2017/09/14
~ 苦手なことをやめてみる ~
どんな人でも「長所半分、短所半分」 そうおっしゃるのは、感性論哲学の芳村思風先生です。
そして、短所はなくさなくていい。短所があるからこそ、他の人の力を借りて、人の力を活かすことができるのだとおっしゃいます。「活人力」があるからこそ、みんなそれぞれに、自分の場所で輝けるのですよね。
あなたの苦手なことはなんですか?少し時間をとって考えてみてください。苦手だけど、「やらないといけない」と思ってやっていることもあるでしょう。それを、思い切ってやめてみたら、どうなるでしょうか。それを手放し、他の人に頼む、まかせることで、あなたはやるべきことに集中でき、効率が上がり、人生の新しい扉が開くきっかけになるかもしれません。「できない自分を認めて、許す」それだけで、重い肩の荷が下りるかもしれません。
わたしの周りで、「結婚したくない」という女性の中には、「料理が苦手」「家事をしたくない」と思っている人が何人かいます。確かに、結婚して毎日家事をする負担を考えると億劫になる…という人もいるかもしれません。でも、それが理由で結婚を遠ざけてしまうのは、もったいないと思うのです。世の中には、「食事は作りたくない」と結婚前から相手に伝えたうえで結婚した女性もいますし、そもそも、冷蔵庫にはいつも飲み物しか入っていない(!)という女性もいます。まずは、自分のことをよく理解することが大切。世間の常識や「こうあるべき」にとらわれたり、人と比べると苦しくなってしまいます。日本人女性は、「家のことはすべてやらなきゃ」と思っている人も多いと思うのですが、やらないと決めてもいいのです。人やテクノロジーにまかせる、誰かに頼むという選択で、みんなが幸せになる道もあるのです。「無理をしない」 短所を認めるのは勇気のいることです。「短所はなくさなくてもいい。長所を伸ばせばいい」と自分に許可を出してみてください。何よりも、自分の短所を気にして、心が求めている幸せをあきらめないでください。完璧な人などいないのですから。自分の長所、輝きを信じて進んでいきましょう。
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生田サリー
フリーアナウンサー、日本/アメリカで、司会、リポーター、ナレーターとして数多くの番組に出演。現在は、人生・夢・女性としての生き方についての講演など、幅広く活躍中。
http://www.saliikuta.com
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