2023/11/22
この間、友達が「政府檔案處歷史檔案館」という政府機関を紹介してくれました。展示室は大きくないですが、古い写真や映像で香港歴史散歩ができるところです。入場無料だけでなく、素敵なお土産がもらえるのでおすすめです。
歷史檔案館の建物は1997年に建てられましたが、二階の展示室が一般公開になったのは1999年の頃でした。
1999年から今にかけて、香港郵便局制服、香港気象庁、旧香港啟德空港などの政府機関のあゆみの展示会がたくさん開かれていました。
展示室に入る時、名前を記入欄に書いたら、番号付きのシールとパンフレットがもらえます。シールは帰る時スタッフに渡すので、服に貼っておいてください。パンフレットはスタンプを集めるのに使います。
展示室は二階からです。まずは、写真スポットで記念写真を撮ります。
展示室は撮影禁止です。ご注意ください。
*この記事を書くため当日撮影許可申請済
毎年恒例で展示室は新しいテーマにして、展示物も変更させます。地元の古い写真や新聞紙だけでなく、外国新聞紙上の香港情報も見学できます。
2023年のテーマは、1950-1980年代の香港観光事業発展です。
驚いたことに、1972年は香港観光事業に対して最も重要な一年です。この時、訪港観光客人数が100万人超えたと記録がありました。
このたび、1980年日本新聞紙の香港観光情報が展示されています。ブランド品広告を多く載せていて、昭和時代の雰囲気が感じられます。
他にもアメリカ、イギリスなどの新聞紙が見られます。昔の観光地の外国語パンフレット、飲茶用の英語メニューの翻訳が面白いです。
展示室のスタンプを二つ押したら、お土産がもらえます。もう一つのスタンプ台は一階の資料室にあります。
資料室は、19世紀からの新聞紙と各種類のデータがマイクロフィルムで読めます。館内で検索して読むだけでなく、来館前にホームページで資料を予約したら、すぐ出してくれます。香港歴史に興味がある方はぜひ一度お試しください。
スタンプを二つ押して、一階のフロントに渡したらお土産がもらえます。前回は香港古地図エコバッグでしたが、今回はA4サイズのセントラル古写真レプリカです。
最後。
取材の日、わたしは偶然に香港の歴史に詳しい香港在住の日本人ライターにお会いました。彼女は何回も檔案館へ香港歴史研究に来ているとのことでした。初めて檔案館に来たわたしは彼女の熱意に感動しました。
政府檔案處 歷史檔案館
Public Records Office
Government Records Service
ホームページ:http://www.grs.gov.hk
住所:九龍觀塘翠屏道13號香港歷史檔案大樓(觀塘駅D口から徒歩8分)
営業時間:月~金 9:00-17:45
キリ
日本語教師で旅行作家。唎酒師と観光ガイド資格。特に日本が大好きで年に10回以上は訪れる。著書に『Kiri的東瀛文化觀察手帳』(2017)、『日本一人旅』(2019)、『爐峰櫻語』(2022)がある。香港の誠品商務三聯などの書店で購入可能。
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