2023/10/29

香港バレエ団が2019年に初演を果たし完売した名作1920年代メロドラマ『華麗なるギャツビー』がこの秋、10月27日から11月５日まで８回の公演で戻ってきました。

ダンスと舞台演出の見どころはもちろん、ジャズ音楽、衣装やセットに至るまで、こだわり抜いた制作チームと出演者で華麗なる舞台を味わうことができるでしょう。

原作はF・スコット・フィッツジェラルドの名作小説「華麗なるギャツビー（グレート・ギャツビー）」。芸術監督には、米国ワシントンDCのワシントンバレエで17年間芸術監督を務め、2017年から香港バレエ団で芸術監督を務めるセプティム・ウェバー。彼がスタイリッシュなダンスと衝撃的でスキャンダラスな演出を担当します。また、世界的にも認められたサックスプレーヤーのビリー・ノヴィックによるノリの良いブルー・シンコペーターズと、受賞歴のあるブルース・シンガー、E・フェイ・バトラーによるセクシーで興奮するジャズ・ミュージックも見逃せません。

ビリー・ノヴィック

E・フェイ・バトラー

芸術監督のウェブレは「1920年代の歴史とニューヨークのエネルギーにずっと興味があったんです。ステップはすべてクラシックのボキャブラリーに基づいていますが、ジャズのリズムや1920年代の社交ダンスを少し取り入れています。コンテンポラリーでジャジーなレンズを通したクラシック・バレエの体験です」と言う。

その他、観劇するときに、ぜひ注目していただきたいのが、『華麗なるギャツビー』では、タンキー・ウォンの華麗なタップダンス、ナレーターのジェームズ・ソル、アカデミー賞受賞デザイナー、ティム・イップ（『クラウチング・タイガー、ヒドゥン・ドラゴン』）の独創的なアール・デコ調のセットと衣装が、ジャズ・エイジのサウンドと高揚したエネルギーを見事に表現しています。イップの衣装は、香港ダンスアワードの優秀衣装デザイン賞を受賞しています。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は「見事なビジュアル、ゴージャスな音楽、豊富なダンス」と評しました。見どころ満載の今作品。ぜひこの機会に鑑賞してみてください。

『華麗なるギャツビー』の公演は、香港カルチャーセンターのグランド・シアターで10月27日～29日、11月４日～５日に行われる。チケットはHK$720、HK$490、HK$220で、VIPチケットはHK$1200。対象年齢は６歳以上。

『華麗なるギャツビー』について

謎めいたジェイ・ギャツビーは自力で大富豪となり、その悪名高き豪奢なパーティーには多くの招待客が出席するが、彼はまだ長い間行方不明だった恋人に憧れを抱いている。隣人のニック・キャラウェイは大学を卒業したばかりで、裕福ないとこのデイジー・ブキャナンの近くにニューヨークの家を借りている。ニックは、ギャツビーとデイジーが５年前に愛し合っていたことを知るが、「金持ちの女は貧乏な男とは結婚しない」し、デイジーはギャツビーが兵士として出征した後、裕福なトム・ブキャナンと結婚していた。ギャツビーはニックにデイジーとのアフタヌーンティーの約束を取り付けるよう頼む。デイジーとギャツビーは気持ちを再燃させ、秘密の情事を始める。嫉妬と悲劇の渦に皆が巻き込まれ、社会的価値の崩壊、贅沢と快楽の追求により理想主義的な夢が破壊され、人生が永遠に変わってしまう。

HK Ballet
チケット購入はこちらから
https://www.hkballet.com/en/

27.10.2023 (Fri) 7:30pm
28-29.10.2023 (Sat & Sun) 2:30pm & 7:30pm
4.11.2023 (Sat) 2:30pm & 7:30pm
5.11.2023 (Sun) 2:30pm

Grand Theatre, Hong Kong Cultural Centre
HK$1,200 (limited VIP tickets), HK$720, HK$490,HK$220
Suitable for ages 6 and above