2023/03/21

こちらのコラムでは香港で見つけて、試してみたらちょっと良かったものをご紹介しています。

皆さん、こんにちは。今回ご紹介するちょっといいものは、旺角にある「奇趣餅家」の紅豆焼餅です。

旺角は、花園街のズラッと並ぶ露店を見ながらブラブラ歩くのも楽しいところですよね。

そんな花園街にあるのが「奇趣餅家」。1984年開業の焼き菓子店で、いつも店前はお客さんがいる人気店です。写真をよく見ると、店看板の下の方にミシュランのシールが貼ってあるのが分かりますね。ミシュランガイド香港＆マカオで2016年版から新設された「街頭小食（ストリートフード）」部門でも認定されたお店なんですよ。

昔ながらの焼き菓子がずらりと並んでいます。

ここの人気商品である紅豆焼餅がこちら（写真下）。

2017年撮影。出来立ての紅豆焼餅は出てきた途端すぐに売れていました。

この商品も、前にご紹介したホットアイマスク同様、香港在住歴が長い方から教えていただいたものです。香港在住の先輩情報はありがたいです。こうして伝統は受け継がれていくのですね（笑）

2017年撮影。当時は５個でHK$20でした。

コロナ禍で３年ぶりにお店に行きましたが、前と変わらない店構えがほっとします。2023年２月時点で５個HK$25です。

えー５個も食べられるかなー？ とぶりっ子している場合ではありません。ペロッと５個いけます、というのは大袈裟ですが（笑）、冷凍保存も可能ですので、どうせなら５個買いましょう。レンジで20秒くらい加熱したらもちっと柔らかくおいしくなりますよ。

久しぶりに商品を見た時、「 ちょっと小ぶりになったかな？」とも思ったのですが、ぎゅうぎゅうに並べられて潰れていたせいかもしれません。

袋に入れて渡された瞬間（渡されるというか、そっけなく袋を置かれる場合もあります。汗）、ほんのり温かく柔らかくて、その場ですぐ食べたくなっちゃいます。

もちっとした薄皮に、ちょうどよい甘さと量のあずき餡。そして香ばしいゴマがアクセントになっていて本当においしい。オールド香港は経験したことはないのですが、昭和の日本で食べたことがあるような、懐かしい、心が落ち着く味わいで、「おいしいなぁ～」としみじみ言いたくなるのです。

旺角に行った時にはぜひお店に行ってみてくださいね。

奇趣餅家

油尖旺區旺角花園街135號地下

不定期で休みの時があるのでご注意ください。