2024/02/25
みなさん、こんにちは!
今回の「Old Hong Kong in Colour (彩られ蘇る香港今昔)」は、“東洋の貴婦人”と称される最高級ホテル「ペニンシュラ香港」についてです。
20世紀初頭、九龍の埠頭は海外からの船の入港が多く、また九龍から広州、ロシアを通ってヨーロッパまでを結ぶ九広鉄路もあったことから海外の玄関として栄えていました。そこで外国人たちを迎えるためのホテル建設が、香港上海ホテルズ社によって1922年から始まりました。当時は「スエズ運河以東で初」となるホテルだったそうです。
建設開始から6年後、1928年12月にペニンシュラ香港が開業されました。ネオクラシカル様式の6階建てです。1949年からは、このペニンシュラ香港が、世界10都市にあるペニンシュラホテルの旗艦店となっています。1994年には新館となる30階建てのペニンシュラタワーが本館後方に完成し、現在の外観になりました。
100周年を4年後に迎えるペニンシュラ香港は、香港の景色になくてはならない存在となっています。
それでは、香港が世界に誇るペニンシュラ香港の古写真を見ていきましょう。
参考:Hong Kong Luxury Hotel | The Peninsula Hong Kong
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1926年、ホテル開業より2年前ですから建設中の写真だと思われます。現在、噴水がある入口付近の赤い建物の詳細は不明ですが、1927年にイギリス軍の砲座が敷地内に設けられたという情報がありますから、軍事関連のものなのかも知れません。また、建物の前方は九広鉄路の線路で、貨物列車のようなものが通っていますね。
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1930年代の写真です。ホテルより機関車に目がいきますが、このような機関車がホテル前を往来していたのですね。宿泊客の耳にも鉄道の音は聞こえたのではないでしょうか。
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1970年代の写真です。ペニンシュラホテルの建物と尖沙咀の埠頭、時計台のある九広鉄路などが一望できます。1975年には九広鉄路の駅舎が取り壊されたということですから貴重な写真ですね。
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LEIでは、現代のペニンシュラ香港ホテルについて記事がありますので、そちらも併せてお読みください。
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
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