2024/11/17

焼酎王国と称される鹿児島県が、昨年に引き続き、今年も香港で鹿児島焼酎の魅力を発信します。舞台はマンダリン・ オリエンタル 香港の日本料理バー「The Aubrey」(ザ・オーブリー)。2024年11月7日から1ヶ月間、「鹿児島焼酎の旅」を開催します。

マンダリン・オリエンタル香港ホテルの25階に位置するThe Aubreyは、さまざまなバーを経験したマチュアーな本物志向の人も満足できる日本料理バー。2024年アジアのベスト・バー50で10位にランクインし、香港で最も高い評価を獲得。暖簾をくぐって入った廊下から、素晴らしい雰囲気で迎えてくれます。

今回、The Aubreyの副総支配人であり、マンダリン ・オリエンタル 香港のビバレッジ・マネージャーでもあるデヴェンダー・セーガル氏が「鹿児島焼酎アンバサダー」に任命されました。この期間中、イベントのために特別に考案した鹿児島焼酎を使ったオリジナルカクテルと、鹿児島の食材を使った料理を披露します。 

今回の試飲会でもデヴェンダー氏は素晴らしく綺麗に着こなした羽織袴で登場。だんだんとこの姿も板に尽きてきたそう。

デヴェンダー氏は、過去3年間鹿児島焼酎を香港に広めるために心血注いできた人。日本人以外でこの人ほど焼酎に詳しい人はいません。そのため今年、その功績が認められて、塩田康一鹿児島県知事直々に鹿児島焼酎アンバサダーに任命されました。アンバサダーは、「本焼酎」に強い関心と深い愛情、そして専門知識を持ち、鹿児島の「本焼酎」を海外に広める熱意とチャンスを持つ人に与えられます。

塩田康一鹿児島県知事(左)とデヴェンダー氏

焼酎をカクテルにする意図をデヴェンダー氏に聞いてみました。「香港はまだまだ焼酎そのものの味をわかる人が少ない。そのため日本で言う酎ハイのような形で香港の人に親しんでもらうことが先決。飲んでみたらおいしかったと言う体験を1人でも多くの人に味わってもらって鹿児島の芋焼酎の普及に努めたい」とのこと。とはいえ、日本人にとっても酎ハイのワンランク上のカクテルは新鮮! 楽しめること間違いありません。

さて、今回のために考案されたカクテルは4つ。

Daiyame40は、昔からある焼酎の定番のボトルから海外用にモデルチェンジしました。海外進出を念頭に、ラベルを英語に、ボトルもモダンで洗練されたスタイルに変更。アルコール度数40%海外限定盤として発表。ブランドの海外進出の本気度がうかがえます。

【焼酎豆知識】南北600キロに及ぶ鹿児島県には、日本最多の113の蒸留所があり、2,000以上の焼酎が造られています。「薩摩焼酎」や「奄美黒糖焼酎」以外にも、麦や米など一般的な焼酎原料を使った製品があります。焼酎のアルコール度数は一般的に25%前後(日本酒とウイスキーの中間)ですが、中には35%を超えるものもあり、世界の一般的な蒸留酒に近いです。

今回は焼酎カクテルだけでなく、ペアリングができるカツ丼や焼き鳥、薩摩揚げなどの食事も提供されます。

焼酎のカクテルは常時飲めるそうなので、期間限定以外でも様々な焼酎カクテルが楽しめます。今回の4品も、反応が良いものは期間終了しても継続してオーダーできるようになるかもしれないとのこと。2024年12月6日まで。


The Aubrey,
25th Floor,
Mandarin Oriental, Hong Kong
5 Connaught Road Central, Hong Kong 
Opening Hours:
Lunch: 12pm – 2:30pm (Mon – Sun) Dinner: 6pm – 10pm (Mon – Sun)
Brunch: 12pm – 2pm (Sat to Sun)
Cocktails: 12pm – 1am (Sun – Thu)
Cocktails: 12pm – 2am (Fri – Sat)

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