2024/02/05

 香港の風水師 マック・リンリンさんに聞く 旧正月 最強開運ガイド 

風水師 マック・リンリンさん

 2024年の干支は辰年です。空と海を自在に行き来する伝説上の生き物である龍は、12種類の干支の中で最も権威のある存在とされ、その年は中国文化の中で重要な意味を持っています。辰年は前向きで行動的な年を意味するため、旅行を通じて視野を広げるのに最適な時期となります。

今回は香港政府観光局の協力のもと、風水師のマック・リンリン(麥玲玲)さん監修による旧正月にぜひ訪れたい「辰年繁栄への究極スポット」をご紹介します。


辰年の開運チップ

「辰年繁栄への究極スポット」

キャリアと学業のさらなる飛躍を祈るために

繁栄を祈るために

健康と順風満帆を祈るために

万全と結実を祈るため

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運気上昇を願うために

新年にすると縁起の良いこと


「辰年繁栄への究極スポット」 

キャリアと学業のさらなる飛躍を祈るために

旧正月に寺院を訪れるのは必須!香港には多くの歴史的な寺院があり、中でも有名なのは上環(ションワン)にある文武廟(マンモー・ミュー)です。出世や学業成就を祈願する聖域として広く知られているこの寺院は、比較的コンパクトであるにもかかわらず、最も人気のある名所の1つとなっています。観光客で賑わう中心地、中環(セントラル)と上環(ションワン)という便利な立地も、揺るぎない人気の理由です。文武廟は主に文神(文学の神)と武神(武術の神)に捧げられています。 

出世を願う会社員は、文神に祈りを捧げ、「文昌筆」に触れて幸運を祈り、経営者は武神に敬意を表し、「關帝刀」に触れて成功を祈りましょう。学業成就を願う学生は、文房具や筆箱を祭壇に持参し、神様に加護してもらうと良い結果が得られるといわれています。

繁栄を祈るために

 家族全員の繁栄と幸福を祈るには、観音様を拝むのが正しいとされています。香港には観音様を祀る寺院が数多くありますが、九龍で最も規模が大きく有名なのは紅磡(ホンハム)の紅磡觀音廟です。旧暦1月26日(2024年3月6日)は、「觀音開庫」(観音様が宝物庫を開き、人々にお金を貸すと信じられている日)として知られています。この特別な日には、一級歴史建築であるこの寺院に参拝者が集まり、観音様から借りられる「お金」(赤い紙に書かれた架空の紙幣)を求めて、真夜中から寺院の前に行列を作ります。「觀音開庫」以外の日でも、観光客はこの歴史的な寺院を訪れ、無病息災、子宝、恋愛を祈願することができます。 

健康と順風満帆を祈るために 

300年近い歴史を誇る九龍城の侯王古廟(ハウ・ウォンテンプル)は、無病息災を願うのに最適な場所とされ、旧暦6月16日に行われる侯王寶誕(ハウ・ウォン・フェスティバル)の期間中は、特に多くの人で賑わいます。侯王(ハウ・ウォン)の本尊とは別に、寺院には中国占星術の五行と組み合わせた十二支を司る60の神である太歲(タイスイ)も祀られています。毎年、特定の干支はその年の支配神と衝突する「犯太歲」(ファンタイスイ)とみなされ、その干支の人は不運に見舞われる危険があります。辰年の「不運」な干支は、辰、戌、卯、丑です。これらの年に生まれた人は、「太歲衣」(タイスイイ)を買って自分の名前と生年月日を書き、線香を供えて太歳神に祈る儀式を行うことで、その年の災いを鎮めることができるといわれています。 

万全と結実を祈るために 

辰年を完璧なものにするためには、「あらゆるリクエストに応える」ことで有名で、旧正月には特別な装飾が施される黄大仙(ウォンタイシン)は外せません。旧正月には、華やかに飾られたこの寺院で、この街最大の伝統行事のひとつである「搶上頭炷香」が行われます。地元の人々は、最初に寺院に入り線香をあげた者が最大の祝福を受けると信じています。そのため、旧正月大晦日の真夜中頃になると、大勢の参拝者が寺院に集まり、我先にとお線香をあげに走ります。1位になるのは至難の業ですが、旧正月期間中いつでも黄大仙で線香をあげ、辰年の幸運を祈ることができます。 

黄大仙には、愛と結婚を司る神、月老神像もあります。恋愛成就を願う者は、花や果物を月老神像に供えて願い事をすることができます。月老神像の両脇には、神話に登場する恋人たち「金子」と「玉女」の像があります。月老は結婚にふさわしい男女の足に赤い糸を結ぶと言われているので、参拝後に「金子」や「玉女」の足に触れて、早期の良縁を祈ることができます。 

 

運気上昇を願うために

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