2024/08/23

悪霊を追い払うとされ、繁栄や幸福をもたらすと信じられていまもなお香港の古き良き伝統を守り続けている中秋節に行われる大坑(タイハン)火龍のパレード。これは香港に住んでいるならぜひ一度は訪れていただきたい香港の風習です。1万本以上の燃える線香に飾られた巨大な火龍が、300人の人々によって大坑の街を練り歩きます。歴史的な建物を再生した学校通りの大坑火龍文化館も文化体験の展示やワークショップも開催しているので覗いてみるもの良いでしょう。無形文化遺産の魅力をぜひ体験してみてください!

大坑火龍文化館のサイトより練り歩く地図を参照いただけます。
https://www.firedragon.org.hk/inherit-the-fire-dragon-culture/

当日は混雑が予想されるため、歩道の規制があることが予想されます。近い場所で見たい人は早めに行かれることをおすすめします。

香港政府観光局による大坑火龍の5つの秘密をご紹介しましょう。

1. 火龍は5台のバスよりも長い!

火龍の長さは67メートルで、二階建てバス5台半と同じです。頭だけで48キロあり、約12,000本の燃える線香で飾られています。その重さのため、300人が協力して運びます。

2. 目入れ儀式で火龍が目覚める

パレードの前に、香港のパワースポットのひとつ、蓮花宮(リンファクン)で目入れの儀式が行われます。この儀式では火龍の目にペイントが施され、龍が目覚めることを象徴しています。

3. パレードだけではない — ダンスのトリックも!

火龍舞では、単にパレードするだけでなく、印象的なダンスのトリックも披露されます。「目覚め」「円を描く」「橋を渡る」「二本柱の上昇」などの動きがあります。これらの動きは素晴らしい写真撮影のチャンスになるので、目を凝らしておきましょう!

4. 珠を持つ人々は後ろ向きに歩く

珠は火龍の進む方向を示す重要な役割を果たします。そのため、珠を持つパフォーマーは龍を見ながら後ろ向きに歩くのだそうです。精密さと協調性が求められます。

 

5. 火龍の線香は祝福として配布される

火龍の線香は観客に配られ、祝福や幸運を象徴しています。運が良くなるお守りとして、ぜひ線香を受け取ってください!

このように、大坑火龍舞は文化的な深みと魅力に満ちた体験です。お見逃しなく!


Hong Kong LEI 過去の「大坑火龍舞」記事もご覧ください。

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