2024/05/17

新進気鋭のアーティスト、その作品と人を繋ぎ、アート界の活性化を担うAffordable Art Fair Hong Kongが、香港コンベンション&エキシビション・センターで開幕しました。第11回の今回は2024年5月16日から19日まで開催されます。テーマは「わたしはアートコレクター」。「Affordable」 とは、「手に届く」というような意味。高額なイメージがあるアート作品ですが、手に届くであろう範囲のアート作品を集め、初めて購入を考えている人がさまざまな作品に触れながら、楽しんで購入できる機会を提供しています。上限はHK$100,000で、小作品だとHK$2,000程度から購入が可能。

作品は、国内外97の出展者による合計数千点の現代アートが展示されていて、シンガポール、マレーシア、インドネシア、韓国、日本、オーストラリア、アメリカ、ペルー、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、ベルギー、サイラスからの国際的な出展者がリストの半数以上を占めています。6つのクリエイティブ・ユニットとギャラリーによる大規模なインスタレーションを展示。「Affordable」だからと言っても、著名なアーティストの小品が出ていたり、大きなアートフェアでは出てこないような面白い作品も多数あるので、アート好きは必見。買う気で行くともっと面白くなるはず。

アートに親しめるチャレンジテーブルもあり。年齢問わず絵を描くことができます。


Celebrate Season’s Change inLenticular Leaves & TreeInstallation
ユアン・デイヴィッド・イーソン氏による新シリーズ「Season’s Change」は、刻々と変化する四季を通じて、樹木の色彩、成長段階、サイクルのパターンを表しています。コロナ禍で窓から眺める風景にこの木があったそうです。


Street art-inspired Wall by Algeria–born artist, Ceet Fouad
アルジェリア生まれのアーティスト、シート・フアド氏は、彼のシグネチャーである 「チカノ( ニワトリ)」で飾られたグラフィティーを描いています。鮮やかで調和のとれた色彩を通して、人々が個性を受け入れ、流れに逆らうことの重要性と、型にはまることへの疑問を投げかけます。彼は自身の個人的な経験や考えを表現する手段としてニワトリを描き、人々が自分の個性を主張することなく、流行に盲目的に従うという一般的な社会現象に風刺的なコメントも発しています。そんな彼のチカノが主人公となる映画がアメリカで製作されることになったそう。これから大きくなっていきそうなアーティストです。

今回は壁画にいっぱいのインスタレーションを実演と共に見せてくれるほか、Step Creation Gallery(写真下)ではキャンバスに描かれたシート氏のグラフィティーの購入が可能。

Step Creation Galleryはご夫婦でギャラリーを運営しているそうです。日本人のちはるさんからは、作品の説明を日本語で聞くことができます。


 

Straw-made Bear Sculpture by Korean Artist, ChanBoo Jung

現代アートに関心が高まる韓国のアーティスト、チャンブー・ジュン氏の色とりどりのかわいい熊のインスタレーション。近寄ってよく見るとストローで制作されています。ストローは人々が使い終わるとゴミ箱に捨てられてしまいますが、彼はストローと果物など食べた後に出る種子との類似性にインスピレーションを得たそう。小さな種が生き生きとした森へと成長する一方で、色とりどりのプラスチックのストローの破片は、カメレオンが色を変えるように、一体となってさまざまな形やシンボルを作り出すことができる。かつて使われ、何気なく捨てられていた素材に新たな光が当てられ、さまざまな意味を持つようになるといいます。


Speakeasy Bar: Neon

台湾系アメリカ人アーティスト、ジョナサン・ジェイ・リー(Jonathan Jay Lee )氏のキュレーションによる「Neon」は、香港のローカル、深水埗の風景によく見られる路地裏にある秘密のバーからインスピレーションを得ています。アートフェアで実際にバーの内装を作り、中で来場者が香港の風景が描かれた作品を楽しみながらカクテルを味わうことができます。作品は香港のローカルな街並みをPhotoshopやprocreateなどを駆使して制作したそう。カクテルにはミシュランの星を獲得した有名店「Yardbird」や「RŌNIN」でソムリエ兼ビバレッジ・ディレクターを務めたキヨシ・ホシミ(Kiyoshi Hoshimi-Caine)氏が考案した「Dan Ta Sour」や「Dong Ying Yeung Punch」といった香港風のカクテルを堪能できます。この空間に来場するにはEventbriteで追加体験のチケットを購入してください。

バーのムード満点の室内でジョナサン氏。


近くから見ると何が描いてあるかわかりにくいものの、離れてみると人物画が浮き出てくる!アーティストはホン・ニューエン(Hon Nguyen)氏。

廃墟を撮影した作品で今人気の写真家、サーシャ・ヤスモト(Sacha Yasumoto)氏の作品。6月のカバーストーリではサーシャさんにご登場いただく予定です。お楽しみに。公開は6月20日です。

香港の床屋さんの古き良き黄金時代を今も受け継ぐバーバーショップ。昔ながらの伝統を誇りに思う意味を込めて、アートフェアにインスタレーションとして登場。実働もしていました。

李小龍の絵は、よ〜く見ると人の集合で描かれています。

フランシス・ング(Francis Ng)氏による作品「Tea Break」。ティーバッグは陶器製です。

本物の本棚に見える緻密な背表紙に感動。


今回も、日本人アーティストの作品がたくさん見られました。

モダン書道アーティストのなごん(NAGON)氏による作品。筆者がしびれた作品です。

日本からのアーティスト、NIJI$UKE氏の作品。絵の前に立つと元気をもらえそうです。

写真中央の竹製の作品などを多く扱い、香港を拠点とする日本人オーナーのwamono artギャラリー。

30代前半のアーティスト、Shiori Kaneko氏による廃墟をイメージしたセラミック彫刻作品。

オープンして2時間足らずで右の小品集の上から2番目が既に購入されました。購入するとすぐに持って帰れます。こちらも京都からのギャラリーです。

 

アーティスト:Tomomi Miura

 

いかがですか? ちょっと絵を購入してみようか? なんて思って見てみると、今までと見え方が違ってきませんか?

開催は19日までです。1年に1度のイベントですので、お見逃しなく!

 


AFFORDABLE ART FAIR 2024 SCHEDULE

Public Opening Hours
Friday 17 May, 12pm – 9pm
Saturday 18 May, 10am – 7pm
Sunday 19 May, 10am – 7pm

Family Morning
Saturday 18 May, 10am – 12pm
Sunday 19 May, 10am – 12pm

TICKETING DETAILS
Opening Night & Affordable Art Fair Pass: HK$340
General Admission: HK$195
Concession (senior citizens aged 65 or above and full-time students): HK$160
Family Morning (minimum purchase of 2 tickets or above): HK$200

チケットの購入はこちら

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