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2026/09/29

『香港のカルチャーシーンに新時代到来!2027年開館の「西九龍パフォーマンス・アート・センター」が香港バレエ団の拠点へ〜両者が開く新たな可能性〜』を前ページに引き続きお伝えしています。


目次

香港初の舞台芸術劇場
「西九龍パフォーマンス・アート・センターWestK PAC」

 創立47年目の念願!香港バレエ団が「我が家」を手に入れる

総合芸術監督セプティム・ウェバー氏に聞く、新劇場とともにひらく未来

世界が注目!こけら落とし公演はブルース・リーを描く大型作『Bruce Lee: Hong Kong Legend』


香港バレエ団は、約50名の国際色豊かなダンサーを抱える世界的バレエ団ですが、意外にもこれまで独自の常設拠点は持っていませんでした。今回の長期レジデンシー契約により、WestKパフォーマンス・アート・センター(WestK PAC)が彼らの正式な拠点(ホーム)となります。プロのダンスカンパニーが香港の主要な劇場と長期レジデンシーを結ぶのは、香港の芸術界にとっても、香港バレエ団のこれからの発展においても画期的なできごとです。今回は今後の香港バレエ団が、どのような環境で新作を生み出し、バレエ団が発展し、ダンサーたちにとっても観客にとっても、どんな機会が与えられるのかを、総合芸術監督のセプティム・ウェバー氏にお伺いしてみました。

ウェバー氏はアメリカから舞台総合監督として着任して10年、これまで数々の素晴らしくパワフルで美しく、挑戦的な作品を輩出し、香港でのバレエの認知度拡大に多大なる貢献をしてきてくれました。

総合芸術監督のセプティム・ウェバー氏

この度はレジデンシーの就任おめでとうございます。本拠地ができるまでの道のりはどんなものだったのでしょうか?

これまでは仮住まいのような形でしたので、とても興奮しています。新施設へ引っ越す時は、ちょうど私の芸術監督として10周年の節目になります。(新劇場着工の話は)実はもう何年も前から進められていたことなんです。私は2017年の7月に(香港バレエ団に)やってきました。2016年の12月、私が香港バレエ団の理事会と、着任するかどうか最初の対話を始めた時に、「あ、そうそう、新しい劇場ができる予定なの。一応2018年の予定なんだけど、ちょっと遅れててね」って(笑)。

実際、彼らが劇場を設計する前、ニーズ調査を行っていた段階から、香港バレエ団は意見を届ける主要な団体のひとつでした。工事中も約6ヶ月ごとに、現場でヘルメットをかぶって見学ツアーに参加して、施設についてフィードバックを出してきました。だから本当に長い時間をかけて作られてきたものなんです。だから公式に決まったものはありませんでしたけど、レジデンシー計画があることは知っていました。新しいパフォーマンス・アート・センターの一員になるというのは、私たちにとって一つの目標だったんです。

WestK PACの劇場の1つ(予想図)
新劇場のどんなことに興奮していますか?

とにかく素晴らしくて、最先端の施設になると思います。私たちは世界トップクラスのカンパニーですし、それに相応しい世界水準の会場を持つべきですからね。新しい空間は一面ガラス張りで、美しい光が差し込むんです。あの空間にいるだけでインスピレーションを受けますし、劇場に来る観客の皆さんも、そのフレッシュな空気感を肌で感じていただけるはずです。

でも、それ以上に重要なのは『アクセス権(公演日数や使用権)』が得られることです。スピーチでも少し触れましたが、香港での公演数を40%も増やすことができるようになるんです。これはとてつもない成長ですよ!ほんの少し増えるわけではなく、40%増ですからね。WestKが私たちに公演日程をしっかり与えてくれるおかげです。

WestK PACの劇場のレジデンシーカンパニーのリハーサルルーム(予想図)

ダンサーにとってもとても良い環境のようですね。

もちろんです!例えば、すごくシンプルな話、約50年のバレエ団の歴史で初めて、ダンサーのための専用の理学療法室(フィジオセラピールーム)ができることになります。自分の身体をしっかりケアできる場所ですね。これは本当に重要なことです。ダンサーたちをサポートし、彼らが芸術を生み出すために必要な物や環境を提供できるようになります。

そして、新施設ではすべてのスタジオが床から天井まで全面ガラス張りで、スタジオが8つもできるんです!  私たちはそのうち3つをフルタイムで使い、残りは必要に応じて時間単位で使う予定です。広々と使えるスペースが手に入りますし、私たちが喉から手が出るほど欲しかった『新しい研修生プログラム(トレイニー・プログラム)』 もスタートできます。香港にはまさにそういう場所、そういうプログラムが切実に必要だったんです。

セプティムさんはすでに10年という任期を迎えますが、今後も香港バレエ団で素晴らしい作品を発表してくれるのでしょうか?

(今後どれくらい香港にいるかは)誰にもわかりませんよ!(笑) ……あ、でもオフレコではなく公表して良い話として、わたしはちょうど新しく5年間の契約にサインしたばかりなんです。だから、当分はここにいますよ!

と、いうことは、しばらくはセプティムさんの香港バージョンのくるみ割り人形を楽しむことができますね。

そうですね!皆さんが嫌にならなければね(笑)。

新シーズンの演目の衣装を着たダンサーたちが記者会見に集合!

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