2021/12/09

こんにちは、希望(のぞみ)です。

旅先の地域のことを知るには博物館に行くのが一番、と聞いたことがありますが、わたしは博物館や図書館を見かけると吸い寄せられるように入りたくなります。香港に住んですぐの頃、香港中央図書館が銅鑼湾にあると知り、用事のついでに入ってみました。

その時に「日本語で書かれた書籍は所蔵していない」と司書に言われガックリ(注:日本で出版された本の翻訳本はたくさんあり、日本の新聞も閲覧可能です)。それで図書カードも作るのをやめてしまいました(苦笑)。でも、それ以降も何度も利用しています。言葉が分からなくても、図書カードを持っていなくても楽しめる⁉︎ ということで今回は、わたし視点の香港中央図書館をご紹介します。

香港中央図書館は、2001年5月にオープンしました。12階建ての立派な建物です。所蔵コレクションは230万点。ちなみに、香港には公立図書館が65館あります。

ネット情報によれば、アーチ型の図書館入口は知識の門が常に開いているという意味があるそうです。入口に行くまでの階段には、先人たちのアフォリズムが刻まれています。

これを見て思い出すのは、日本の国立国会図書館が掲げる「真理がわれらを自由にする」という言葉です。図書館に足を運ぶのは、大なり小なり「自由」を求めてのことのように思います。

……と格好つけて述べましたが、今回本を書庫から出してもらおうと検索用PCの前に立ったものの、繁体字用キーボードが使いこなせず。何も検索できません。さっそく不自由です。

仕方なく、著者名と本の題名をメモに書いて司書に渡し、書庫から出してもらいました。それがこちらの本。

「金儲けの神様」と言われ経営界で有名な邱永漢ですが、日本文学界では「香港」(1955年)という小説(私小説)で、外国人初の直木賞を受賞したことで知られている台湾人作家です。今年、この「香港」と「濁水渓」は、日本で中公文庫から新版が出ました。戦後まもない香港や人々の様子を知ることができ、また小説の舞台となった地にわたし自身がいま住んでいるということで、昔読んだ時より感じ入ることが多かったです。
今回、書庫から出してもらった本は、台湾人作家が日本語で発表した「香港」という小説の翻訳本です(ややこしい)。繁体字で書かれていますので、「小説の出だしは一緒だな」くらいしかわたしには分からず、本の装丁などを堪能してから返却したのでした。

図書館2階は、児童図書フロア。人気のプレイルームがあるのですが、予約が必要です。1階にはカフェ「Deli France」と本や文具、香港グッズなどを販売している「中華書局」も併設されています。

カフェはテラス席もあるので、図書館に入館してない方も利用可能です。HK$100以上購入すると次回割引券がもらえました。

数年前、年末に来た時にこのショップで福袋が売っていて、「香港でも福袋あるんだ!」と興味本位で買ってみたことがあります。

何が入ってるのかワクワクして開けてみると、なんと、日本のファッション雑誌のふろく詰め合わせでした……。このショップには日本のファッション雑誌は売ってないと記憶してますがなぜ……。

今年もこの福袋あるのかな、また買ってみようかな(笑)

今回はわたしなりの利用の仕方だけ書いて、図書館機能をご紹介できませんでしたが、各国書籍閲覧室の他にも、新聞室、地図室、言語学習室、AV室、展示室なども充実しています。まだ香港中央図書館に行ったことがない方は、散策がてら覗いてみてください。

 

香港中央図書館
香港銅鑼灣高士威道66號

開館時間
水曜以外の曜日 10時〜21時
水曜 13時〜21時
祝日 10時〜19時
クリスマス、正月などは休館



希望(のぞみ)
神奈川県出身。都内文学館で学芸員として6年勤務。出産後、大連2年、東京2年、香港6年の子育て生活を送る。大連では日本語教師、東京では司書を経験。香港ではライターとして活動中。

Instagram
@nozomi_crochet

 

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