2022/10/28
これからの過ごしやすい季節、村屋の醍醐味といえば、やはり屋上や庭で過ごすアウトドアの時間です。雨、台風、湿気、猛暑に、蚊の猛襲がもれなくついてきた厳しい春夏を乗り切って迎える天国のような秋冬は、「明けましておめでとう!」と言いたくなる、本当にご褒美のようなシーズンです。BBQやピクニック、日向ぼっこや昼寝を心ゆくまで満喫できます。
どうです? 村屋暮らし興味が湧きませんか?(笑)
住むならぶっちゃけ屋上付きと庭付き、どっちが良い? と時々聞かれますので、友人から聞いたり、お邪魔したり、庭のある家に住んでみてのわたしなりの見解をご紹介します。
【家賃はどっちが高い?】
村屋は大体3階建てに屋上がついているパターンが多く、一軒家丸ごと借りるケースと、各階を分けて借りるケースがあります。各階をバラバラに借りる場合は、3階は屋上とセットになっていることが多いです。村屋は各階が700sqと決まっているので、屋上がつけば700sqがプラスされます。1階(地上階)に庭があれば庭とセットになっていますが、庭の大きさはまちまちです。なので、家賃は大体が屋上付きが一番高く、次が庭のサイズにもよりますが地上階、そして最も経済的に借りれるのが真ん中の2階でバルコニー付きと言ったところです。
【屋上の照り返しは?】
屋上は見晴らしが良いので、朝日や夕日を眺めながらの食事もできますし、洗濯干しや、ガーデニングには最高です。ただ、日中は、照り返しが強くて長時間は過ごせなかったり、家の中がサウナ状態になるので1日中エアコンが必要などと耳にすることがあります。屋上付きを選ぶ時に、屋根付きの日陰部分がある家を選ぶか否かで、快適さも違うし、同時に家賃も変わってきます。ない場合は自力で屋上に大きなテントを設置すると効果はあるようです。ただ台風が来た時は飛ばされてしまうので、その都度管理しないといけません。
【村屋は階段のみ!?】
村屋はエレベーターはありませんので、階段で上がることになりますが、引っ越しや宅配などは、階段の特別料金を請求されることがあります。また階段は狭いので、先日、我が家の上階の引越しでは、バルコニーを使って、大きなピアノやら棚やらを搬出していました。また、家の中に階段があって屋上に出られるタイプと、一旦玄関から外に出て屋上に上がるタイプとがあります。それによっても屋上を利用する億劫さが違ってくるかもしれません。
【鍵は蚊退治にあり】
村屋暮らしの最大の敵は何と言っても蚊やサンドフライ。特にサンドフライはいつどこで刺されたか気が付かず、後から強い痒みが襲ってくるので厄介です。
その点、縞模様の藪蚊の類は、ぶ〜んと音を立ててやって来るのですぐ分かります。蚊取り線香や、アロマオイルなどを炊いて、蚊を寄せ付けないようにしていますが、サンドフライには、あまり効果がないような気がします。ちなみにBBQをすると蚊は寄って来ません。多分BBQの煙が嫌いなんだと思います。
屋上にいるより庭にいる方が刺されるので、その点では屋上に軍配が上がるでしょう。
地上階の場合は、屋内に蚊が侵入してくる確率も高いので、部屋で刺されてしまうことがあります。我が家では、エレクトリックラケットで撃墜します。ラケットの網目部分に電流が流れて、触れた蚊を感電させます。運動神経が悪くても振り回していればかなりの確率で撃墜できるので重宝しています。
【各自の楽しさを追求できるのは地上階!?】
小さなお子さんがいる場合は、庭であれば外で遊ぶ子どもの様子を見ながら親は室内で仕事ができるし、室内にいるのが大好きな子どもを無理やり一緒に外に出させることなく、自分が外に出たい時は出て、エクササイズしてみたりコーヒーを飲んだりと、それぞれが思い思いの過ごし方ができます。バルコニーに出るような気軽な感覚で庭に出られるのが良いです。
【アリ天国の地上階】
小さなアリがこんなにも脅威になるとは思ってもみなかったのですが、ほんの少しでも甘いお菓子のかけらを落とそうものなら30分もすれば、行列ができています。ちょっとギョッとするほどの量なので、子どもの食べた後などは、机も床もくまなく見て拭き取ります。どこからやってくるのかというと、壁の隙間や、ACの設置場所の隙間、窓サッシの隙間など。。。目には見えない小さい穴があれば、そこを潜ってやってきます。
【防犯面は?】
確かに地上階の方が不安な気がしますが、住んでみて思うのは、何階かはあまり関係がなく、それよりも住む地域と環境によるのではと思います。我が家の大家さんは、この一帯の地主さんで、周りには一族があちこちに住んでいます。一族の名のついたお寺もあり、村の隅々に目が行き届いている様子。何かあればすぐに一族でシェアされ、住民に知らされます。村に住んでいるご近所さんとも顔見知りになります。また地上階の窓という窓には網戸や開閉できる格子戸がついていますので、窓を開けていてもこじ開けて中に入るのは至難の業です。
村屋はどの階を選ぶかで楽しみ方も違うので、参考にしてみてくださいね!
皆さんからのご質問があればぜひコメント欄からお寄せください。ではまた次回まで。
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