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2026/03/01

12人が揃うことは珍しかった2025年。Sanrio とのコラボ「BABY MIRROR GO ROUND」ローンチイベントにて。ⒸLinda Hung-Hom

香港に住んでいると西暦と旧暦、新年を2回迎えることができます。一年の振り返りも2回できるわけですが、何回振り返っても、わたしの2025年はMIRRORに彩られていた、としか言いようがありません。試しに2025年、MIRRORメンバーの誰かしらに会った日を1とカウントして、何日あるのかを数えたら、12カ月で66日でした(注:1日に複数のメンバーと遭遇しても、それは1とカウント)。この数は目標を立てて達成した訳ではなく単なる結果。チケット入手が叶わず、涙をのんで参加を見送ったイベントも多数アリ。一般の人からは「やりすぎでは??」と冷笑を受けるには十分ですが、毎イベント逃さず参加する熱狂的ファンからは「まだまだ!」と鼓舞される、そんな数値です。

2025年最後のMIRRORはカウントダウン・コンサートin マカオ。ⒸLinda Hung-Hom

改めて2025年のMIRRORの活動を振り返ってみると、音楽ジャンルの垣根を軽々と飛び越えていく年だったなぁ思うのです。彼らが幅広いジャンルの音楽に挑戦してくれたお陰で、これまで聴こうとも思わなかった音に出会い、自分の中の音楽の世界が広がっていくのを感じました。

その肝となったのが、小隊と呼ばれるサブユニット。実は2025年、MIRROR 12人全員揃っての活動はわたしが知る限り10本の指に満たず。代わりにメンバー4人で構成された3つの小隊が、個性あふれるコンサートを開催してくれたのです! 4月にパワフルなロックの世界に誘ってくれたのは鷹小隊(旧名:ROCK 仔)。情熱的なラテンダンスも披露してくれたっけ。

「鷹小隊」のメンバー。左からジャー・ラウ(柳應廷)、スタンリー・ヤウ(邱士縉)、イアン・チャン(陳卓賢)、タイガー・ヤウ(邱傲然)。ⒸLinda Hung-Hom

10月に「Chill Genki」コンサートで日本のアーティストとコラボして、日本のポップスの世界を見せてくれたのはストロベリー小隊。中でもギョン・トウ(姜濤)の日本語の流暢さは感動ものでした。

上)ストロベリー小隊のジェレミー・リー(李駿傑)、ギョン・トウ、アンソン・ロー(盧瀚霆)、イーダン・ルイ(呂爵安)、そして日本が誇る実力派ボーカリスト小野正利。下)MIRRORのメンバーと、もはやレジェンドのポップデュオ「PUFFY」。ⒸLinda Hung-Hom

そしてストリート・カルチャーへの扉を開いてくれたのが夜粥組(今ではFING! 組と呼ばれることも)。MIRRORには珍しく、ステージと観客席は激近! そんな環境で繰り広げられるエネルギッシュなダンスに彩られたステージは、まさに絶品。

左から ロックマン・ヨン(楊樂文)、アルトン・ウォン(王智德)、フランキー・チャン(陳瑞輝)、アンソン・コン(江※生)ⒸLinda Hung-Hom

それぞれの小隊はMIRRORという枠から飛び出し、これまでのMIRRORとは全く異なる新しい世界を見せてくれたのです。ちなみに夜粥組のコンサートは6月の開催後、すぐさま「おかわり!」の声が巻き起こり、2回目が11月に開催されました。このスピード感も、4人の小ユニットという身軽さだからこそ実現可能だったと言えましょう。

左から ロックマン・ヨン、アルトン・ウォン、アンソン・コン、フランキー・チャン。ⒸLinda Hung-Hom

2025年のソロ・コンサートもまた、メンバーそれぞれがMIRRORの枠を離れ、自由な形で自分の志向、個性を徹底的に掘り下げて作り上げたものでした。イーダン・ルイは持ち前のユーモアとチャーミングさで会場を包み込み、アンソン・ローは圧巻のダンスで迫力あるステージを展開。哲学的なテーマを圧倒的な歌唱力で歌い上げたジャー・ラウ、和のテイストとポップカルチャーを架橋したギョン・トウ……。

個性豊かなソロコンの様子。左上から時計回り:ジャー・ラウ、アンソン・ロー、ギョン・トウ、イーダン・ルイ ⒸLinda Hung-Hom

装飾を削ぎ落として、声そのものの力で勝負をみせてくれたのは、自らが愛してやまないスタンダード・ジャズを披露したイアン・チャンと、得意のダンスを封印し、ほぼピアノ伴奏のみでステージに立ったジェレミー・リーです。歌と表現力の豊かさだけで観客を彼らの世界に引き込んでくれました。(ちなみにここで言及しているのは9月に行われた「李駿傑x 趙增熹慈善演唱會」。”Rise In Love”コンサートはチケットが入手叶わず。涙)

まったく異なる色と温度を持った、メンバーの個性がにじみ出た粒ぞろいのソロコン、どれもこれも、早期の円盤化が望まれます。

左)イアン・チャン 右)ジェレミー・リー ⒸLinda Hung-Hom

小隊が新たなジャンルを開拓し、各メンバーが個々の音楽性を深めた2025年。ここでモリモリ積み重ねた経験値は、今後グループとしてのMIRRORにフィードインされ、彼らの新たな輝きになるはず! 2026年のさらなる飛躍は確約されたも同然!

2026年を期待に満ちた年にしてくれて、ありがとう、MIRROR!


紅磡リンダ(ほんはむ りんだ)
20年にわたる英国生活、広告代理店勤務、編集者稼業に終止符を打ち、2019年に香港に移住。
移住とともに人生初めてアイドルに目覚め、Mirror 沼に沈没。沼から鏡(ミラー)越しに見える、新しい香港を発見する毎日を送る。現在、大学院生として香港の歴史(特に映画の歴史)を学んでいるが、そのきっかけがMirrorだったことは、教授には内緒。

Instagram 紅磡リンダ【星版】hunghom_linda_qedan


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