2019/10/28
フレンチってちょっと敷居が高い、そんな風に思っている方も多いかもしれません。でもそんな思い込みを吹っ飛ばしてくれる(!) レストランをご紹介しましょう。今回お邪魔したのはフレンチジャパニーズLUMI。わたしたちに馴染み深い日本の食材をフレンチに取り入れた、斬新で美しいお料理の数々を楽しめます。正に「食べて満たされ」「見て喜ぶ」そんな体験ができるレストランなのです。
LUMIは、金鐘のパシフィック・プレイスの中にあるオープンなラウンジ形式のレストランです。実はこれまでも何度となく前を通り過ぎていたものの、ずっとカフェだと思っていました。でもこんなところに、こんなにおいしいお料理が食べられる本格的レストランがあったとは、まさに灯台下暗し。お店は東京で活躍するフレンチ料理の大御所、熊谷喜八シェフが、これまでの50年間のキャリアで発表してきた3000種類ものレシピの中から香港のLUMIにふさわしいお料理をメニューに選定したそうです。
店内は、天窓から優しく光が差し込み、フランスのガーデンを思わせる緑や満開のお花などが飾られています。一歩足を踏み入れるだけで別世界にいるような気分になるだけでなく、スタッフもとってもエレガントで、とはいえカジュアルに話しやすく、座っているだけでウキウキすること間違いなしです。
今回レストランのスタッフに選んでいただいたのは、以下のメニューです。
Scared Maguro Salad (HK$160)
オードブルの冷菜として出て来たマグロのサラダ。炙ったマグロもとてもおいしかったのですが、驚きのおいしさは、マグロに添えられた、食感が面白いごぼうと味噌のソースと、和歌山の梅干しをペーストして作られたソース。まさかフレンチで、ごぼうと梅干しとは! しかもどちらをつけていただいてもかなりおいしい!見た目も可愛く一気に気分があがったオードルブでした。
Spaghettini Glacier (HK$220)
テーブルまで運ばれてきたウニが添えられたコールドパスタの上に、アスパラガスのグラシエ(アイス)をかき氷を削るようにその場で削ってほろほろとかけてくれます。その後、チーズも同じように。視覚的にも楽しく、ソースと温泉卵を絡めたパスタが、冷たくシャリシャリした食感と合わさりさっぱり食べられる上、北海道のウニの磯の香りととろける感覚が素晴らしくマッチ。オードブルとしても楽しめる一品です。
Suteed Boston Lobster (Whole HK$450)
優しく癒されたこれまでのコースに、食欲をそそる13種類のスパイスが、パンチを効かせてくれます。プリプリのロブスター焼きは食べ応え抜群。実はこのお料理に添えられている塩とガーリックの暖かいリングイネパスタが、シンプルなのに絶妙においしくて唸りました。
Peach Melba (HK$110)
最後は、ピーチを丸々使ったデザート。真っ赤なラズベリーソースが、お腹いっぱいのはずなのに食欲をそそられ、口いっぱいに広がった甘酸っぱさと、みずみずしいピーチが最後すっきりと締めてくれる。そんなデザートでした。
一品一品のお料理も大満足ながら、コースで食べる場合、お料理の選び方によって、本当に楽しみ方が変わってくると実感。前菜から始まり、最後まで右肩あがりで気分を盛り上げ続けてくれた美しいLUMIのお料理は、久々にお腹も心も満たされた幸せな時間でした。おいしいお料理って人を幸せにしてくれるのですね。
お得なランチセットやウィークエンドブランチ、アフタヌーンティーなどメニューも色々。隣にはテイクアウトのデリもあります。ぜひ一度、トライしてみるのはいかがですか?
LUMI
301 Level 3, Pacific Place, Admiralty
Open Monday-Sunday 11:00-22:00
+852 2918 1313
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