2026/07/11
中国茶は、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶の6種類のお茶に分けられます。
香港の夏は湿度が高く30℃以上の真夏日がザラにあります。そんな香港で夏に好んで飲まれるのが白茶です。「白茶」は、その高い健康効果と自然な味わいから、古くから親しまれています。
白茶の最大の効能は、中医学で「清熱」と呼ばれる体の余分な熱を逃がす作用です。ほてりを鎮めてくれるため、夏バテや熱中症の予防に高い効果を発揮します。また、ポリフェノールやビタミンが豊富に含まれていると言われており、抗酸化作用による美肌効果や免疫力の向上、抗菌・消炎作用も期待できるなど、まさに「飲む万能薬」として昔から重宝されてきました。
このような豊かな成分が残る理由は、その極めてシンプルな制作過程にあります。一般的な緑茶や紅茶のように、茶葉を強い力で揉む(揉捻)工程が一切ありません。摘み取った新鮮な茶葉を、風通しの良い日陰や天日でじっくりと乾燥して作られます。人の手を最小限に抑え、自然の力だけでゆっくりと発酵を進めるため、微発酵茶として茶葉本来の自然な栄養素が破壊されずにそのまま閉じ込められます。
この白茶の中で、もっともバランスが良い銘柄として愛されているのが白牡丹です。白牡丹は、白い産毛に包まれた希少な新芽と、開いたばかりの青々とした葉を一緒に摘み取って作られます。新芽の持つ上品な甘みと、葉がもたらす爽やかなコクと豊かな香りが一度に味わえるのが特徴で、水出しにしても素晴らしい風味を放ちます。
最高級とされる新芽だけの白茶は大変高価ですが、白牡丹は葉も含まれるため生産量が比較的多く、おいしい本格的な品質でありながら、動画のように手に取りやすい価格の物もたくさん流通しています。日常の水分補給として気軽に極上の癒やしを楽しめる白牡丹は、白茶の魅力を知る最初の1歩として、すべての人に強くおすすめしたい銘柄です。
夏、飲茶などで点心で白茶を飲みたい時は、ぜひ寿眉(ソウメイ)を!
白牡丹よりもさらに葉の比率が多く、白茶のグレード分類の中では親しみやすいカジュアルな位置づけです。「白牡丹」が上品で華やかなお茶だとすれば、「寿眉」は素朴で力強い、ホッとする味わいのお茶です。こちらも夏の水出しや日常茶としておすすめです。
ちなみに、その6種類のお茶とはー
緑茶: 発酵させないお茶。(日本茶もここに含まれます)。
白茶: 自然乾燥させたお茶。
黄茶: 軽く発酵させた、非常に希少なお茶。
青茶: 半発酵のお茶。烏龍茶など。
紅茶: 完全に発酵させたお茶(中国では「赤」ではなく「紅」と書きます)。
黒茶: 麹菌などの微生物で後から発酵させたお茶。プーアル茶などが有名です。
となります。中国茶の場合、濃い色のお茶ほど体を温め、薄い色のお茶は体を冷やすと言われています。白茶は新茶の白茶と老茶(長年熟成させたお茶)の白茶では、性質が違い、老茶は 時間の経過とともに風味がまろやかになり、中医学では「体を温め、免疫力を高める」性質へと変化すると言われています。
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