2023/04/16

みなさん、こんにちは。
最近はいかがお過ごしですか?
コロナ規制が緩和されたことで、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。

 

ヘルパーさん事情は色んな意味でこの数年、目まぐるしく変化してきました。契約書とビザ取得に関する手続きの流れ等は以前と今とでは全く異なります。特にオンラインの活用によって色々な変化、改善が見られます。

 

前回の内容と少し被りますが、今回は具体的にヘルパーさんを決めるまでの過程についてお話しします。

《基本的な流れ》

①求人募集をする
②応募者の中からインタビューをしたいヘルパーさんを選ぶ
③インタビューをする
⑤オファーを出す
⑥合意確認、契約書にサイン
⑦手続き開始

事務所にあるホワイトボードには求人募集が書いてあります。国旗はサービスご利用のお客様の出身国を表しています。

 

皆さんは、ヘルパーさんをどうやって選ばれますか?
『時間をかける?それとも時間をかけない?』
時間のかけかたと採用するにあたって重視するポイントは人それぞれですが、多くの事例を見ますと、うまくいくケースとそうでない場合はある程度の共通点がみられます。

 

家族構成や仕事内容、条件が似ているような募集であっても、その表現の違いによっては応募者の数がかなり異なります。
実は事細かく全てが書き込まれた募集よりも、簡潔に大事なポイントがまとめられたシンプルな募集のほうが興味を持ってもらいやすいです。
いろいろな価値観や考え方はあるとは思いますが、私の経験上でのアドバイスとしてはインタビューと採用決定までに時間をかけ過ぎない事をお勧めします。
皆さんの目的は良いヘルパーさんを雇用することですね。率直に申しますと時間をかけて慎重に選べば選ぶほど間違いのない良いヘルパーさんを雇用出来るわけではありません。むしろ逆の結果になり、それだけかけた時間が無駄になる可能性のほうが高いです。それは相手に与える印象が関係するからです。

 

実際、時間をかけずにインタビューをし、即決してオファーをされた場合、ヘルパーさん側もそれを受ける事が多く、時間をかけてインタビューしオファーを出した場合は、ヘルパーさん側からの断りが多いのが現実です(インタビューというよりお喋りで時間が経ってしまった場合は除く)。

 

いつもヘルパーさんにはオファーを受け入れた理由、また断った理由を確認するようにしていますが、インタビューの際の雇用主様からの質問や様子などで、ヘルパーさん達は雇用主様について、「シンプルで優しそう」「こだわり強くて全て把握しないと気が済まない完璧主義」等、そういったものを感じています。笑顔で楽しそうに話されて穏やかな雰囲気なのか、真剣なあまり笑顔はなく必死で緊迫した雰囲気、色々ありますが、前者の方が成功率は高いです。
ヘルパーさん達にとっては、シンプルで優しく、信頼して仕事を任せてくださる雇用主様が理想ですね。

 

事前アポのインタビューの場合、ある程度の情報は理解した上でスタートするので、だいたい20~30分程度、長くても1時間以内に終え、その直後に採用決定し合意に至るのが多いです。ヘルパーさん達もそれに慣れています。
たまたまオフィスに居合わせたヘルパーさんとのインタビューですと、プラスして20分程度は時間が必要になるかもしれません。

 

ちなみに第一印象は3秒で決まると言いますし5分も話せば合うか合わないかの判断は出来ると思います。興味がない場合はその時点でインタビューを終える、また妥協できない相違点が見つかった場合も同様です。即決も大事ですが、即断も気にする必要はありません。
良いヘルパーさんを惹き寄せる為に、ポジティブなお気持ちで、相手の気持ちに寄り添う姿勢で臨んでください。

雇用が決まりフィリピンから到着したばかり。香港で働くのは初めてのヘルパーさん。

 

次は、お仕事を探しているヘルパーさんのステイタスについてご案内します。

《現在、香港在住》

①香港で契約終了予定
②雇用主様の帰国、移住による解雇
③雇用主様の経済的事情による解雇
④雇用主様の死亡による解雇
⑤その他の解雇
⑥ヘルパーさん側からの辞職

 

《現在、海外在住》

⑦海外勤務経験なし
⑧他国での勤務のみ経験あり
⑨香港での勤務経験あり

 

①~④は新しい雇用主様との手続きを全て香港で行いビザを取得する事が出来ます。直ぐに勤務を開始するか、一旦帰国してから開始するのかは選択出来ます。
⑤~⑥は契約最終日から14日以内に帰国する必要があります。⑤~⑨は、現地の手続きも必要となります。
ビザ取得にかかる日数等はその時の状況によって変動がありますので、必要な時にお問い合わせ頂けますと幸いです。

 

皆さまからもこのコラムで取り上げてほしい質問などありましたら、LEI公式LINEよりチャットでご連絡くださいね。



昆 久子(こん ひさこ)
静岡県出身。大阪の短大を卒業後、熱海のホテルに就職。その後ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在。帰国後都内で派遣事務、料亭やホテルでの配膳業務、カスタマーサポート等、多種多様な業種に携わる。
その後、結婚を機に香港生活をスタートし、日本語教師になる。
離婚、永住権取得を経て2017年、HKO Arigatoo Limitedを設立し今に至る。現役日本語教師。愛犬家。

Webサイト HKOArigatoo
Facebook HKOArigatoo
Instagram  hkoarigatoo

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