2019/09/15

この質問、未だにママたちの間ではちょっとした挨拶みたいな位置づけでなされる会話。

つい先日も、はじめましてなママたちとこの会話になりまして。

ちなみにわたしは母乳とミルクの両方でした。

わたしの母親は子供3人を全員母乳で育てたそうで、里帰り中にはとにかくおっぱい!と叩き込まれていました。

母乳推進の産院だったこともあり、わたし自身も母乳だけでいけるなら夜中の授乳や外出先でもささっとあげられるし、栄養もあって母体の回復も早くなる、とのことで母乳で済めば良いなと思っていたのですが

 

いざ生活が始まるとなかなか思うように出ず、そうかと思えば溜まってカチカチになり夜中苦しみながら絞ったりでなかなかリズムも整わず、あげたいのに思うようにいかないことと胸の激痛で、産んだときの苦しみはすっかり忘れてしまったくらい。

 

とにかく完母は無理でした。

 

その後ミルクをあげる量を増やしただけで気持ちもかなり楽になり、漢方に助けられながらも胸の痛みも徐々に治ってくれました。

なんだ、そんなに躍起にならなくても良かったんだ。

息子も一歳を過ぎ、同じ年頃の子を持つママたちも断乳、卒乳を始めていて

我が家もそろそろとも思いつつも、息子の寝ぼけ眼にごにょごにょおっぱいを探してくる姿も愛おしく

母子ともにまだしばらくはゆるりと授乳タイムを楽しもうと思っております。

あああ

さてさて。

先に話した母乳推しや自然分娩、布オムツ、全ては子供のため自己犠牲的な考え等々。

海外で子育てをしているお母さんたちと関わっていると、日本でそれとなく良しとされている常識が殊の外重要ではないかも、と思うことがあります。

 

なんだろう。海外ではもっと子供主体ではなく、きちんと自分も大事にした上での子供のケア、という感じがしています。ちゃんと自分の心地よい感覚もバランスよく残しつつ、子供とも関わっている。

わたしは産後2ヶ月ちょっとで香港に戻ってきたのですが、香港では粉ミルクを用いている人が多く、種類も豊富。(日本はオーガニックの粉ミルクがお店に売っていないんです涙)

香港の友人はあっさり「仕事に早く復帰したいからすぐ断乳したよー」と。

もちろん、子どもを想う気持ちは一緒。

自分と赤ちゃんと生活のバランスを考えた上での最善策。

頑張りすぎなくて、良いんですよね。

(最近はつかまり立ちもでき、視界が広くなってからは好奇心の塊!成長喜ばしくもある反面、わたしのハラハラドキドキも増えてきました)

子育てで思うようにいかないこと。みなさんはどんなことがありましたか?

わたしは、出産前はこうしたいああしたいと思っていた理想テレビは見せない、英語教育、布オムツ、完母などなど)が瞬く間にガラガラと音を立てて崩れていきました(笑)予想以上に早かった!

ということで早々に軌道修正し、わたしの子育てルールはこれで落ち着きました。

あああ

「柔らかいけど、中にしっかり軸はある」

譲れないこだわりを少しだけ持ち、あとの8割くらいはトライアンドエラーの繰り返しで母子ともにできそうならばやってみよう、くらいのスタンスで。

あああ

わたしの場合の軸は2つ。

こどもが口にするものは考えてみる。外食ももちろんしますが、栄養のバランスだったり、その食べ物は安全かな、と考えてみたり。

あとは大好きってことを伝える。生まれてきてくれてありがとう〜君は最高!と。自己肯定力は高く!

そんな程度の細い軸、でもしっかり笑

これがわたしの子育てのコンフォートでした。

(日本初のビオホテルに宿泊、離乳食を特別に用意してくれました。母としては理想的な食育!でしたが結局親のごはんを食べたがる始末。思うようにいかないものです

誰と比べるでない、わたしと子どもが心地よく暮らせるサイズ。

キツすぎないしゆるすぎない、ぴったり、をこれからも母子ともに成長しながら探していこうと思います。

 


sunaga miki

筆者プロフィール:  砂賀美希

日本、シンガポール、香港でモデル活動の後、2018年7月に第一子を出産。オーガニック好きが高じてイベントのゲストスピーカーや自身でWSを開催。夫婦で健康食品やグッズをあれこれ試すことが楽しみ。

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