2023/05/27

こちらのコラムでは香港で見つけて、試してみたらちょっと良かったものをご紹介しています。


みなさん、こんにちは。今回ご紹介するのは、イラストレーター・小野寺光子さんの「香港の猫」ポストカードです。

みなさんは香港の街なかで猫の姿を見かけたことはありますか? 店先でお客さんに撫でられてゴロゴロいってる猫や車のボンネットの上で寝ている猫など、香港の街並みに溶け込んでいる猫たちがそこかしこにいます。
その風景を軽やかな水彩画で描いているのがイラストレーターの小野寺光子さん。日本で開催されている猫を愛するクリエイターのためのグループ展「ネコトモ展」に小野寺さんも作品を出展。その作品の一部がポストカードになり、現在、荃湾(TsuenWan)にあるCHAT(Centre for Heritage, Arts& Textile)内のCHATショップで販売中なんです。

 

「ネコトモ展」での小野寺さんの作品テーマは「香港の猫たちを描く」。

熱々の煲仔飯(ボウチャイファン)をのぞきこむ猫ちゃん。今にもひっくり返してご主人さまに怒られそう。別のポストカードの猫ちゃんは、エッグタルトを頭に乗せて、目がまんまるに。その姿がなんともキュンとします。
猫×街のイラストってどうしてこんなにも可愛いのでしょう。そして食べ物や漢字だけでなく、グリーンの格子柄タイル、赤いプラスチックの椅子といった緑と赤のコントラストからも「香港」をビシビシ感じます。特にグリーンの色が香港っぽい気がしてなりません。
香港の街の色の印象は? と聞かれたら、筆者はなんとなくグリーン、それもちょっとくすみがかった緑の色がそこかしこにあるような気がしています。お店の入り口の敷物や看板、茶餐庁のお皿のふち、窓の格子、トラムなど……。

 

イラストレーターの小野寺光子さんは、東京在住で、年に数回香港を訪れるという暮らしを20年近く続けている「超級香港迷(スーパー香港ファン)」です。
香港を好きになったきっかけはアジアを代表する名俳優レスリー・チャンの映画。レスリー・チャンとの出会い以来、香港の魅力にはまりっぱなしだとか。そして初めて香港を訪れたとき、香港の街の建物の色や雰囲気、広東語の響きが「性に合う!」と感じたそうです。

 

作品テーマの「香港の猫たちを描く」ポイントについて、香港で出会った猫をただ描くだけでは伝わりづらいため、背景やシチュエーションなどの工夫が必要だと小野寺さんは話します。香港の街並みや日常にあふれる風景をも小野寺さんの視点でユーモラスに組み込み、温かみのある水彩画で香港の猫たちが表現されています。
香港のあちらこちらで出会った猫たちやその風景を思い出しながら描くことは、大変とはいえ楽しいひとときでもあるそうです。イラスト一つ一つに小野寺さんの香港と猫ちゃんへの愛を感じずにはいられません。
香港の色合いのなかにちょこんと佇んだ猫がぴったりと合わさる小野寺さんのイラストは間違いなく「香港の猫」なのです。

 

MTR赤色のTsuen Wan Lineの終点駅「荃湾(Tsuen Wan)」のCHAT(Center for Heritage Arts&Textile)を訪れた際には、ぜひ小野寺さんのポストカードをチェックしてみてくださいね。

CHAT Shop

Shop G01A , The Mills,45 Pak Tin Par Street, Tsuen Wan

月曜日〜土曜日 | 11:00am-7:00pm

https://www.instagram.com/mill6chatshop/

https://www.mill6chat.org/chat-shop

 

小野寺さんをより深く知ることのできるカバーストーリーもぜひもう一度読んでみてください。

https://hongkonglei.com/2020_2_coverstory/

 

コメントをありがとうございます。コメントは承認審査後に閲覧可能になります。少々お待ちください

意見を投稿する

Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。

Translate »