2020/03/05
香港の学校がお休みになって約1カ月半。日本でも休校が決まり、突然の家庭学習に戸惑っているご家庭も多いようですね。そんな中、香港でバイリンガル子育てをする親御さんたちから「家でできる日本語の勉強方法を知りたい!」という声をたくさんお聞きしたので、わたしが日本語の授業づくりに参考にしているサイトを、ここでご紹介することにします。日本語学習に限らず、日本の小・中学生の自主学習にも役立つサイトばかりです!現在のところ(2020年3月4日時点)は、すべて無料で利用できるので、ぜひチェックしてみてください。
書く練習ができる、ドリル教材
海外で暮らす子ども達には、「話すのは上手でも、書くのが苦手」という子が多いです。こればっかりは、やらないと上達しないので、学校がお休みの間にも継続して練習できるといいですね。
日本でも、休校が決まってから学習ドリルの売り上げがあがっているそうですが、教材サイトなら欲しいページだけ使えて、同じプリントでも印刷すれば繰り返し練習できるのが便利です。
<ちびむすドリル>
月に150万人もの保護者&先生が利用する人気サイトです。幼児~小・中学生向けのオリジナル教材が、2万枚以上無料でダウンロードできます。日本語学習者には国語プリントや幼児向けの知育プリントが使いやすいですが、その他の教科も充実しています。
<ぷりんときっず>
デザイナー夫婦が自分のお子さんのために考えた手作り教材を、無料で公開しています。カラフルで絵が可愛いので、子どもも楽しく取り組めます。幼児~小学校低学年向けで、国語と算数がメインです。
▶︎教材を選ぶコツは?
教材は学年別にわかれていますが、年齢に関係なくお子さんのニーズに合わせて探してみてください。ヒント付き、ヒント無しのプリントが選べる教材もあるので、お子さんが「これならできる!」と思えるものを見つけて、自信をつけてあげられるといいですね。いずれのサイトも解答が掲載されているので、自分でも答え合わせができますが、大人が〇をつけてあげるのも喜ぶと思いますよ!
第2回では、「読むこと」にフォーカスしたサイトをご紹介いたします!お楽しみに!
磯村 望(いそむら のぞみ)
香港日本人補習授業校教員。英語科教諭として横浜市の公立中学校に勤務後、ベトナム及び東京のJICA(独立行政法人国際協力機構)にて、国際協力の仕事に従事。2017年に来港、香港に住む日本人の子ども達や、日本語に関心のある香港人への日本語教育に携わる。
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
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