アーティファクト(文化財)」として提示。ひとたび香りを吸い込めば、まるでタイムトラップしたかのような感覚に包まれます。
Ink & The Cityによる展示:視覚、聴覚、触覚的要素を通して、現地の書道文化を再解釈する
伝統の書道文化をアップデート:Ink & The City
1930年代から香港の街並みを彩ってきた看板の文字文化を、ビジュアルだけでなく音や手触りまで含めて再解釈。お馴染みの景色が全く新しいアートとして立ち上がります。
香雲音響(Xiangyun Audio)によるヴィンテージオーディオ機器のショーケース:修復と芸術的な表現を通じて、音と記憶を結びつける試み。Reformによる分解されたポータブルカセットプレーヤーのインスタレーション:デバイスを機能させたまま、その内部メカニズムを明らかにしている。
ヴィンテージ機器と音の融合:Xiangyun Audio
古いカセットプレーヤーをあえて現役で動かし、内部の複雑なメカニズムを間近に見せてくれる展示。ノスタルジーとテクノロジーが同居する空間が広がります。
Noodo Labによる3Dプリンティング技術の革新的な応用:日常の廃棄物の可能性を掘り起こし、サステナビリティと美学を結びつける試み
日常のゴミと最新技術の出会い:Noodo Lab
私たちが普段ポイと捨ててしまう身近な廃棄物を、最新の3Dプリンティング技術で美しく生まれ変わらせ、「エコと美しさの架け橋」を形にしています。
DX design hub:最近様々な香港の文化に関する展示会で話題が多いDX design hubとは、若手デザイナーの育成や、異分野コラボレーションの実験場として生まれたこの場所。一歩足を踏み入れれば、香港のいま、そして未来を担うクリエイターたちの熱気が肌で感じられます。展示スペースだけでなく、おしゃれなエリアや仕掛けがたくさんあるので、お散歩がわりにフラッと立ち寄るのにもぴったりのスポットです。
手触りや香りなどで体感することで、どんな感覚が呼び覚まされるか、決してオンラインでは体験することができないユニークな展示会です。「Design to Bridge」は、見慣れた景色の中に隠れていた「小さな奇跡」に気づかせてくれるでしょう。
Design to Bridge
会期: 開催中〜2026年10月25日
会場: DX design hub 1階 ザ・ギャラリー(九龍深水埗通州街280号)
開館時間: 11:00~19:00(火曜休館、ただし祝日は開館)
入場料: 無料
MOSOSISIが好きな方へ、過去記事です。
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