2021/01/14
秋の気配が香港でも感じられるようになると、焼き栗の香りが街角から漂ってきます。毎年10月から3月の間、横断歩道の近くや、バス停やMTR 出入口付近で、焼き栗や焼き芋を販売する屋台が終日見られるようになります。
この屋台にばったり出くわしたら、それはあなたの幸運日ですよ! なぜなら、屋台は時間や人の出足具合によって移動するからです。しかも1970年代以降、巡回型屋台の運営免許の発行が停止されたため、屋台の姿は消える一方で、今では香港全体で30〜40台程度です。しかも、免許の所有者はほとんどが高齢なのです。
でも、香港人にとってこのストリートスナックは、なくてはならない愛すべき食べ物。手焼きの栗、焼き芋、銀杏、そして、蒸したピーナッツ、塩漬け卵、うずら卵など、この小さな屋台で買える種類の多さに驚くことでしょう。どれも温かい状態で販売され、ポンド単位または1つずつでも購入でき、さくっと紙に包んで渡してくれます。
冬の香港でほかほかの包みを手にしている姿を想像すると、心までほっこりしてきませんか? ぜひ、最高の屋台
の味を体験してみてくださいね。
WRITER書いた人
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