2023/08/09

こんにちは！マヤ暦アドバイザーのChikaです。前回は「もう一人の自分を知り、目覚めさせる」ということで、みなさんのマヤ暦のお誕生日であるKIN番号を算出していただき、「太陽の紋章」「ウェイブスペル」についてお伝えしました。今回は「銀河の音」についてですが、前回同様に「音」を深く知ることであなた自身が「本当の自分」や「本来の役割」を知ることにつながります。

音には大小、高低があり、そもそも「振動」によって起こるものです。みなさんは「音叉」を使った実験をご覧になったことはあるでしょうか？ ２本の音叉を離して片方をたたくと、もう一本も自然に同じ音を出し始めます。共鳴現象といわれ、振動数が同じものが共鳴し合います。人間でも音叉と同様のことが生じます。よく「波長が合う、合わない」とか「類は友を呼ぶ」といいますが、波長が同じであれば同じもの同士が共鳴し合ってより大きな力が生まれるのです。

シンクロニシティについては繰り返し述べてきましたが、そこに因果関係がないのに非常に似たような現象が同時に起こることをいいます。いわば意味のある偶然の一致。世に言われる成功者という人達のほとんどは多くの「シンクロニシティ」を経験して成功しています。今の自分とは別次元の人生を歩みたい、成功者といわれることを望まなくとも、今よりもよりよい自分でありたいと思う方は多いと思います。それには人智を超えた「シンクロニシティ」を起こすことであり、その鍵が「音」なのです。

メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手は「音７」。情報に敏感で自分から探したり求めなくても情報が集まってきやすい人です。バランス感覚があり、調整能力にも長けています。神秘的な性格で自分自身も周りも理解しがたいところがあります。よくも悪くも「自分探し」をする人です。そんな大谷選手は高校時代の監督の勧めで中村天風氏の本を熟読していたことで話題になっています。高校生が読むには少々難解な本にも関わらず読み解いて自身の哲学として身に着けていったのもうなずけます。また今年日本中を感動の渦へ巻き込んだWBCで、大谷選手が試合で最高のパフォーマンスをみせてくれたのはもちろんですが、実力派揃いの侍ジャパンのチーム内での振る舞いも、周囲との調和を上手く取りつつ皆のモチベーションを高めていた姿がみられ、大谷選手の存在がチームメイトに与えた影響の大きさも感じさせられました。このように自身の周波数を理解し、それを拡大する方向へ努力を重ねていくことで、さらなるシンクロが起きてますます成功への道が拓かれていきます。

「音」は13種類に分けられますが、その「13」という数字はマヤ暦の基本となるサイクルで、宇宙の定数ともいうべき重要な数字です。実際、欧米では忌み嫌われる数字ですが、5000年前にエジプトやバビロニアで始まった現代文明の前は13のサイクルを用いて神事を行っていたそうです。13のサイクルに現れてくる真実を隠すことにより、人々を支配しやすくなると知っていたからではないかといわれています。以来、宇宙のリズムを無視したサイクルが人々に定着するようになってからは富と支配、権威の論理で戦いが繰り返されてきました。だからこそマヤ暦のサイクルを取り入れて自然界や宇宙のリズムに乗ることで権力から解放されて本来の自分を生きる道を選ぶ時がきているのかもしれません。

まずは自分自身の「音」を知ることですが、前回ご紹介した方法でKIN番号を算出してツォルキン表から知ることができます。「音」があなたの原動力、エネルギーを表し、あなたに内在する「成長、発展しようとする力」を示します。そして、自分が本来どんな人間なのか、自分は何をしたいのかという今後の方向性が見えてきます。

かなり簡潔にお伝えしましたが、それぞれの音には上記以外にも様々な側面があります。また、互いに補完関係を持つ音や連携するとよい音など、相互関係を詳しくみていくこともできます。自分の本質に目覚めると、周囲に起こる出来事や偶然のように感じる出会いにも、自身の人生を前進させていく上で必要な「メッセージ」を見出すことができます。その共鳴ポイントが明確になってくるとさらに人生に「シンクロニシティ」が起こりやすくなってくるでしょう。

マヤの叡智の一つに「イン ラケッチ」という言葉があり、古代マヤの挨拶言葉の一つだったそうです。「In Lak’ech (わたしはもう一人のあなた) 」と挨拶されたら ｢Ala K’in (あなたはわたし) 」 と答えます。目の前に現れる様々な存在は自分自身の鏡であり、同一の存在でもある。それぞれ異なる「音」を奏でるわたし達が、各々の違いを認めてそれを補い合える社会へ意識をあわせていけたらいいですね。

Chika

マヤ暦アドバイザー
静岡県出身。イギリス留学中に出会った香港人の夫との縁で2008年来港。

健康＋農業＋環境＋教育がライフワークテーマ。
真の健康は人それぞれ違いがあり、潜在意識に秘められた本来の役割使命に気付くことからスタートすると実感し、マヤ暦を学び始める。

2022年から13歳の息子と日本で生活中。

instagram chika_happywellbeing