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2025/10/01

今回も前回に引き続きMirror 御用達、香港のコンサートホールご紹介です!

まずは湾仔の「香港会議展覧中心」(香港會議展覽中心・Hong Kong Convention and Exhibition Centre)。毎年恒例の香港ブックフェアや、アニメフェア(香港動漫電玩節)などでおなじみの大型展示会場ですが、コンサートホールとしてもMirrorをはじめ多くのアーティストに利用されています。コンサートが開催されるホールは主に5階。参戦の際は、この垂直移動の時間を予定に組み込んでおくことを推奨します! 数少ないエレベータを待ったり、エスカレーターを乗り替えたりで、想定以上の時間がかかるんです。また、コンサート後は大量放出された観客を誘導するための迂回ルートが設けられ、会場を出るまでにはかなりの時間を要します。終電を逃さぬよう、くれぐれもご注意を!

 【YouTube】MirrorとCollarのメンバーがコラボしたライブMATCHICAL LIVE 2024は「香港会議展覧中心」5階のホールで。

マクファーソン・スタジアム(麥花臣場館・MacPherson Stadium)は収容数1,850人の、旺角にあるスポーツ施設。中規模コンサート会場としても利用されますが、内部は大き目の体育館という、質素かつ武骨なルックス。この会場が夢の世界に変わるか否かはアーティストの腕次第! 見事にやり遂げたのが、Mirrorのジェレミー・リー(李駿傑)! 9月に開催された「李駿傑✕趙增熹慈善音樂會」コンサートではダンスも派手な演出もなしに、歌声とピアノの音色だけで、体育館を時に妖艶、時に哀愁漂う幻想の世界に変えてくれました。あっぱれ、ジェレミー! ブラボー、趙增熹さん!(拍手)ちなみに、幻想はトイレの長い列を見ることで終了します。この会場、トイレが少な目なので、訪れる際はご注意を!

左)こんな、公民館のような見た目の体育館を 右)ファンタスティックな空間に変えてくれるのです。ジェレミー、ブラボー!

広東オペラ上演で知られる「戯曲センター」(戯曲中心・ Xiqu Centre)も最近、鏡粉の間で訪問回数が増えている会場のひとつ。流線形の美しい外観と、館内に据えられた中庭がうっとりするぐらい美しい建築は正に芸術作品。この会場でMirrorを拝むと、彼らの文化度、洗練度が200%上昇して瞳に映ります。ここはオースティン駅からの直結通路が完成して以来、アクセスが格段にアップ。通路にあるモスバーガーは会社帰り、コンサート開催時間までの短い時間で空腹を満たしてくれる、エネルギー給油所のような存在。お役立ちスポットです。

左)戯曲センターの印象的な外観。右)イアン・チャン(陳卓賢)とアンソン・コン(江生※)のファンミーティング。Ⓒtofu_lcdd

最近は舞台劇に挑戦する機会が多いMirrorのメンバー。会場には灣仔にある二つの会場がよく使われます。一つ目は、リリック・シアター(香港演藝學院 歌劇院・HKAPA Lyric Theatre)。もう一つは「香港芸術中心」(香港藝術中心・Hong Kong Arts Centre)。「灣仔にある二つの隣接した劇場」――そう、これは観劇に不慣れな初心者に向けたトラップ。事前に要確認です! 上演直前、会場に滑り込みセーフと思った瞬間、隣の劇場に案内される悲劇、これを繰り返してはいけません(自戒)。

ちなみに「香港芸術中心」に併設されたショップはアート感あふれる香港グッズが多いので、お土産にもどうぞ。

左)香港芸術中心を背に立つ演劇派俳優、マック・プイトン(麥沛東)。彼の正面、白い建物がリリックシアター(香港演藝學院)です。ふたつの劇場、こんなに近いんです! 右)アルトン・ウォン(王智德)主演の舞台劇《一樓一會》in リリックシアター。

そのほか、新しい所ではセントラル(中環)に建築されたばかりの高層ビル「The Henderson」にもMirrorが登場。革新的なデザインで知られる建築事務所、ザハ・ハディド・アーキテクツの手によるゴージャズなビルですが、ここではアンソン・ロー(盧瀚霆)とジェレミー・リーがファンミーティングを開催。ラグジュアリーな雰囲気が似合うふたり。シャンパン片手にポーズする姿も決まっていました。

 【YouTube】美男子2名に、香港の景観。絶景かな。(9:51からのドローン映像にもご注目!)

他にも西九芸術公園内「Freespace」や新蒲崗「東蒲」、そして屋外ステージの「竹翠公園」など、今回紹介しきれなかった会場もまだまだあるので、またの機会に!

いろんな場所に行く機会を作ってくれてありがとう、Mirror!


紅磡リンダ(ほんはむ りんだ)
20年にわたる英国生活、広告代理店勤務、編集者稼業に終止符を打ち、2019年に香港に移住。
移住とともに人生初めてアイドルに目覚め、Mirror 沼に沈没。沼から鏡(ミラー)越しに見える、新しい香港を発見する毎日を送る。現在、大学院生として香港の歴史(特に映画の歴史)を学んでいるが、そのきっかけがMirrorだったことは、教授には内緒。

Instagram 紅磡リンダ【星版】hunghom_linda_qedan


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