2021/07/26


今回ご紹介するのは蒲台島です。スタンレーのマレーハウス前の埠頭から30分の船旅で行けてしまう、香港最南端の島です。

船の運航日は火、木、土日、祝日のみ。船の時間も限られています。Webサイトでご確認ください。

https://www.td.gov.hk/en/transport_in_hong_kong/public_transport/ferries/kaito_services_map/service_details/index.html#k10


船はアバディーンからも出ているので、混雑を予想し早い時間に到着できるアバディーン発に乗りました。チケットは当日購入。オクトパスも可能です。かなり混みあうので早めに並ばないと船の席がなく、立つか床に座ることになります。
アバディーンからは50分の船旅。船酔いしやすい人は酔い止め必須です。

船をおりると最初に見えるのは、特産物の海苔がのった公仔麺が食べられるストア。海苔も売っています。左手方面にずっと進むと海沿いに海鮮レストランがあり、その奥が公衆トイレです。まずはトイレを済ませ、ハイキングへ。最初のチェックポイント、学校跡を目指します。

学校を通り過ぎると、次は巫氏古宅という幽霊屋敷とも言われる廃屋です。夫によると、巫氏という富豪の悲劇の言い伝えがあるとか。かなり朽ちているので建物の中には入らず、外から中をのぞく程度にしておきました。建物の外もかなり荒れているので、小さい子ども連れには向かないかもしれません。巫氏古宅にまつわる言い伝えがいろいろあるようなので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

巫氏古宅を出たら蒲台島の頂上を目指します。階段が続きますが、途中岩場を上るところも。ゆるやかなので、子どもでも登れます。遮るものがないので絶景です。

頂上まで行ってしまうと、今度は永遠に下り階段が続きます。傾斜も急です。わたしたちが行ったときは風も強かったので、遮るものがなく高所恐怖症のわたしは少し怖かったです。怖いもの知らずの子どもたちの方が歩くペースが速い。島を見渡せる景色は必見です。下る途中で逆に登ってくる小さな子ども連れにもたくさん会いましたが、逆ルートはかなりきつそうでした。

道中キャンプ、ビーチで遊んでいる人たちの姿も見えました。

ランチの予約時間が迫っていたので、灯台やいくつかの見どころはあきらめて、下り坂でがくがくする足をひきずりながら、最後の力を振り絞って蒲台石刻を見に行きました。

ランチは前日に予約していた明記海鮮酒家で。12時過ぎにはすでに満席になっていたので、予約することをおすすめします。蒲台名物の海苔のスープや海鮮料理を楽しみました。ミニマムチャージがあります。

ランチ後ビーチで砂遊びをしたり、天后廟を見に行ったりしているうちに、あっという間に帰りの船の時間に。

混みあうことを考えて、早めに船着き場に行くことをおすすめします。帰りはスタンレー行きに乗りました。

意外と気軽に行けた最南端の島、蒲台島。見どころも多いので、ハイキングに最適な季節にぜひ行ってみてください。

我が家はこれを機に離島への船旅が多くなりました。他の離島への旅はまた別の回で紹介したいと思います。

 

参考 Discover Hong Kong 蒲台島

https://www.discoverhongkong.com/tc/explore/great-outdoor/po-toi-island.html

 


田上えり

2004年来港。香港の造園家3代目に嫁いで17年目。家族は香港人の夫と娘一人。日本でメーカー勤務、香港にてピアノ講師を経て、2020年3月まで7年間リトミック教室を主宰。現在はK.K.Gardenでプリザーブドフラワー販売、リボンとハーバリウムのレッスン・販売に従事。K.K.Gardenのブログameblo.jp/kkgardenhk

 

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