2024/05/17

マヤ暦アドバイザーのChikaです。わたしの住む静岡県浜松市では毎年5月3~5日に浜松まつりが行われます。初子の誕生を祝い、健やかな成長を祈るお祭りで、子どもの名前を入れた各町の大凧をあげる凧揚げ合戦が遠州灘の浜辺付近で行われます。夜は美しい御殿屋台の引き回しやラッパを吹き鳴らして掛け声をあげながら練り歩く激練りもあり、コロナ禍の規制が全廃された今年は非常な盛り上がりをみせました。自分自身の生まれ育った地、普段お世話になっている地の一体化したエネルギーの高まりを感じることがこれほどまでに癒しとなるのかと改めて感動しました。

マヤ暦ではいよいよ「起・承・転・結・完」という5つのステージの中でも最後の“完”である「第5の城」に入ります。これまでの起承転結を通じて収穫したものを整理し、次のシーズンに向けて準備をする“調整”の期間です。マヤミラクルダイアリーのKIN1の日に書き記した目標(詳しくは第5回コラム参照)を改めて読み返し、自身が掲げた目標がどれほどまでに達成されたのか、現在の自分の在り方はどう変わってきたのか・・・と再確認してみます。その上で、7月8日から始まる新しい260日サイクルに向けて、これは引き続き目標として掲げていきたいものだな・・・とか、これは全く手をつけてこなかったから自分の本当の望みではない可能性もあるから一度手放そう・・・と再スタートに備えます。

わたし自身、思い描いた目標までは届かなかったために次のサイクルへ持ち越しをする事柄がいくつかあります。でもその一方で、今回は目標としては書いていなかった事柄だけれど、20代の頃から自分がライフワークとして取り組みたいと思っていた分野において、自分の予想を上回るような良い話が舞い込んできました。意図せずとも、本来の自分が望む方向に自然と導かれていることに気付いた時には感動しました。

マヤ暦の起承転結のサイクルを通して手にした結果を改めて確認することで、次に目指したいものが見えてきます。そしてそれを目指す上で新しいサイクルの“第1の城”でエネルギーが切り替わった際に、どんな種まきをし、大量行動をしていこうか・・・と準備ができ、よりよき波に乗りやすくなります。

このように「第5の城」は起承転結をつなぐ大切な期間ですから、自分自身のこれまでの成長をしっかりと感じることを意識的にしてみてください。どんな小さな変化でも構いません。自分自身の頑張りを賞賛してあげてください。

また、より軽やかにシンクロニシティを起こしながら生きていくには「もう一人の自分」との対話が不可欠です(第3回コラムに詳しくあります) 。今回のサイクルを通じて改めてわたしが強く実感したことは、「もう一人の自分」の声を聞くには、自分の頭であーだこーだと思考する時間を少なくすべきだということです。瞑想などでは、自分の呼吸や身体に意識を向けますが、思考を働かせないことで、「もう一人の自分」とつながりやすくなります。「今ここ」に自分が生かされていることに気付く瞬間が続くほど、感謝に満ちた瞬間を重ねていくことにつながり、シンクロが起こりやすくなります。

さて、5月17日から始まります『赤い月の13日間(5月17日~5月29日)』のキーポイントは“水の力”です。水は不要なものを洗い流し、清めてくれる力があります。そして水は流れが止まると淀みを生じます。浄化のエネルギーが高まり、新しい流れに繋がる糸口をつかめる時ですから、お風呂やプールに入ったり、おいしいお水を飲んだり、海や湖、川などの水場に行ってみるのもよいです。そして自分の“役割、ミッション”を考えるとよい期間でもあります。「人生のミッション」などというと大それた感じがしますが、自分が時間を忘れて没頭できること、やると心地よくウキウキすることを徹底的にやってみてください。そこで新しい目標や縁が生じて、次のサイクルで自分の成長に繋がる新しい流れがあるかもしれません。何事も3次元的に行動を起こしていくことが大事ですから是非意識してみてください。

 

そして次にめぐってくるのは『白い風の13日間(5月29日~6月11日)』で、心の世界に戻ろうという意識が働く期間です。それゆえに、静かにゆっくりと自分自身と向き合うような時間を持ったり、大切と思うことや価値を置いているものに重きを置いて過ごすよう心がけてみてください。なぜか心惹かれると感じる、音楽、詩、エッセイ、その他芸術作品などに触れてみることで、本当の自分の望みは何なのかという深層心理の部分が明らかになるようなインスピレーションがあるのではないでしょうか。感性が高まるエネルギーでもありますので、呼吸を深くすることを心掛け、自分の中に存在するもう一人の自分との対話を楽しまれたらいかがでしょうか。

 

日本も香港も雨の多い季節になってきました。現代のような効率が優先される世の中では雨の日は憂鬱なものと捉えられがち。雨ふって地かたまる、浄化も成長も水の力が必要です。雨の音に耳をすまし心を落ち着けながら、ありとあらゆるものに感謝する時間を作ってみてください。


Chika

マヤ暦アドバイザー
静岡県出身。イギリス留学中に出会った香港人の夫との縁で2008年来港。

健康+農業+環境+教育がライフワークテーマ。
真の健康は人それぞれ違いがあり、潜在意識に秘められた本来の役割使命に気付くことからスタートすると実感し、マヤ暦を学び始める。

2022年から14歳の息子と日本で生活中。

instagram chika_happywellbeing


 

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