2024/07/02

香港の夏も本番化。
身体に堪える季節の始まりとなりました。

どうも、mizuki です。

香港で着物を着る方はそんなに多くはないとは思うのですが、浴衣を着られる方は多いのではないでしょうか?

インターナショナルスクールでのinternational day や日本人幼稚園での夏祭りまたは日本文化イベントなど香港で暮らしていても浴衣を着る機会は案外あるものです。

お子様に着付けてあげたり、ご自身で着付けされたりはたまたお友達と着付けあいっこをしたりと、
着物に比べると着る工程が少ない分案外浴衣は身近に感じている方も多いのでないでしょうか。
また着物に比べて揃えるものが少なくて済むのもチャレンジしやすい大きな理由だと思います。

格式の話になると、浴衣はカジュアル装いになります。洋服でいうとジーンズぐらいの格です。
浴衣はどう頑張ってもフォーマル着にはなりません。

ですが、ここは香港。

グッと敷居は下がります。

これはわたしの日々の経験によるフィーリングですが、ほとんどの人が格式など気にしていないように感じます。

そう、香港の良いところ。

例えば日本で少し奮発していくようなレストランだと、浴衣ではなく着物を着る事が多いと思います。
香港ではそのようなレストランでもドレスコードがない限りカジュアルなお洋服の方もたくさんいますよね。

だから浴衣でも全然場に馴染みます。
なんなら
「そんなにおしゃれして来てくれたの?」って
お店の方にも喜んでもらえることがほとんどです。

またこの暑い香港、たとえ夏着物を着たとしてもとても暑いです(現在6月末35度観測!!!)。
快適に過ごせることはどんな衣服でも共通して大切なことです。
無理をせずに楽しめる和装であってほしいとわたしは思います。

日本では早ければ六月下旬ごろから九月上旬ごろが浴衣シーズンだと言われていますが、
日本に比べ暑い期間が長い香港、カジュアルな装いが許される香港、だからこそ浴衣も日本に比べると長い期間楽しめることができます。

浴衣といってもいろいろな模様があります。
ひまわりや花火、朝顔など夏を象徴する模様がたくさんありますが、
この夏を象徴する模様は真夏の間なら夏らしくて涼しげでとっても素敵なんだけど、
少し季節が外れると違和感を感じてしまいます。

何柄かよくわからない浴衣

なのでこれから浴衣を新調される方におすすめなのが吉兆紋様やちょっと何柄かよくわからないものとかTHE 夏って感じの模様じゃないものがおすすめです。
それに合わせて帯の結び方をシックにしちゃえばお祭り感もなく大人なおでかけの装いに。

真夏から少しずれた季節、暑さも残る時期にはこれぐらいの浴衣が涼しげに便利に着こなせ、出番が多いことだと思います。

また先程も述べましたが、ほとんどの人が格式などは気にしてないとはいえ浴衣はカジュアル着です。
和装には相手を敬い尊重する気持ちが込められています。
ですので、きちんとしたパーティーやお祝いの席またはドレスコードがあるようなレストランでは浴衣の着用はしないことをオススメします。

日本の文化や情緒も残しつつ香港ならではの浴衣遊びを楽しんでみてください。


mizuki

2011年ワーキングホリデーを活用し香港に来港。
仕事をきっかけに着物の楽しさにハマり、普段の生活の中で着物をきて暮らす。
香港で二人の子どもを出産。
2021年香港で出会った友人と共にイベント企画やパーティー装飾を手掛けるM’s select を設立。
2022年11月、着物マイスター、着付け方インストラクター資格取得。

Mizuki no kimonoインスタ @kimono_hongkong

M’s selectインスタ @ms_select_hk


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