2024/03/25

みなさん、こんにちは!

今回の「Old Hong Kong in Colour (彩られ蘇る香港今昔)」は、珍寶王國(ジャンボキングダム)についてです。

香港仔(アバディーン)深灣にあった珍寶王國は、「珍寶海鮮舫(ジャンボフローティングレストラン)」と「太白海鮮舫(タイパックフローティングレストラン)」の2艘からなる水上レストランです。

戦後、香港仔には多くの水上レストランが登場しましたが、その中でも最大の水上レストランとして1952年にオープンしました。絢爛豪華な外観と、渡し船を使ってレストランへ行くという演出も好評で、90年代には香港を代表する観光スポットとなりました。点心や海鮮料理を提供し、中国皇帝の玉座やレンタル衣装で記念撮影などもできました。来店客数は3000万人以上といわれています。

日本人にとっても定番の観光スポットでしたから、「ジャンボ」の懐かしい思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、デモやコロナの影響を受け、2020年3月に営業停止。そして、2022年6月14日には珍寶海鮮舫はアバディーン湾から曳航されて香港を去りました。その様子はニュースやSNSでも大きく取り上げられ、珍寶海鮮舫の最後の姿を見るために多くの人がアバディーン湾に集まりました。

一方残された太白海鮮舫は、老朽化が進んでいますが、今年後半に事業を再開する可能性も報道されていますので、期待したいですね。

掲載した写真はすべて2017年に撮影したものです。懐かしい香港の風景をご覧ください。

太白海鮮舫(タイパックフローティングレストラン)
渡し船の乗り場。奥に水上レストランが見えます。
ほんの数分でも船に乗ってレストランへ行くというのは特別感があります。
入口から絢爛豪華で一気に非日常の世界に。写っている人の大きさからも分かるように巨大船で、3階建てでした。
近くで見ても装飾は緻密で迫力があります。

 

©all photos above by Nozomi Onishi
※掲載写真の転用を禁じます

それでは、珍寶海鮮舫の古写真を見てみましょう。


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1981年の煌びやかな珍寶海鮮舫と2022年に香港を去る珍寶海鮮舫の比較写真です。戦後のさまざまな困難を乗り越え、人々に香港の思い出を残してくれた存在がなくなったのは寂しくもありますが、抗いがたい時代の流れを感じます。

 

※ このコラムは今回が最終回です。最後までお読みくださり誠にありがとうございました。また、毎回こころよく写真掲載許可をくださったOldHKinColour様に感謝いたします。

 

 

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