2025/05/03
香港の春と言えば、お祭り。5月5日(月)から6日(火)にかけて開催される長洲饅頭祭りを皮切りに、香港全土で芸術、文化、スポーツなどのさまざまなイベントが開催されます。
香港の離島、長洲島で毎年行われるこの伝統的なお祭りは、のんびりとした漁村を華やかな色彩で彩り、島全体を祝祭ムードに包みます。活気あるパレード、古くから伝わる儀式、香港ならではの風変わりな風習などが盛りだくさんのこの祭りに、毎年香港内外から何千人もの観光客が訪れます。
香港の文化行事の要である長洲饅頭祭りは、18世紀に長洲島を疫病から救ったという海の神 北帝(Pak Tai)を祀っています。このお祭りは、民間伝承と歴史が色濃く残っており、2011年には中国の国家無形文化遺産にも登録されました。現在も、道教の儀式やライオン・ダンス、そして、代表的なイベントである饅頭塔競争などが、訪れる人々を魅了し続けています。
飄色(Piu Sik)パレード – 2025年5月5日(月)
注目イベントのひとつである飄色(Piu Sik)パレードには、毎年何千人もの見物客が集まります。 パレードでは、子どもたちが神々や公人、ポップカルチャーの有名人などに扮して、群衆の上を浮かんでいるかのように行進します。
饅頭塔競争ファイナル – 2025年5月5日(月)-6日(火)
真夜中に行われる饅頭塔競争では、12人のクライマーが幸運の饅頭で覆われた高さ14メートルの塔を駆け上がり、饅頭を取り合います。 取った饅頭が多ければ多いほど得点が加算され、得点が一番多い人が優勝となります。優勝者には、「代代平安獎」(平和賞)が授与されます。
香港カルチュラル・ビートの鼓動を感じよう
「労働節のゴールデンウィーク」〈5月1日(木)から5日間〉は、香港全体がお祭りの活気に包まれます。 天后誕〈4月20日(日)〉、仏祖誕〈5月5日(月)〉そして漁村の人々の伝統である譚公誕〈5月5日(月)〉などのイベントが見どころです。長洲饅頭祭りと合わせて、香港の芸術、クラフト、伝統を紹介する取り組みである「カルチュラル・ビート」の一環として様々なイベントが開催されます。
• ランタオ島ポーリン寺の浴仏節 4月29日(火)-5月5日(月)
仏陀の像に水をかけ、心の浄化と生命の再生を象徴する儀式を行います。
• 香港国際ドラゴンボートレース 6月7日(土)-8日(日)
チームが息を合わせて漕ぎ進む、スピードと色彩、そして伝統が織りなす白熱の戦いが注目です。
• イースト・ディストリクト・譚公寶誕2025 4月29日(火)-5月7日(水)
広東オペラ、ライオン・ダンスやドラゴン・ダンスのパレード、海神譚公(タム・クン)を讃える国際ライオン・ダンス大会など、さまざまな催しをご覧いただけます。
この他にも、5月以降の香港はイベントが目白押しです。本格的に暑くなる前に香港のいろんな場所に出かけて楽しんでくださいね!
(写真、情報提供:香港政府観光局)
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