2016/07/28
ベスト・パートナーになるために 1
先日、パートナーシップの世界的権威、ジョン・グレイ博士の2日間のセミナーを受けてきました。ジョン・グレイ博士は、全世界で発行部数5000万部を超える『ベスト・パートナーになるために』の著者であり、心理学者で、人間関係、特に男女関係の専門家です。
セミナーの中で多くのことを学んだのですが、一番大きな気づきは「Never give love more than you receive ―女性が与えすぎないこと」の大切さ、でした。女性は、男性から受け取るより多くのものを与えないことが大切だと。
多くの女性は、「与える愛」を実践しています。
私達のDNAに深く組み込まれた行動パターンがあり、また両親や祖父母のパートナーシップを見て「女性(良き妻)はこうあるべき」だというイメージを自然に抱いています。
旦那さんが家に帰ってきた時にどのように迎えるかを、ステージ上で再現するシーンがありました。あるご夫婦は、旦那さんが帰ってきた時に奥さんが入り口までかけより、「おかえりなさい」とハグしていました。
一見、理想の夫婦の出迎え方だと思った人が多かったと思いますが、グレイ博士は何度もやり直しをさせました。女性からリードしてはいけない。男性にリードをさせないといけないと。
男性が手を広げ、男性から一歩近づき、そして女性が手を広げ、ハグ。男性が抱きしめたら、女性も同じだけ抱きしめる。女性が先に『ぎゅうっ』としてはいけない。そうグレイ博士は言いました。
女性が先に与えすぎてはいけない。受け取る以上に与えてはいけない。なぜなら、女性は「私はこんなにしているのに、相手からは受け取っていない」ということで悩んだり苦しんだりすることが多いからだと。
女性は、ただrespond(反応する)だけ。
女性から与え過ぎると、男性が「この女性は、僕ががんばらなくてもいいんだ」と思ってしまうそうです。男性にとってはchallengingなことが大事。Easyに手に入る女性に対して、男性は誇らしく思うことができないとのこと。
なるほど~です(笑)。感情表現が豊かな女性にとっては、なかなか難しいことかもしれませんが、パートナーと愛を育むために大切なレッスン、ぜひtryしてみてください。
生田サリー
フリーアナウンサー、日本/アメリカで、司会、リポーター、ナレーターとして数多くの番組に出演。現在は、人生・夢・女性としての生き方についての講演など、幅広く活躍中。
http://www.saliikuta.com
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
コメントをありがとうございます。コメントは承認審査後に閲覧可能になります。少々お待ちください